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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

S

2022-10-14 | さだまさし

 

 

さだまさし
『銀河食堂の夜』★★★

 

久々のさださん
そう言えばNHKの生さだってやってるのかな?
最近録画してなかった(^▽^;)忘却の彼方



ずいぶんかわいい装丁な「銀河鉄道の夜!?」
宮沢賢治かと思いきやさださんの『銀河食堂の夜』でした。
まだ文庫本がなく、今回はハードカバーなので自宅でゆるりと秋読書

 

--------(抜粋)

 

大きな人生なんてない。
ただ、小さな幸せがあるだけ――。


謎めいたマスターが旨い酒を出す、四つ木銀座にある風変わりな飲み屋「銀河食堂」
そこで常連客が語るのは、ささやかな人生を懸命に生きた無器用な人たちの、不思議で切ない物語
感涙の連作長篇

ひとり静かに亡くなっていたお婆さんは、実は昭和の大スター・安斉美千代だった。愛した人を待ち続けた彼女に、死の1週間前に届いた手紙に書かれていたのは‥‥‥「ヲトメのヘロシ始末『初恋心中』」
2000枚のSPレコードから探し当てた「兄が最後に聴いた曲」に込められていたのは、あの戦争で飛び立った青年と妹の、真っ青な空の下の切ない別れの物語「むふふの和夫始末『ぴい』」
他、
「オヨヨのフトシ始末『七年目のガリバー』」「マジカのケンタロー始末『無器用な男』」「まさかのお恵始末『ちいさな幸せ』」「セロ弾きの豪酒」、全6篇

 

--------

 

一作目から、やっぱり読ませるよなぁ~
『解夏』に心を摑まれてから数作を読んでいるけど、さださんは多彩な才能をお持ちです。
冒頭の語り調がドラマのナレーションっぽく、軽快に進みます。

 

二作目は「よっ!」志野さんの潔さと言うか何と言うか・・粋ですな。

 

三作目

 

---

 

「命は神聖なもので、たとえ自分の命といえども自分で死ねば殺人なのですよ」

 

---

少々ホロリ 救いのある物語

 

雪花菜(おから)

 

四作目

 

---

 

「人には人の幸せあり、だよ。」

 

---

 

五作目 やはり戦争が絡む話は胸打たれる 特攻隊へ志願した兄

 

そしてラスト
六作目 秘密ありげなマスターとお母さま!?の過去が明らかに!

しかしあのチェロがまさかの・・不用心不用心(笑)

 

めでたしめでたし
お後がよろしいようで。
続編があってもそれはありかもしれない。

綺麗ごとばかりの人生じゃないけど、小さな幸せが日々の支えとなっている。

 

行きつけのお店でマスターと会話しながら一杯やりたくなる。
そんな人恋しくなる一冊です。


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S

2020-03-12 | さだまさし

 

さだまさし
『酒の渚』★★★★

 

またよい本に出逢った。
それもお得意のお酒を巡る物語
うっとりにっこり酔い心地

世代がちがうも通じるものがある。
やはり「旧きよき時代」と感じ入る。

https://masasingtown.com/contents/244108?tag=all

 

---

 

ひとつ確かなことは、同じ酒を呑み続けていれば自分の体調がはっきり分かることだ。
たとえば日本酒などに顕著だが同じ酒を「甘い」と感じる時は体調が良く、逆に体調が悪い時は好きな酒も美味しく感じない。
これは「その品」の旨いまずいとは別の話である。

 

---

病み上がり(ドライソケットからの復活!)のビールは本当に美味しい。
昨夜感嘆の声を上げてしまった!
ビールのCMじゃないけど、なるなる。

 

 

 

「お酒もタバコもやめられたけど、オトコはやめられないよね」
うわ! スゴイ名言です。
(お話とは全然関係ありません(笑))彼女が言うから説得力がある。そういう人っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨夜もそうだけど夜なのに空を流れる雲がくっきり見えた。

そして定時後の空が明るくなってきた。

 

コロナコロナコロナ
WHO今更パンデミック宣言・・

 

 

 


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S

2018-02-21 | さだまさし




さだまさし
『はかぼんさん 空蝉風土記』★★★★

 

空蝉

空蟬(うつせみ)とは、この世に生きている人間。古語の「現人(うつしおみ)」が訛ったもの。転じて、生きている人間の世界、現世。うつそみ。 空蝉 - セミの抜け殻( またはセミそのもの)を指す、夏の季語。 空蝉 (源氏物語) - 『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。第3帖。また、その帖を中心に登場する架空の女性の通称。 空蝉 (能) - 能の演目。三番目物の本髭物。



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「この国は面白いですよね」
そう、この国は面白い。
まことにそう思う。



---



P211・・×



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“ないねばすげねすてな”



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この意味を知った時、涙してしまった・・(今日二度目)





さださんの言葉の紡ぎ方が・・さすが操っているだけあって綺麗・・
上品 そう品がある。




























また?音信不通・・
そうあの時帰り道に電話すればよかった。
そうあの食事時にメールすればよかった。
涙を流すと浄化作用があるのか晴れやかな気持ちになる。
情緒不安定 そのひと言では解決出来ないものがある。

気分を変えてエステ

放っておく愛情もある ふふ。


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S

2017-04-06 | さだまさし



さだまさし
『風に立つライオン』★★


通勤読書何冊目?
さださん好きなんだけど、こちら途中からトーンダウン
それは残業続きでメンタルをやられているってことかもしれない。
今もそう。
目が半分しか開いていない そんな感じ。

感動も何もあったものじゃない。
どうしてもがんばりが前面に出過ぎて助長されているような。
ココロに響かない。

ってこんな感想を受けるこの状態はイケてない。

独白・述懐からなり本人の言葉では述べられてはいないからか、
想像力を働かせてどんな人だったんだろうって。

消えてしまった医師

行ったことのない(行くこともない)アフリカという地



映画では大沢たかおが演じているらしい。
イメージよしよね。








被災地
そう当てはまるとも言えるから、色々な物語があるのは分かる。

ただ綺麗過ぎる。
よい面と悪い面
よい人と悪い人

内面の「負」の部分?がじわじわ



わたしの周りの人達の顔を思い浮かべてみる。
随分とお友達が減ったように感じるけど、ちょうどよい。



さださんの小説はこの綺麗さがよいのかもしれない。
育ちがよいのかなって。

先日TVのビフォーアフターに出ていた→無人島の詩島




























ねぇねぇうまくいっていると思っていたら音信不通?

よくわからなくなってきた。








































それは杞憂に終わった。

(笑)


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S

2017-02-11 | さだまさし

 



さだまさし
『アントキノイノチ』★★★★


さだファン?としては久々に手にした『解夏』以来かも。
通勤読書2冊目

映画化されたのもあり文庫本表紙はそのワンシーン
表紙が岡田くんで相手役をなぜか大和ハウスのコだと思った。
勘違いと想像力 でも合っていた。

さださんは読ませるもので、涙がこみ上げてきて泣かせます。
朝のちょっとした時間でその世界に引き込まれる。
世間の音が遠ざかる。

--------(抜粋)

 

杏平はある同級生の「悪意」をきっかけに二度、その男を殺しかけ、高校を中退して以来、他人とうまく関われなくなっていた。遺品整理業社の見習いとなった彼の心は、凄惨な現場でも誠実に汗を流す会社の先輩達や同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、ほぐれてゆく。けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り‥‥。
「命」の意味を問う感動長篇

 

--------






---

佐相さんの言葉



「人間、死んだ後、自分で葬式出して、自分で焼き場行って、自分で骨壷入って、自分で墓に納まるなんてこと、ぜーったいできねえんだに。必ず誰かのお世話になるのさ」



「沢山の人と一緒に暮らしていたって孤独な人は多いずら? 家族と一緒に暮らしてたって、心が孤独な人はいるに? その人が孤独か孤独でねえかは他人が決めるもんでねえと思う。だからさ、一人暮らしの人が一人で死んじまったから、『孤独死』って言い捨てちゃぁ・・・・・・」








「そりゃお前ぇさん、派遣っつうのは辛いだろうよ。根っこがはっきりしねえのに、そこで咲かなきゃなんねえ花みてえなもんずら?」



---

父の言葉



「お前はお母さんを責めるほど立派に生きてきた自信があるのか?」
「ああ、自信はあるよ」
そう答えると父は悲しそうな顔をした。
「よおく考えてご覧。そんなはずはないよ。お前だって一度も嘘をつかずに生きてきたわけじゃないだろう。欲が全くないわけじゃないだろう。人のものを奪ってでも自分のものにしたいという汚い欲に駆られたことだってきっとあるはずだ」
「そりゃあ・・・・・・。でも思ったことはあっても、やってない」
「それは少し違うと思う。思ったことはもう、したことと心根はあんまり違わない」








「一所懸命に生きた人は、一所懸命に死ぬことができる」



「人は生きたようにしか死ねない」








六根清浄

六根清浄 - Wikipedia

 











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雪ちゃんの言葉



「人の心ってさ、本当は案外強いんじゃないのかな」








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そして杏平の言葉



「僕らの旅の終わりと、新しい旅の始まりだよ」








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小説というのは不思議だ。たったひとつの文章で読む人の心をぐっと掴むことが出来る。

一人一人のそれぞれの言葉が響く。





























高揚した気持ち。
潔い線引き 一線を越える
それはたったひとつ「いる」か「いない」かの差

本当のことは言えなかった。

いつか いつか 逢えると思ってる。

同じ気持ちでいてくれてると信じてる なんてね。








こうせいさん。








ぶくぶくぶくぶく。。。



毎日のお風呂タイムの楽しみ 箱買い分をぶちまけてみた。




























上空を速い速度で流れゆく雲



不安定な雲行きにしばし見とれる。








下北と上北
連絡しようかと思ったけど やめた。
わたしはあなたの教え通り前向きに生きてゆきます。


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