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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2020-07-02 | 芦原すなお

 

キターーー感染者100人超え

 

芦原すなお
『わが身世にふる、じじわかし』★★★

 

シリーズ第三弾
すっかりハマってしまった。
平和でパターン化されたサザエさん状態
主人公と河田警部との会話が心地よく。
そろそろ奥様の突っ込みが入るかなってところで静かな一言
ふとそこで自分を当てはめてみたけど、そうはゆかないなと。
おだやか~にゆきたいのは山々で す が(口うるさし・・)

初出が2005年にしては時代設定が旧いような・・
今更って突っ込みだけど、何ヶ所か目につく場面が。

 

さてこのシリーズはここで終了らしい。残念
リクエスト!!

 


出版元の創元推理文庫が気になる。
小川町にあるみたい。

http://www.tsogen.co.jp/np/index.html

今平行読書している鮎川哲也
なんと「鮎川哲也賞」なるものまである!
ホント推理小説についてド素人(汗;)

 

 



このシリーズ気になる。安楽椅子探偵にハマる。


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2020-07-01 | 芦原すなお

 

芦原すなお
『嫁洗い池』★★★+

 

ほっこりに+
何て平和なんだーーー!
心に傷を負いたくない人はどうぞ(笑)

こちらは前作『ミミズクとオリーブ』の続編
参照 https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/e49d38db9d13ce501d5d5e6e4c260d79

 


---

 

「ああ、そうかね。だけど、お前、赤坂警察署じゃなかったの?」
「この四月から武蔵野署になったの。葉書出したろ」
「そういえば、しかしたらい回しだね。どんな組織でも持て余し者がいるからなあ」
「人聞きの悪いこと言うな。ひっぱりだこと言ってくれ」

 

---

 

「お前は武蔵野署だったろう?」
「九月一日から本庁の捜査一課に戻ったの」
「桜田門かい」
「そうだよ」
「問題警官は本庁においてしっかり監督してないとだめだと上層部が判断したんだな」
「馬鹿言うな。手腕を買われているんだ。おれは。とにかく、それで田園調布署との合同捜査に指名されてでばっていったということだな」
「でしゃばりだからね、お前は」
「でしゃばりじゃない。でばっていったと言ったの。とにかく、それで捜査に加わったけど、犯人は事件の当日に逮捕しました」
「あっけないね」

 

---

 

「目白?お前、たしか本庁の捜査一課に戻ったって言ってなかったか?」
「暮れの臨時異動で目黒署勤務になったの」
「また何かしくじったね」
「そうじゃない。目白署の幹部に引き抜かれたんだ」
「外部の者にはなんとでも言えるわな」

 

---

 

「池上署?どこにあるんだ、その池上署とは?」
「そりゃ、大田区の池上に決まってる」
「お前、たしかこの前は――」
「目白署だったよ。この春の異動で池上署勤務になったの」
「また左遷されたね」
「馬鹿言うな。能力を評価されて引き抜かれたんだ。警察内部のヘッド・ハンティングだね」
「でかヘッド・ハンティングだね」

 

---

 

「おとといの午後五時ごろに、ぼくのいる大崎署から電話がかかってきまして、
すぐきてくれというんです」
「ははあ、おとといこい、というやつだね。だけど、なんで大崎署?」
「お前、たしか碑文谷署だったんじゃないか?」
「それはずっと前のことだろう。この七月に池上署から異動になったんだ。葉書出したろう。ちゃんと読んでないのか」
「忙しいからね。それに、みなに嫌がられてしょっちゅう異動してるやつのことなんかいちいち覚えてられますか。どうせまたどこかに飛ばされるんだろう」
「はっきり決まったら知らせるよ。そのためにも、今度の事件はきっちり解決しておきたいんだ。立つ鳥跡を濁さず、だね」

「お前が鳥なら、どんな鳥だ。絶滅したというドードー鳥か」

 

---

この掛け合いが何とも言えず定番です。

次作へ続きます あぁほっこり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



見慣れた外反母趾。。

コロナ太りなんて関係ないもーん と言ってられなくなった(プチ断食中)
今夜も走る ひたすら走る。


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2020-05-18 | 芦原すなお

 

芦原すなお
『ミミズクとオリーブ』★★★

 


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八王子の郊外に住む作家のぼくのもとへ、大学時代の友人が相談にやってきた。
謎めいた文言の並ぶ書き置きを遺して、奥さんが家出したという。
自慢の手料理を給仕しながら友人の話を聞いていたぼくの妻は、たちまち奥さんの所在を突き止めてしまった。
さらに、高校時代の友人で刑事をしている男の自慢話を聞いている内に、女社長殺しの捜査のミスを見つけたばかりか、事件の真相をも言い当ててしまう・・・
ひょっとしてぼくの妻は、料理の腕前ばかりでなく、推理能力にも長けているのだろうか!?

《安楽椅子探偵》の歴史に新しい一ページを切り拓いたシリーズ第一弾!

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期待通りのふんわり平和な事件簿
そうそうこれぞ芦原さんっぽい(前作は求めているものじゃなかった)
安楽椅子探偵・・ちょっと興味あるかも。

 

 

 

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寿留女(するめと読)

この世においては、悲劇的なことがそのまま悲劇的に受け取られるとは限らない。
とすれば、それはいっそう悲劇的ではないかという気がする。

 

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ちなみに寿留女とは?
するめの干物
長期保存できることから「食べ物に困らないように」との意味
また噛めば噛むほど味が出るので「幾久しくご縁が続きますように」の意味も含
日本では縁起物とされ結納品などにも用いられ寿留女と表記される。
俗語としてアタリメとも言う。

 

主人公は痛風持ちなのに、ビールを飲んでいる。
そこに違和感
そういう心配性的口うるささに母の面影を感じる。

こちらシリーズ物 次作へと続く♪

 

 

 

 

 

 

 



柴崎友香気になる~
確かお友達がファンだった気がする。
早く図書館再開しないかしら。

交換読書は続く。

 

 

 



ちょっぴり毒々しい・・


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2020-05-09 | 芦原すなお



芦原すなお
『雪のマズルカ』★★

あのやんわりとした讃岐弁から一転
『ハート・オブ・スティール』を改題したハードボイルド・ミステリー


私的なハードボイルドは北方謙三さまさまですが。
https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/80219169dc49490628898ecc1b1ad353



女性版クールな探偵ときたけど、前作のイメージ強で・・
そうそのおっとり探偵ふーちゃんこと山浦歩が本作にも登場!
アドバイザーと言うよりは癒しな時間?(笑)
こういうところにも好みは表れる。
自分に似通っている主人公には惹かれない。

端的で展開が早過ぎて、あらすじを読んでいるかのよう。
そこのところ短編って難しい。
色々な作家さんを読んできて、波がある作家さんもいるし、
安定感抜群な作家さんもいるけど、芦原さんはまんまがよいと思う。
その四国パワーを継続してほしい。

傷ついたヒロイン
しかし結構えぐるね芦原さん(笑)
夫の死因 もし私だったら立ち直れない・・
ましてや探偵稼業なんて継がない。継げない。


次作は『ミミズクとオリーブ』
すっかり芦原さんのファン?
(過去の宇江佐さんには負けるね)



ちょうどコロナ真っ只中(現在もそう?)
やはり自然と癒しを求めているのかしら。













逢えないと逢いたくなる。
父からテレビ電話がかかってきた。
早く田舎に帰りたい。

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2020-04-28 | 芦原すなお

 

芦原すなお
『青春デンデケデケデケ』★★

 

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1965年の春休み、ラジオから流れるベンチャーズのギターがぼくを変えた。

“やーっぱりロックでなけらいかん”―。

四国の田舎町の高校生たちがくりひろげる抱腹絶倒、元気印の、ロックと友情と恋の物語

青春バンド小説決定版

 

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引き続き讃岐弁・・
しかし時代背景が私的には合わず、理解に苦しむ。
これがピンポイントだったらなつかしさに感嘆するのだろうが・・

この小説のよいところはみんなハッピーだってこと。
そうよ!落ちた時代にこういう物語が必要


こちら受賞作として素晴らしい!!
第105回(平成3年度上半期) 直木賞受賞
第27回(1990年) 文藝賞受賞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



上司からマスクをもらった。
このご時世にやさしくない!?
買いだめ買い占めしている人ばかりじゃない。
ありがとうございました^^


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2020-04-22 | 芦原すなお

 

芦原すなお
『月夜の晩に火事がいて』★★★★

 

続々交換読書
表紙を見てお江戸物語かと思ったけど、内容は現代

火事がいる!?→「火事になって」との意

 

主人公の方言がなんか聞きなれた感
この作家さんは香川県出身
讃岐弁(らしい)がまた何とも言えない癒し~
汚い方言で育ったわたしにとっては、こういう柔らか方言がうらやましく。
そこに味を添えているのがイミコさん!
彼女の会話は必読です(笑)

 

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わらべ歌の歌詞どおりに、木兵衛屋敷が火事になり、屋敷の当主は顔を潰され死んでいた!
被害者の許には事前に事件を予告するかの如く、この唄の歌詞が届けられていた。
捜査に当たるのは、東京に出て私立探偵事務所を開いているぼく、山浦歩
旧友からの依頼を受けて久し振りの故郷、善音寺に帰ってきたぼくを待ち受けていたように事件が相次いで起こり、
おかげでぼくはすっかり容疑者扱いだ。

『ミミズクとオリーブ』『嫁洗い池』の主婦探偵シリーズでお馴染みの著者、初の本格長編推理

 

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創元社文庫っていうのがよいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

















豪雨の爪痕。。

 

このご時世みんなストレスを抱えてる。
そこに色々な思いが重なり、お互い抑えきれない主張をぶつけ合う。

「オンナってこわい;」

相手の立場に立って考えよう
そんな余裕もないなんてね。

 

カッとしたらまず深呼吸

そういうわたしはどうかな?


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