写真からじゃ伝わらない暴風稜線歩きです。
避難小屋で強風を避けてしばし休憩
またもや大学生男子は先行するとのことでお別れ。
さっきまでの快晴具合が、十勝岳方面は雲がかり
暴風で、もしかしたら瞬で晴れるかもしれない。
そんな期待もあり、いざ出発
暴風がなければ先端まで行きたいところ。遠慮(^▽^;)
白銀の広場
暴風じゃなかったらゆっくり景色を眺めたいポイント
高度が上がる影響か風がどんどん強くなる。
尾根歩きしていて風に振られる恐怖は初だった。
服装を考えるきっかけにもなった。
自然の驚異 人間なんてほんとちっぽけ。
後日よい経験をしたなと思えることを願い、とにかく前に進むのみ。
10:04
避難小屋を出発して約30分
十勝岳が目前 そこで足が前に進まなくなった。
息も上がり飛ばし過ぎたよう。単独行あるある。
結構離れていた後ろの男性がどんどん近づき抜いてゆく。
調整が上手く出来ていない。。反省
ゴロゴロの黒い石の道をゆっくりゆっくり登る。
なんとか頂上!
十勝岳(2,077M)
大学生男子は一歩遅かった・・下山する後姿が見えた
ばいばーいと声をかけるも、暴風でかき消される…
ボボボボボボボ(と聞こえる)
強風暴風の頂上でゆっくりすることもなく、Uターン
疲れていて後々思い出したけど、頂上にはたくさんの虫がいた!
道標やら石やらに張りついていた緑っぽい大量の虫は何だったのだろう?
うわ!と思ったのみ。
普通だったら「ぎゃー!」って言ったリアクションだったと思う。
人間疲れていると神経も麻痺する。
そんなこんなで暴風過ぎる十勝岳でした。
大雪山国立公園内でもあり、活火山でもある十勝岳
広がる壮大な景色にこの数時間で麻痺しちゃったのか・・
そんな感動よりも、早く下山しなくちゃって気持ちだった。
ゲンキンね。
再び避難小屋に立ち寄り、サンドイッチを飲むこむ。。
そう水切れです。。
本当、この状況はいけないです。
北海道の夏とは言え、やはり予備のお水は必須です。
避難小屋からの急登を登る気力がなく、
大学生男子に教えてもらった緩やかな巻き道から戻ることに。
この情報は大きかった!
誰もいない静かなお花畑ロード
これって✿チングルマ✿!?
再びのホロカメットク
この分岐から十勝岳温泉へ降りるルート
頂上で休憩している人達が結構いて、どこが下りが数分迷う。。
ヤマレコさまさまです。
GPSがない時代だったらどうなっていたことやら。
順調に下ってゆきます。
振り返ると上空では暴風の影響で雲の流れが早い。
下界に降りて行く内に雲が切れ、晴れ間が出てきた。
余裕も出てきて音楽を流しながらの単独行定番♬
次第に風も弱くなり、強風のストレスがなくなった。
一気に気温上昇・・しまった!喉の渇きを感じ始めてきた。
その上、巻いて降りたのもあり、外反母趾に痛みが出始めた。
嘘のように風がやむ・・
渇きと痛み
そんな中をひたすら下った一時間
距離的にそんなことはないけど長く感じた。
林道に出るも、お昼過ぎの太陽は上から容赦なく照り付け、
体力を奪う。
日陰なんてなく、よろよろになりながらひたすら下る。
13:15
何とか無事下山 あの雲の中にいたのよね。
はー・・何とも富んだ十勝岳縦走でした。
お疲れさまでした。いやホント。。
こうやって記録に残したいハードな山行でした。
再度訪れたいそんな十勝連峰縦走路でした。
お次は、お天気に左右されない山行がしたいな。
北海道在住だったら通いたい山です!