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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2024-11-16 | 作家別諸々(か行)

 



くわがきあゆ
レモンと殺人鬼』★★


表紙と「このミス」から気になった一冊
雪下まゆの絵は結構見かけるインパクト
今回の北海道旅行の移動時の飛行機や、空港等で読む読む


元々の題名が『レモンと手』🍋✋・・鶏は?🐓
この題名合っていないのでは?主人公とレモン


--------(抜粋)


第21回 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作!

「どんでん返しが大好きな私にとって最高の作品でした!
最初から最後まで、物語にどんどんと引き込まれていき、そしてある一文で鳥肌が立ちました。
狂気に満ちた人間たちに翻弄されて、読み終わったあとは放心状態になります。
沢山伏線がはってあるので、何度も読み返したくなる作品です!」――齋藤なぎさ(女優・声優)

「二転三転四転五転の展開にねじ伏せられました」――瀧井朝世(ライター)



十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹
しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。
被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、
妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。


--------

この手の大どんでんどんでんに慣れてしまった感
「四転五転」
先に知ったからか、犯人に見えそうな人物は最初から端折って見てしまう。
悪そうに見える人物が、まんまの悪だと捻りがないし。
そのあたりどう捉えるかにはよるけど、意外な人物が黒幕なパータンが定番
確かに単純明快過ぎる展開に飽きてしまっているけど、王道スタイルもよいのかなと思ったり。
ラストはちょっとした驚き!?意外な人物の登場で、練りに練られた感は伝わってきた。
そのあたり既に作家デビュウしているだけあって、飽きさせない。

妹の「妃奈」(ひな)を(きな)と読んでしまう。。(お友達の名前の影響)

雪下まゆの表紙イメージからのギャップが強く「暗い」
レモンが描かれているから主人公ではなく妹の顔なのか?



伏線箇所の意味が分かっても、何だか気持ちが暗くなるそんな一冊
誰にも寄り添えない物語
無理くりな展開と言うより「こういうヘンな志向を持つヤツは存在するんだろうな」
自分目線が崩壊している多様性な時代








先日、村上春樹の『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』読了
その世界観がやはり好きで、引き続き春樹作品を読もうかなと。
会社帰りに本屋さんへ寄るも・・江國香織をGET

 

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江國香織『なかなか暮れない夏の夕暮れ』★★★★その作家さんによって色があると思う。昔から愛読している作家さんだとこの人はこんな文を書かないとか。利き酒じゃないけど、...

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2024-10-08 | 作家別諸々(か行)





窪美澄
『夜に星を放つ』★★★★+


図書館の予約本
いつ予約したのか記憶になかった。

第167回直木賞受賞作(読後に知りました)

・真夜中のアボカド +

・銀紙色のアンタレス

・真珠星スピカ 私的に好きな作品

・湿りの海

・星の随に(まにまにと読)

上記5編収録の短編集

初作家さんの出逢いはいつも楽しみで、期待と失望が入り混じる。
まず作家さんの情報を見てからスタート
大体は作品群に聞いたことがある作品があるか、
何かしらの賞を受賞しているか、そのあたりが気になるところ。

窪美澄 - Wikipedia

この窪美澄さん全く持って知らない作家さんだった。

それが、最初の一編を読んだら「作風が好きかも」と思った。
クセがなく読みやすい。
どちらかと言うの内に籠った主人公たち
電車の中でホロリとさせられた。

短絡的に簡単にハッピーエンドにならない現実を描いていたのもよかった。


他の作品も読んでみたい。
そんな作家さんに出逢えた収獲ある図書館本でした。
おすすめです。
 
 






 

 




流れ星に願いを☆彡 - ◆BookBookBook◆
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先日の飛騨高山の旅2日目は乗鞍岳登山口がある畳平に宿泊遙か遠くにある台風の影響なのか、夏の不安定な天気の影響なのか、夕方時には靄が覆い視界ゼロで、夕陽を見ることは...

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2022-10-31 | 作家別諸々(か行)

 

鴨崎暖炉
『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』★★

 

第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作
略して『このミス』 かるっ!なんのこっちゃ(笑)

『このミステリーがすごい!』大賞

 

密室⻩⾦時代の殺⼈ 雪の館と六つのトリック|文庫グランプリ|宝島社

密室⻩⾦時代の殺⼈ 雪の館と六つのトリック|文庫グランプリ|宝島社

密室⻩⾦時代の殺⼈ 雪の館と六つのトリック|文庫グランプリ|宝島社

2022年 第20回『このミステリーがすごい!』大賞 文庫グランプリ受賞作!鴨崎 暖炉『密室⻩⾦時代の殺⼈ 雪の館と六つのトリック』2022年2月4日(金)全国書店にて発売予定...

宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル


ライトノベルな読みやすさ そして軽さ、軽快さと言えばよいのか。
違った意味で架空の世界観はSFっぽい(名前の付け方とかね)
ぽんぽん弾むリアルな2022年の会話
「秒で読めます」状態です。

エンターテインメント小説(どこかでも言ったね)

宝島社・・イメージはムック本
推理小説!?よく見ると見たことのない装丁の文庫本でした。

 

 

 

密室事件の模倣犯登場

クローズドサークル 今も昔も鉄板ですな。

 

殺人現場にあったトランプを撮影しアプリで検索をかけるくだり・・ 違和感1

 

鉄板は続き、雪白館は外界と隔絶され陸の孤島となる。
こういうパターンを何度も何度も読んでいるけど、やはりどきわく感は湧く。

 

違和感2 他のお客様の予約受付可という条件の元、一週間全室貸し切り予約を受け入れるっておかしい。

 

昔読んだ小川糸のとんとん話を思い出した。
作者の思う通りに全てが進み苦労知らずの違和感だらけってね。

 

---

 

人間の体は怪我をすると、自然とその傷口が閉じるようにできている。血を止め、傷を修復するためだ。これを生活反応という。
でも死んだ人間からは、その生活反応は失われる。

 

---

 

「完全な密室——、そんなわけがないでしょう。」

 

---

密室の謎を解いた彼女が最初の密室殺人事件の被疑者だった。

そして回想1へ。
この日本最初の密室殺人って言うのにも違和感3

 

第一の殺人、第二の殺人、第三の殺人 全て密室で睡魔( ゚Д゚)ネムヒー(出た!)
ついつい会社のコにチャットしてみたり。
「題名が『密室黄金時代』だもん(笑)」その通りです。

 

小休憩で巻末の〈解説〉を読み、筆者のプロフィールを把握

鴨崎暖炉のペンネームの由来
「暖炉の前で安楽椅子に座りながら、毎日、本を読む人生を送るのが夢」とのこと。
よいわね~🔥メラメラ

 

さて続々違和感4(ここからネタバレ入)
第二、第三の事件でベッドの下から銃を撃つことだけど、寝相が悪かったら当たらなくない?

 

---

 

「だって、そうでしょう?クローズドサークルで犯人が自殺した場合、その人物は犯人じゃなくて真犯人は別にいる。推理小説だと、大半がそういうパターンでしょう?」
確かに、と僕は思う。

 

---

 

『究極の密室トリック』

 

【ノックスの十戒】 推理小説を読む人には分かる分かっていないとね。

ノックスの十戒

 

ノックスの十戒

ノックスの十戒とは、本格推理小説を制作する上で守ることを推奨された十のルール。

ピクシブ百科事典

 

 

密室代行業者やら「『密室使い』」やら・・(^▽^;)魔法使いか?

 

---

 

「そう、ネットで。アマゾンで『液体窒素』『容器』で検索したら出てきたの。アマゾンってこんなものまで売ってるんだって、感心した覚えがあるわ」

 

---

 

【モーセの十戒】

ノックスでもありモーセでもある。

 

第5章からが本番!?

ってか密室だらけで( ゚Д゚)ネムヒー(再び)

 

---

 

「てか、マジでわかんないんだよな」
「密室の強度が高すぎる」

 

---

 

 

ラスト残ったのは梨々亜を除く五人
フェルリン、石川、迷路坂、蜜村、夜月 そして葛白

・・・一体誰?(勝手に迷路坂かと思っているわたし)

 

---

 

密室トリックは魔法じゃない―—

 

---

 

 

 

刊行にあたり、第20回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ
受賞作品「館と密室」を改題のうえ、加筆修正しました。

 

 

以上

世間で評判の本も一応読んでおこう~そんなノリでした。

でも心の片隅には周五郎さん💗
ついてゆきますわ。

 

 

 



成田から広島行


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K

2022-07-20 | 作家別諸々(か行)

 

倉知淳
『星降り山荘の殺人』★★★

 

「誰も死なない物語が読みたい」と言っていたけど、
平和な本を数冊読んでミステリーへ逆戻り(笑)
会社のコから借りたままだったので・・借りパクはいけません。

しかし季節感が逆で雪がちらつく描写に涼しげな風
現実は戻り梅雨。。

 

--------(抜粋)

 

雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。
交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。
果たして犯人は誰なのか!?
あくまでもフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理

 

--------


笑えるぐらい王道なミステリー
外部から遮断された別荘で起こる殺人事件
それもそれも舞台は昭和なもので、ケータイなんて存在しない。
完全孤立がまたおもしろい。
今じゃLINE電話で繋がっちゃうわ!それじゃつまらない。
誰も助けに来ない恐怖 楽しい時代物です(^∇^)/



こちら少し前に読んだ『過行く風はみどり色』の作家さんです。

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倉知淳『過ぎ行く風はみどり色』★★★【新装版】猫丸先輩第二弾!!春樹図書館の帰り道珈琲と大好きなチョコレートケーキを食べつつ、穴場な星乃珈琲で読む(と言っても2時間...

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主人公の名前が杉下・・
どうしても杉下さんの顔か浮かんでしまう(苦笑)

 




最近短編集ばかり読んでいるからか、会話が長々と感じられ、
第二の殺人まで随分引っ張るなぁとそんな思いで読み進めやっと殺人!
しかし材料が少なくて犯人推理は難しく・・うむむ

語り口がお友達と会話している文語体がよき。
おじさんをおっさんとか言ったりしてね。

 

---

 

「君の気持ちは判る。皆さん同じだ。もちろん僕もだよ、犯人に対して怒りは禁じ得ない。でも、怒りは進歩を生まない、判るね」

 

---

 

主人公と共に吹雪の中を歩き、誰が犯人なのか考える。
しかし情報が少な過ぎる(ー_ー )
私なら救助を呼びに行くより、じっと待っているとは思うけど。

 

 

 

一味も二味も どんでんどんでん

伏線の謎が解き明かされないまま・・過去は伏線ですらなかった?


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K

2022-05-23 | 作家別諸々(か行)

 

倉知淳
『過ぎ行く風はみどり色』★★★


【新装版】
猫丸先輩第二弾!!

春樹図書館の帰り道 
珈琲と大好きなチョコレートケーキを食べつつ、
穴場な星乃珈琲で読む(と言っても2時間ぐらいね)

しかし素敵な題名だと思いません?
5月の風を上手く表現しているなと思う。
吹き抜けてゆく風 奥多摩の緑薫る風景が浮かぶ。
梅雨に入る前のこの季節を楽しもう。

 

--------(抜粋)

 

神様お願いです、私の想いがあの人に届きますように―
密室、降霊会、幽霊による毒殺。方城家を襲う連続不可能殺人の謎
名探偵猫丸先輩、最大の事件

邪険な扱いしかしなかった亡き妻に謝罪したい――
一代で財を成した傑物、方城兵馬の願いを叶えるため、長男の直嗣が連れてきたのはなんと霊媒師。自宅で降霊会を開いて霊魂を呼び寄せようというのだ。霊媒のインチキを暴こうとする超常現象の研究者までもが乱入し騒然とする中、兵馬が密室状態の離れで撲殺される。霊媒は方城家に悪霊が立ち籠めていると主張、かくて調伏のための降霊会が開かれるが、その席上で第二の惨劇が起きた。
名探偵猫丸先輩がすべての謎を解き明かす、本格推理小説の雄編

 

--------

 

まず半分まで読んでみて第一の殺人を推理してみる。
そう最近は自ら推理(とまでは言えないけど)アマタを使ってみたりする(笑)
しかし・・分からず。

 

第二の殺人が起こるのはあらすじで知っているので(そのネタバレやめてほしい)
引き続き事件が起こるのを待つ。

中盤後半でやっと「毒殺」キター!
何となく予想はついていた展開ではある。

 

推理力は冴えず、貸してくれたコに探りをいれてみたり(^▽^;)

消去法でゆくも行き詰まる。

 

 

 

アッ!まさかの・・展開でした。

 

にゃ~ん(=^・^=)


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K

2022-05-05 | 作家別諸々(か行)

 

倉知淳
『日曜の夜は出たくない』★★★★


表紙がかわいい創元推理文庫
こちら初作家さん(存在すら知らなんだ)
会社のコから「おもしろいよ」と貸してもらった。
GW7連休で唯一読んだ本(読む時間があったけど、なかった(^▽^;))
日曜の夜に読み始めて「出たくない」気持ちは分かった。

完全に読書備忘録停止中///

 

--------(抜粋)

 

謎解きのおもしろさ。名探偵のおもしろさ。あちらでは船頭、こちらでは役者
神出鬼没の名探偵・猫丸先輩、初登場
最後には驚愕が待ち受けています。
倉知淳の本格的デビュー作


「だいたいお前さん達は想像力ってもんが足りなさすぎるよ、新聞や雑誌にひょいひょい乗せられて、やれ空飛ぶ人だ空中散歩者だってはしゃいでるんだから――もう少し頭使って自分の考えで物を云いなさいよ」そう言い放ったこの、仔猫みたいなまん丸い目をした童顔の小男こそ、名探偵猫丸先輩その人である。
コミカルな筆致と切れ味鋭いロジックで読者を魅了し続ける本格推理作家、倉知淳の第一作品集
デビュー25周年を祝し新版刊行開始!

 

--------

主人公!?この方なしじゃ語れない猫丸先輩
もう絶妙なタイミングで登場するのがよき。あなたの後ろにも猫丸先輩が!?(笑)



ラストの小野不由美の解説も味がある。

一点、、ラストのメッセージと蛇足 いらないかなぁ
私的には「クドイ!」と唸ってしまった。
作者の自己満で済ませておけばよいかなと思った次第です。

続編読みたいです!

 

 

 

 

 

 

 

 



毎度のBarのカウンター「課題本です」
この本も薦められていて読まないと読まないととは思っている。

 

http://project-itoh.com/


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K

2022-02-01 | 作家別諸々(か行)

 



神永学
『確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム』★★★

 

知人から借りっぱなしの本
かる~く楽しめるエンタメ推理小説です(^▽^)/

まず着眼点がおもしろい。

---

「何が言いたい?」
「数字に頼り過ぎると、大事なものを見落とす」
「感情に走れば、本質を見失う」
「では、訊くが、お前は事件の本質を見ていたのか?」
「どういう意味で?」
「得意の数字で、考えるといい」


---

 

 



『メンタリスト』のジェーンじゃないけど(カレはコンサルタント)
何度観たかしれない。好きだったなぁ


捜査に関わる表題の御子柴岳人は数学者である。
その一風変わった目線から繰り広げられる推理 取り調べから事件を解決!

確率

しかしこの方チュッパチャップスなめ過ぎ(^▽^;)虫歯になるよ。
目につく・・言葉につく?

 

軽そうでいて、重い話題も出るんだけど、そこをサラッと流されて、
重きを置かない程度の重さになってしまっている。
現実もそうかもしれないなって思った。

死に対する感覚
本人次第で軽くも重くもなるし、言わずと知らないこともある。
受け止め方も然り。

 

 

 



あと『クリミナルマインド』なプロファイリング(容疑者あるある)
最初の方はかかさず観てたドラマ

統計学から割り出せ!

 

---

 

「この選択で、あんたの未来が変わる。さあ、どっちだ?」

 

---

 

ドラマにしたらおもしろいかも?
伊坂系かな。

数学者 VS 刑事
(もちろん数学者はイケメンでね)

 

『メンタリスト』『クリミナルマインド』を思い出すような内容だった。
D-Life覚えてる?   ギブス!

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら山猫の作家さんです。にゃおん

OGPイメージ

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神永学『怪盗探偵山猫』★★★★交換読書で後回しになっていた本山猫がよい味を出していて小気味よくさくっと楽しめた。嫌味がないキャラクターを上手...

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K

2020-04-17 | 作家別諸々(か行)

 

小泉喜美子
『弁護側の証人』★★

 

まず筆者がどういう方なのか紹介欄を読むと、
「1934年生まれ」この作品は1978年刊行・・結構古い
で、最後に「1985年に事故死」と結ばれている。
(後に知ったのは新宿の飲み屋の階段から転落死)

作家の道尾秀介さんにとっての「隠れ家」とも言える作品
でもわたしこの方の作品も読んだことがない。。

 

綺麗な文体で綴るサスペンス

どうしても主人公が売れっ子ストリッパーと思えなく、違和感
偏見なのかイメージなのか。

色々な場面で昭和が浮き彫りになっている。
特に登場人物の名前が渋い!
漣子(なみこ)とふりがななしでは読めなかった。

 

こういった隠れたよき作品に出逢えてよかった。

 

 

 

 

 

 

 


さて明日は悪天候とのことで、おこもり長編読書ですな。
会社帰りにケーキを買って帰ろう。

 

最後の一個偶然GET!

人とのつながり。大阪のコの気遣いが胸に染みる。


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K

2020-04-10 | 作家別諸々(か行)

 

川上弘美
『古道具 中野商店』★★★★

 

ニシキノと一緒に借りた本
じんわりと何とも形容しがたいよさが伝わる本
地味なんだけど、何ていうの?ちょっとした描写が胸に響く。

いるいるこういう人!

そうそうそう思うよね。

誰もが持つ秘め事もさらっと日常の中に描ききるところが上手い。
セックスもそう。そんなもんだよねって。

恋愛ってホント何歳になっても気持ちが上下左右、右往左往する。
人間って正直だなって。
(杏里の歌詞で「若さは少し残酷よ 許すことも知らずに」FB)


舞台は東京近郊 中央線沿いだねこれは(笑)
(最後にチラッと西荻と出てきたからビンゴ!?)
先日「西荻が恋しい」とメールしたわたし。
毎週のように通っていたバーのマスターの顔をいつ度となく思い出す。
(せっかく飲みたいお酒を仕入れてもらうところまで来たのに)


こちらは通勤読書でゆるゆる。
最後の章だけ自宅で完結
その最後はだらだらゆかず場面設定が変わっていた。

 

めりとはり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



さてコロナニュース!
はいはい未だに都心に通勤中・・

「まだ通勤しているの?」耳にタコ


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K

2020-03-24 | 作家別諸々(か行)

 

川上弘美
『ニシノユキヒコの恋と冒険』★★

 

「『センセイの鞄』シビレました!」と伝えたら、
会社の人が貸してくれた本(もう一冊『古道具 中野商店』も)
なぜかニシノが「ニシキノ」古道具が「古本屋」と勝手に変換していた(笑)

 

さて題名の通りニシノユキヒコと交情あった10人の女性達が想いを語る物語
ちょっと期待してしまうのは仕方ないよね。
なんせシビレてしまったんですから(笑)

しかし最初の「パフェー」を読んだときに、これはちがうぞと。
で、「草の中で」でこれは不思議ちゃんワールドだと割り切り。
「おやすみ」からは読み飛ばしノンストップ

三連休の最終日 陽の当たるリビングのソファ 幸せな時

ちょっとおかしみのある場面もあり、唸らせる箇所もあるけど、
どーしても女性陣の腰の引けてる感が私的には目についてしまい、乗り切れず。
淡々としたセックスみたいな恋愛 そんな静けささえ漂う。
この小説の方が現実っぽいのかな?

 

 

しかしこの川上さん若い!写真を見ると同世代とも、いや20代にも見える。

さて『古道具』へと続きます。わくわく。

 

 

 

 

 

 

 

 



コロナコロナコロナ
お花屋さん花束が安い。

すっかり春ですね。

 

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=EK8q9wcgk7Y


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