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2016-10-01 | エッセイ、旅行記




茂櫛勉
『ロシアの街角で出会った人々』★★★


わたしって何にでも触発される。
「ロシアに一週間出張」って聞いたら我然ロシアが気になり、
たまたま手にしたのがこの本
「お土産にマトリョーシカ買ってくるね」
表紙にマトリョーシカ(笑)
裏表紙はサンクトペテルブルグ!(ビンゴ!)
たーんじゅん。

興味深い。

著者が「はじめに」で述べたように、簡単な漢字なのにひらがなが多い。
読んでいて不思議な感じ。


ロシアは“近くて遠い国”


ロシア人といえばウォッカ


最近読んだ椎名さんじゃないけどやはりトイレは汚なく(1992年~2、3年)
あとエレベーターなんかもサイアクな状態らしい。


サンクトペテルブルク
以前はレニングラード→ペテルブルグ


ロシア製のクルが極寒の冬になると威力を発揮するという(笑)


かの冷戦時代、自由世界を震撼させた、世界共産主義陣営のとりで、あらゆる政治・外交の拠点クレムリン


ロシア革命の父レーニンの墓 赤の広場
クレムリンと隣接している。


ジプシー 流浪の民たち

ジプシーについては、おもしろいいわれつきの話がある。
その昔、イエスキリストが十字架にかかったとき、イエスの十字架をイエスの代わりにかついだ人がいた。それがジプシーの先祖だったという話だ。
それで、ロシア人のあるおばあさんは孫に、だからその時の神の恩寵で、ジプシーは今この時代に働かなくても生きていけるようになった、というのだ。たしかに彼らは働かず、人びとからモノをうばって暮らしている。


スメタナは、乳製品でロシアの食卓には絶対欠かせない。通称“万能クリーム”


サンクトペテルブルクを無比の美しい都として築いた人物が、ピョートル大帝だった。彼はロシアの歴史上英雄とたたえられる王様である。
“夏の庭園”“夏の宮殿”
“エルミタージュ博物館”(冬の宮殿)


美しい白夜の季節

映画『ホワイトナイツ/白夜』


ロシアは地球の面積全体の6分の1をしめている。日本の国土に比しなんと36倍!
人口は日本とそう大差ないのにこの大きさ。


シベリア鉄道で、極東のウラジオストクから首都モスクワへわたると、7日間すなわち一週間かかるという。


雪と氷の世界サハリン


カレリア自治共和国

サンクトペテルブルク市からフィンランドに行くには、かならずカレリア自治共和国を通過する


恵沢


母なるボルガ


ロシアという国には地震がない。全部平地だからだ。というより火山が存在しない。

おおくのロシア人は地震も火山も温泉も知らない。見たことも感じたこともない。いくら露天風呂の心地よさを言っても通じない。当然だ。日本をすてきな国だとあこがれている人びとはおおいが、ほぼ毎日くらい地震があるということをロシア人がほんとに体験したら、もう来ないかもしれない――もちろんジョークだが。


芸術的な静かさ、忍耐力、継続性、創造力、センスをロシア人はそなえている。


“ロシアは一年じゅう冬だけあって、夏は三ヵ月だけその冬をちょっと邪魔しに来るだけ”


琥珀石
(アンバー)


恐竜石


シベリア石


ウリヤノフスク市 ソ連時代の聖地
「シンビルスク」“七つの(方向から吹く)風”


ヤハーツクのあるサハ自治共和国は、金とダイヤモンドの宝庫である。
ロシアのダイヤモンド産出量は世界一。


詩吟愛好民族


ロシアは多民族社会である。

ロシア人やウクライナ人の系譜をたずねると、たしかに混血がおおい。ひとりの背景に4、5カ国の血が受けつがれているという場合もある。


外国にでていつも故国をわすれず、時がくれば帰りたいとねがう国民―日本人はその代表格だろう。ロシア人もそうだという。


「冬将軍」


“働らかなるもの食うべからず”


ロシア人はきわめて内省的なひとたちだ。


“血は水よりも濃い”




























BSで『City40~旧ソビエトの“秘密都市”を行く』をみた。

そう核開発のための秘密基地
ロシア チェリャビンスク州
(モスクワの東1800キロ)・・・ケタがちがう。。

オジョルスク
国家の中の国家
二重三重のフェンスで囲まれた一切部外者が入れない街
最高なものを無償で与えられている

「この街で生まれた者は一生ココに住みます。それだけは決して変わりません」

「放射能の影響なのか病気がちです」

「旧ソビエトは核兵器用のプルトニウムを極秘で生産するために森の中にあるこの一帯を選んだのです」

戦後まもなくスターリンは独自の核兵器開発に着手した。
マヤーク

核物理学

「与えられた仕事を拒否した者は、皆強制収容所でで処刑されました。
選択肢はなかったのです」

「社会主義の建設に必要なプロセスなのだと・・・」

「極端な秘密主義がしかれ、人々は街に閉じ込められました。まるで世界から消え去ったかのように」

「この街にいれば必要な用なものは全て最高級品が手に入ったからです。
しかも科学者達は研究に没頭できる環境を望んでいました。核分裂を起こす以外にはほとんど関心がなかったのです」

冷戦時代

チェルノブイリ原子力発電所事故
1986年4月26日

「放射能の影響は何世代にも渡る」

イルタヤ湖
死の湖 プルトニウム湖

「核による廃棄物が数百万年も放射線を出し続けるなんて誰も考えませんでした。
そのため、当時は工場の廃棄物が直接川に流れ込んでました」

1957年9月29日
マヤークにある核関連施設で液体放射性のタンクが爆発
人間も動物も被害を受け
23の村が放棄され、1万人以上が避難
オジョルスクと周辺の住民50万人がさらされた放射線量は
チェルノブイリの5倍に相当する。

「見殺しね」

国家機密
秘密警察

「ここは悪魔のような場所です」


旧ソビエト諸国やアメリカには
今も閉ざされた“秘密都市”が30か所以上存在する。


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