鮎川哲也
『ブロンズの使者』★★★
絶賛の短編集
<三番館>シリーズ第三弾(^▽^)/
引き続き安楽椅子探偵を楽しみましょう~
バイオレッドフィズを飲みながらね。
(まだバーで置いてあるのか聞けてない)
・ブロンズの使者
・・・バーテンさんのネタバレを聞いてもピンとこなくて、
前のPに戻り再度した次第(^▽^;)
ホントわたしのあたまはどうなっちゃってるの!?
・夜の冒険★★★★(私的に好き)
探偵の独白モノが好み。
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世間の道学者は、わたしみたいな男を女好きだなんぞといって非難めいた目でみたがるものだ。が、わたしにいわせれば、若い女をみて心が動かないとしたなら、そのほうがよっぽどおかしい。
だからわたしは、自分が女好きであることをべつに隠そうとする気はしない。それがノーマルな男性というものだからだ。
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先日相方からのメールで既視感!!
これで長い付き合いの中で二度目
ちょうどこの一文を読んで・・納得せざるを得なかった(大人になれ)
・百足
消えた宝石を探して自己推理
猫👀石(キャッツアイ)
・相似の部屋
違う場所にあるマンションに同じ部屋を二つ作り、アリバイ工作する。
推理小説あるあるだけど、そのアリバイを証明する人がクルマで連れてこられた際
杉並と王子の違いに気づかないってなくない!?
まぁ成り立たなかったんだけど、そう推理する前に違和感を感じるでしょう。
・マーキュリーの靴
この雪の密室も無理があるよ う な
逆向きに(ネタバレしちゃいますが)それも女性の靴を履いて歩けるか?
それも人を背負ったままでですよ!?
無理くり過ぎるー!(笑)
・塔の女
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刑事時代のわたしは先輩デカたちに「現場百編」ということをいやというほど叩き込まれた。読書百編意おのずかわ通ずといったことが論語かなにかにあるそうだが、現場百編の似たようなものだった。何度も何度も現場に立ってみると、見落としていた何かに気づいて、それが事件の解決につながるという意味である。
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突っ込みどころが満載な結末でも、そこがまた楽しめるお話です。
最近だと事件を持ち込んでくる弁護士先生とのやり取りが秀逸
いつになったらエアコン買うの?いつになったら椅子買うの?(笑)
次作も楽しみです。