吉本ばなな
『夢について』★★
旅立つ前のちょっとした時間に。
いくら電子化といえども本屋さんは人でいっぱい。
天窓からは夕方の陽の光
自由に運転出来る田舎の生活ってよいなぁ
離れると何でもよく感じる。
結構突拍子もない夢をみる。
白い蛇が出てきたり、
家が火事になったり、
黒い犬に腕を噛まれたり、
全部の歯が抜けて新しく生え変わったり、
あと夢の中で夢をみたり(これは夢だと意識している)
二度続けて津波にあった夢をみた時は考え込んでしまった。
それをいつもお友達に話しているからか、
お誕生日に夢占いの本をプレゼントされたぐらい。
帰省したその夜にみたのは空を飛ぶ夢だった。
なんてことなく簡単にふわーんとそしてびゅーんと。
まるでスーパーマン☆
その夢占いの本によると…
夢は美しく生きるためのもうひとつの予感。
江國香織
『日のあたる白い壁』★★
こういう紙質の文庫本が好き。
先日、中野京子の『新 怖い絵』を少し読んだばかり。
インスピレーションで絵画をみるのもよいけど、
その作家の生い立ちなどを知ると色々想像してしまう。
旨いところを突いてるなぁと思った本
結構表紙もインパクト
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1.ゴーギャンのオレンジ
果物が元々そんなに好きじゃないからか、
江國さんみたいに食べたいとは思わない。
女性に関して「不遇」ではなかったってよいと思う。
わたしも女性慣れしている人の方が好ましく感じて惹かれる。
2.カリエールの想い
ぼんやり 気骨さが伝わる。
波長の合う絵、というのがある。好き嫌いとは別で、もっと生理的なものだ。絵の中の気配と自分の中の気配がしっくり合う、というか、肌に馴染む、というか。
3.ホッパーの海辺の部屋
春樹の翻訳本の絵
あとは美の巨人たちで紹介された『ナイトホークス』のイメージ
読んだばかりの『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』の表紙でもある。
4.児島虎次郎の睡れる幼きモデル
この本の表紙
人は、身体の中にその人の人生をたずさえて生きている。それまでの人生すべてを持ち運んでいる。それまでの人生すべてを使って物をみるのだ。
5.ボナールのバスタブ
ボナールはマルト(妻)の入浴している姿を見るのが好き。
マルトはボナールが絵を描いている姿が好き。
「波乱がない」
6.ドラクロワの花の習作
絵は持って帰らなくても、絵の気分は持って帰る、ということ。
絵の気分。
7.東郷青児の巴里の女
画家の「若さ」は痛々しい。どうしてだかわからないけれど、いつもそうだ。そして、痛々しいぶんだけ切実に胸に迫る。
8.パスキンの昼寝
池田20世紀美術館にて見たことがあるけどわたしには印象薄
子供の時の怠さ――自分で自分の身体を持て余すような、手や足がわずかに熱を帯びているような、ぽってりとした怠さ――
9.カサットの劇場にて
こういう絵 好き。
ぼんやりしたやさしい明るさと色調も。
これも美の巨人たちで紹介されてた。
ちょうど横浜に行ったから行ってみようかと思ったんだけど。
10.ユトリロの雪の積もった村の通り
ユトリロの色、といわれて思い浮かぶのは、まずは孤独な白、寒くさびしいブルーグレイだ。
11.ゴッホの夜のカフェテリア
この絵を見ると否応なしに電報を思い出す。
NTTのお祝い電報(笑)
一体何名にこれを送っただろう?
ゴッホの狂気
12.萩須高徳のカフェ・タバ
エコール・ド・パリ
とけこむ、というのは一つの才能だ。絵であれ文字であれ、かくときにはかく対象に、たぶんある意味でとけこまざるを得ない。
13.セザンヌのすいか
正直よくわかならい。
14.マネの海にとび込むイザベル
マネといえば過去オルセー美術館展にて。
笛を吹く少年、あと黒い帽子のベルト・モリゾがインパクト
才能と評価はイコールじゃない、
15.グレコの宗教画
自分の目でみてごらんなさい、自分の頭で考え、自分の言葉で語ってごらんなさい。
16.ルドンのちょうちょ
ルドンの素描は、ある種の人々に、とても人気があるらしい。
17.小倉遊亀の家族達
!ゆきと読むらしい!男性かと思った。
技術というのは需要だなと思う。豪胆さと繊細さ、おおらかさと正確さ、単純さと複雑さ、つつましさとあでやかさ、強さと脆さ、相反する、でもどうしても一時に存在するそれらのものを、ひっそりとすいとるように併せ持つのは、おそらく技術の力なのだ。
18.ムンクのお伽の森の子供たち
地元の美術館のイメージ『叫び』(メインはダリだけど)
プリミティブという力
19.ワイエスのグラウンドホック・ディ
全部、ちょっとくたびれている。でも、ぼろぼろというわけじゃない。ワイエスの絵はいつもそうだ。ちょっとかなしくて、ちょっと悲観的で、ちょっと美しい。
「寂寥感」と「孤独」
20.マティスのヴァイオリンがある室内
マティスと言えば手をつないで輪になっている絵のイメージ『ダンス』
色彩の魔術師
たっぷりと豊かな人生
ヴァンスのロゼール礼拝堂――マティスの最後の仕事――に、いつかいってみたいなと思う。
21.カラヴァッジョの聖トマスの懐疑
出たカラヴァッジョ
最近みたマグダラのマリアのポストカードを実家に送ったら「怖い!」だって(苦笑)
22.見知らぬ絵
忘れられない絵
23.オキーフの桃
耳にしたことがあるけど、まだ見たことがないオキーフ
この桃は素敵!
私たちがそこに連れ去れられるのではなく、その場にそこが出現する。
だって、率直で、美しい。それ以上、何を望めるだろう。
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つまり、この本自体が美術館なのだ。
この夏 旅をして思ったことは確信をついている。
江國香織
『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』★★
ずーっと浸っている林芙美子の世界からちょっと抜け出したく、
同時進行型読書 スイッチの切り替え ぱちん
恋しくなる江國香織
手元にあったのはこれと、
『日のあたる白い壁』
『絵本を抱えて 部屋のすみへ』
『東京タワー』
読書を習慣にしていると、ただ何かを読んでいたいだけという気分で、漫然と活字を追っていることがある。ものすごく楽しい訳ではないが、活字中毒としては、それはそれで良いと思う。けれども、時に、「えっ!?」と驚くことがある。この「えっ!?」の後には、こう続く。
「字、なのに・・・・・・!?」
エイミーの解説
うんうん
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人生が川だとするならば、あたしたちは同じ海に向かって流れていく、二つの別々の川だ。くっつきそうにそばを流れる、でも別の川。
たぶんなにもかもが、すこしずつ狂い始めていたのだ。
「恋愛がすべてではないわよね」
私は一度、大好きな男にそう言ってみたことがある。
「すべてでは、ないだろうね」
と、こたえた。
それで十分だった。私たちはお互いに、どうあがいても愛している、と伝えあったのとおなじことだった。
私たちは、たぶん単純な者同士なのだろう。複雑なことを、単純に複雑なまま受け入れてしまう。
大切なのは快適に過ごすことと、習慣を守ることだ。
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時間潰しでみはじめた『エージェント・オブ・シールド』
結構おもしろくなってきたけど、ヒドラって何?(笑)
MARVEL
「生き残るには先手を打つのが大事よ」いぇい
三崎亜紀
『失われた町』★★
こちら挫折本。。
何度も再読を繰り返ししかし結末に至らず。
2009年11月15日 第1刷
ってことは7年もかかってる(苦笑)
なぜ今か?
山積みの本の中に惹かれる本がなかったから。
言葉の美しさを実感させられた。
澪引きの海
鈍の月映え
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五月の空は、透明さを内に秘めて目に痛い程青く、くっきりとした輪郭の雲がゆっくりと流れていく。
「私は今、ここにいる・・・・・・」
「疲れてるだろ?」
「そんなに疲れた顔していますか、私?」
思わず頬に手をあてる。
「ああ。しかも性質の悪い事に、疲れている人間の方が立派だって思い込む病気にかかってる」
薄雲が冬の高空にたなびく。冬とはいえ、さえぎるものなき陽光は、周囲のビルの窓に反射し、強く注いだ。
「どうぞ、よき澪引きを得られますよう」
「あなたが、私の心を動かせる人になったら、その時は考えてもいいわ」
僕は失われる そして町の人々も だけど人々の想いまでが失われるわけではない 明日への望みを繋げていくために 残りの日々を僕たちは精一杯生き続ける
「まあ、骨は折れたほうがかえって丈夫になるって言うからな。若いうちにいっぱい失恋でも挫折でも骨折でもしておくがいいさ」
「人と人が分かり合えるわけがないだろう」
「確かなことなんか何もないんだ、人と人の間には。たとえ好きになった者同士でもな。いや、分かり合いたい相手ほど、より多くを求めてしまい、結果、分かり合えない部分はより一層増えてゆくもんだ」
「じゃあ、どうすりゃいいんですか?」
「信じ合える部分、求め合える部分を見つけることだよ。それが一つでもあるならば、何があっても心が離れることはない」
水は時に温かく、柔らかに人を包み込むが、また時には津波のように人を襲い、激しく圧することもできるのだ。
「いちいち何のためにとか思いながら自分のやることを決めるの?自分がそれをやりたいかどうかが大事なんじゃないの?」
「誰かのために生きるのなんて、まっぴら」
春まだ浅い朝の町は、清浄な大気に満たされていた。
――ボクハコンヤウシナワレル――
村上春樹
『カンガルー日和』★★★
大事にしている本の一つ
昔のハードカバーって味わいがある。
神保町古本屋巡りがしたくなる~
『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』
これを読むたび青山で働いていた時の記憶がよみがえる。
出勤前の晴れた日の朝の光りに包まれた様子とか。
そして原宿の裏通り
わたしのイメージは神宮前のキャットストリートの外れあたり。
『図書館奇譚』
いつかな?独立本で読んでから。
羊男の登場
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僕が本を読みかけた頃に羊男がドーナツとレモネードを載せた盆を持ってやってきた。
「進んでるかい?」と羊男が言った。
「ええ、羊男さん」と僕は言った。
「この前約束しておいたドーナツを持ってきてあげたよ。揚げたてだからカリッとしてるうちに食べた方がいいよ」
「ありがとう、羊男さん」
僕は本をかたづけて、ドーナツを齧った。たしかにカリッとしてとても良い味だった。
「どうだい、おいしいだろう」
「ええ、羊男さん、こんなおいしいドーナツ、どこをさがしたってありませんよ」と僕は言った。「羊男さんドーナツ屋さんを始めたらすごく繁盛すると思うな」
「うん、おいらもね、それはちょっと考えていたんだよ。そんなことができたらいいだろうなって」
「きっとできますよ」
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うーんクリスピードーナツ一つでよいから食べたい(笑)
「飛距離というのは天性のものなのでしょうか?」
「だと思います。飛ばない選手がいくら練習しても猛練習しても飛ぶようになるってのはあまり聞かないですね」
「その人の持った器って言うのがあるのですね」
「あるんですね」
全英女子オープンでの会話
身体の大きさに関係なく飛ぶ人は飛ぶ
わたしの永遠のテーマ
「パッテイングもワンストロークショットもワンストローク」
「同じ一打」
「三連続バーディを取ってきてもティーショットでトラブル」
ショット前のルーティーンとしてうっすら微笑むことにしている。
比重の大きいワンストローク!
「外しても優勝だけど」
なんて言われてるし!!(笑)
「ドライバーを使わなくても優勝できる」
人生は、言葉で伝えない想いのほうが、はるかに多い。
監修:ちひろ美術館
『村上春樹とイラストレーター』★★
佐々木マキ(これを読むまで女性かと思っていた。。)
大橋歩
和田誠
安西水丸
春樹作品にはなくてはならない人達
やっぱり水丸さんの絵は見慣れたせいかココロが休まる。
二週間ぶりに飲んで酔って(残念ながら頭痛が。。)
そんな状態の時に癒しを求めて手に取った。
小さい本だから持ち歩いてたまに眺めるのもよいかも。
夏の土曜の夜のまだ早い時間の新宿
おかげでいらぬ人物を即切り落とせた。
うん。まだ大丈夫。
危うく爆弾を落としそうになったけど、だめだめ。
大事にしなくちゃね。
夏風邪って本当に治らないのね。。
既にお酒を飲まず(飲めず、飲みたくもなく)二週間が経過
ひとりつぶやく「このままやめられるんじゃ?」
(笑)
まんしゅうきつこ
いつの間にひらがな表記?
マン臭きつ子の頃
オリモノわんだーらんどみてたなぁ
この方キレイなのよね。
さて読書を一旦OFF
今週はコレ以外何も読んでいない。
アル中・・・過去そう思ったことはあるけど、
今日メールしてて冷えた白ワインが恋しくなった。
うん。元気になってきた証拠ね!
春樹が読みたい気分→『カンガルー日和』いかが?
ハードカバーの初版は佐々木マキさんの装丁も相成ってとても味わいがある。
明日は久々に逢える~
またまたまた登場人物が増えてきた。
あわよくば?
『北の国から』にハマってる。
じゅんとほたるってスゴイ 演技派(笑)
オリンピック開幕
開会式をみてたら人酔いした。。
やはり即挫折、、
そう「らしくない」を念頭に。
あとがきに「完成までに二年半近くがかかり」ってあり、
思い入れが半端ないみたい。
東京創元社
聞いたことのない出版社
これも伊坂の思い入れかしら?
春樹が幻冬舎から出版していないのと同じで。
さて月末一気集中とゆきましょう。
イメージはアニメでみていた『進撃の巨人』
↓ ↓ ↓
「俺を信じるかどうかは、おまえたちの自由だ。どんなものでも、疑わず鵜呑みにすると痛い目に遭うぞ。たえず、疑う心を持てよ。そして、どっちの側にも立つな。一番大事なのはどの意見も同じくらい疑うことだ」
↑ ↑ ↑
にゃるほど。
夏風邪って本当に治らない。。
お酒が飲みたいって気分になるまで。
『スベクヒャン』ラストまでもう少し!
おもしろい。本当にハマる。
「ラーメンマン知ってますか?」
「キン肉マンですよね」
寝て起きて夕方も過ぎて、選挙がてら街へ。
海からの涼しい風がスカートを揺らす。
ネイルが夏してる。
白と水色の大小のドットが舞う。
お次は『残り全部バケーション』
夏休みは何読もうかな。