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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2022-03-11 | 町田康

 

町田康
『湖畔の愛』★★★


図書館にて見つけた本

カバー装画はワタナベケンイチ

相変わらずぶっ飛んでるなぁ~(笑)
くふふふふふ
マスクがあってよかったわ。

 

--------(抜粋)

 

龍神が棲むという湖のほとりには、今日も一面、霧が立ちこめて。創業100年を迎えた老舗ホテルの雇われ支配人の新町、フロントの美女あっちゃん、雑用係スカ爺のもとにやってくるのは――。自分もなく他人もなく、生も死もなく、ただ笑いだけがそこにあった。
響きわたる話芸に笑い死に寸前! 
天変地異を呼びおこす笑劇恋愛小説

 

--------

 

目次

・湖畔

・雨女

・湖畔の愛

 

 

最強な雨女登場!!

そして締めくくりは苦笑があります(^▽^;)はは・・

 

 

 



恋愛小説なの?(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東日本大震災から11年

地元が福島ですから、毎年毎年この日を迎えると思うことは多々あります。
その当時を思い出すと胸がどきどきして、
原発が爆発した時の悲痛な母の声とその電話を取った時の風景は忘れることが出来ない。
「本当なの!?」現実が迫ってきて泣きそうになった。
そんな記憶が浮かび、ため息しか出ません。

津波被害と原発事故


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---JMMより抜粋---“Radiationexposurerisks”ofdrivingdownJapanNationalRoute6(...

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2016-10-09 | 町田康



町田康
『人生パンク道場』★★★

町田康に人生相談
内容を読まなくてもそれだけでおもしろそう(笑)

最初の相談1を読んで大爆笑
やるなぁ

らしい。うん。



「町田康、かく答える」



---



恋愛は不在の不安に妙味があり、結婚は常在の安心に意義がある、

マイナスがないとプラスも存在できないのです。



自分から遠いものに対して人間は驚くほど冷淡なのです。

去る者は日々に疎し。



遊びとして完結する遊びは存在しない、



簡単に殺しては駄目です。



自分がなにかをする。そのことによって世界の一部が変わる。人間はこれが嬉しくていろんなことをするのです。



なにをするにもカネカネカネ。



私たちはいろんなことを忘れてしまいます。

人間を忘れっぽく作ってくれたことこそ神の慈悲



---




























ユダヤ教徒の恋愛事情がスゴイ!
よくも悪くもなんて日本は自由なんだ!



この一年がんばるって決めた。
不思議・・・気持ち的に楽になった。
散財とは言わないけどスッとするのはどうしてだろう?

流れていた音楽に縁を感じた Billboard

https://www.youtube.com/watch?v=0koQGXUyZc8


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2015-12-06 | 町田康



町田康
『猫のよびごえ』★★★

みんなが生きていたこと、その時間



---


したことろ、一般に、猫と女性は呼んだら来ない。呼ばないときに来る。








生きているといろいろなことがある。いろんなことを経験する。思いも寄らぬことを体験する。
え、マジ? Reaiiy? と思うようなこともあるかも知れない。
つい最近まで、大手町のサラリーマンをやっていたのに、なぜかいまはドバイで寿司を握っている。なんて人があるかと思えば、富豪に求婚されたが、恋人がいたので断ったところ、その直後に恋人には別の本命がいたのが発覚、富豪のところに行き、「やっぱり結婚したい」と言ったが、富豪は別の人と結婚した直後で後悔の臍を噛む人があり、また、笛吹童子に攫われて無理矢理に悪と闘わされる人がある。
これを称して昔の人が、一寸先は闇、と言ったのは実にうまいこと言ったものだと思う。
一寸すなわち約三・〇三センチメートル先のこともわからぬ、つまり、人生においては次の瞬間のことも予測がつかないということで、従来を歩いていたら、なんという名前の花かは知らんが綺麗な花が咲いていた。「あら、綺麗なお花」としゃがみこんで、これを愛でていたところ、頭上から建築資材が落下してきて押し潰されて死ぬ、なんつうことが普通に起こる、と言うのである。
剣呑だなあ、嫌だなあ、と思うが事実そうなのだから仕方ない。








空気が澄んで空がいつもより青く高く感じられる冬の寒い日。その青い空を部屋の内側から見上げてつくづく思うのは、人間というものはなににでも慣れるのもだなあ、ということである、
然り。人間というものは、ものに慣れる、という性質を有している。
新入社員の頃は毎日が地獄のように大変で、こんなことを一ヵ月も続けていたら死んでしまうのではないか、と本気で思う。ところが半年後にふと気がついてみると、大変には違いないが、最初の頃ほどではなくなっている。そうこうするうち三年も経てば、多くの先輩と同じように淡々と業務をこなせるようになる。
これすなわち、慣れ、である。むずかしくいうと、馴致、というのかも知れない。
まあ、そんなことで人間は。ものに慣れるのであるが、その、慣れ、そのものはどういう仕組みになっているのかというと、段取り・手順と力の入れどころと抜きどころがわかってくるということだろう。
なに仕事によらず、段取り・手順というのは大事で、段取り八分、という言葉があるくらいである。つまり、段取りができればその仕事は八割方は終わったも同然、というのである。








あはははは、あほほほほ、って感じでいきましょうか。

 

 

 

偶然に偶然が重なったところにさらに偶然が偶然に訪れたような偶然の出会いが偶然にあったような偶然の出会いだった。

 

 

 


もしオリンピックに、「六頭の猫のうち五頭を一室に、一頭をもう一室に隔て、それぞれに桶に盛った飯を食べさせる」という競技があれば、私は間違いなく金メダルを獲得できるはずである。

 





























先日からハマっているPV  このコが売れているワケが分かる。うん。

http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=I%27ll+Show+You&aq=-1&oq=&ei=UTF-8 


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2015-02-04 | 町田康


町田康
『人間小唄』★★

立ち読みでぱらっと読んで俳句を巡る解釈が町田節全開だったからおもしろくなって読み進めたけど・・・
途中からつまらんモード。。
うーん 暴走し過ぎで何でもアリ感が続いてイマイチ。。
そこがまた好きではあるんだけどコレはなしかな。
初出は?と見たら、講談社100周年書き下ろしとなっていた。
書きなぐりでは?








明日は雪予報*わくわく

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2014-03-16 | 町田康



町田康
『この世のメドレー』★★★

MEMO
P6、11、16、30、44、118、124、142、145、155

沖縄に行って食堂に入るまで一気に読破≡


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2014-02-10 | 町田康


町田康
『餓鬼道巡業』★★★

「予約でいっぱい、なんじゃなくて、予約でいっぱいいっぱい、なんじゃねぇの?」

おまえにようなバコ、というのはバカとタコのもっとも悪質で愚劣な部分をふたつながら受け継いだ最悪の痴れ者という意味だが、

情報化社会というのはまるでつくねの中に天現寺交差点が丸ごと入ってしまったような社会だ。もっというと、広尾そのものが巨大な温野菜になってしまったようなものか。

コロッケ定食、ってのがある。これはあんた、ずたずたに引き裂いた牛の筋肉と完膚なきまでに押し潰した草の肥大した根っこと切り刻んだ臭い草の球根をぐしゃぐしゃに混ぜ合わせ、すりつぶした草の実と破壊した鳥の卵とボロボロのパンをべちゃべちゃになすりつけ、多量のオイルで燃やしたものである。

例えば、すりつぶした草の種と水を手で揉んだものを平板な感じにしたもののうえに、ずたずたに引き裂いた豚の筋肉、切り刻んだ臭い草の茎、同じく切り刻んだ草の葉などを乗せ、これを折り曲げ、冊端部に微細な波状の文様を拵え、それをオイルを流し込んだ鉄のうえで抑圧しながら燃やした料理がある。なみき、ではこれを餃子とよんでいる。
これを定食屋にしつらえた、餃子定食、というのが、もう人間としての終末を迎えるみたいな、六百五十円、という値段で提供されている。
ここまでいったらもう価格の終着駅、としかいいようがなく、私は寡黙になってしまう。軽く鬱になる感じすらある。

キャベツ=雪、ならば、ブラウンの焼肉=土砂ではないか。
つまりこれは、雪の日の土砂災害の様子を絶妙に表現したアートなのである。

雪というものは、いったん降れば、どんどんどんどん降り積もり、地上世界の醜いものすべーて覆い隠し、一面を美しい銀世界にしてしまう。
その雪を土砂の脇に配置する。そのことによって半分は美しい世界、半分は悲惨な土砂災害、という形をつくり、とどのつまりは人間の心の中にある、天国と地獄、その遷移ではない、世界をたかだか径八寸の皿のなかに現出せしめるということの凄さ、っていうか、凄み、をモロに発揮しているのである。


なみきネタがおもしろ過ぎて笑いっぱなし。最高

それと溜池山王のポエム(笑)

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2014-02-09 | 町田康


町田康
『バイ貝』★★★

懲りずにもう一冊 続2



~自分はどのカメラを買えばよいか、まるでわからなくなってしまった。
しかし、こういうときのためにいるのが店員であって、店員を呼び、
「おい。俺はどのカメラを買ったらよいのだ」
と、ことさら尊大な態度で聞くと、向こうの方で、「ご予算」「使用目的」「使用場所」「家族構成」「年齢」「職業」「思想」「信仰」「血液型」「生年月日」「職歴」「学歴」「好きなスイーツ」「好きな女性のタイプ」「好きな料理」「支持政党」「出身地」「現住所」「本拠地」「趣味」「過去に付き合った女性の数」その他、いろんなことを聞いたうえで私にもっとも適したカメラを選んでくれる。
なぜなら彼らが店員であるからで、そうして売上げを立てることによって、彼ら店員の給与、給料が発生してくるのである。

利口というメーカーの作ったカメラで、

カラフルなものを撮影しても、哀しみの国でジャンキーのぬらりひょんが腹を刺されて苦悶しているような感じがするのである。

江戸川リバー、
言葉重なってんじゃん

むしろ私は、人間豆腐になりたい。人間として豆腐になっていくのだ。豆腐人間、ペム。ペラ。ペロ。として一人で三人になり、闇のなかで立ち小便してみたい。


笑い声が雪の日の静かな部屋に響きあっという間に時間が過ぎてゆく*

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2014-01-31 | 町田康


町田康
『ゴランノスポン』★★★+

でたー キター 町田康
一時ハマって離脱して今回再復?
奈良さんの表紙に惹かれたのもあるし 短編だし(笑)
なんだかよく分らない言い回しとか勝手暴走してるところとか(一人称だからネ)
はははと声を出して笑える箇所多数
お話がどうどかじゃなくちがった意味でおもしろい。

~思わず、先生、私はそんな先生の思っているような人間ではありません。豚足を履いた馬鹿にも劣るクレイジーなただのキムチチャーハンです。そう告白したくなった。でもそれをしてしまえば先生に恥をかかすことになる。このときの私は真に、どんなことがあっても、たとえ卑劣な嘘つきになったとしても、日本中世におけるポン引きと寺社権門DJスタイルをやり遂げよう、と決意した。

(笑)
しかしあの先生は誰だったのだろう?


次 また町田康ゆこうと思います。

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