1973年から78年まで私は京都で大学生活を送った。
青春時代の一番コアな期間だ。
人生の中で一番いろんな経験をし、遊び、社会的な知識を吸収した時期だ。
月末に親から手紙付きの現金書留で仕送りがあり、それはほとんど食費と遊興費に消えた。
足りない分はアルバイトで補った。
流行の服は河原町の専門店や百貨店で買っていた。
ロードショーも欠かさず観ていた。
洋楽のレコードは毎月1枚のLPを買い、モジュラーステレオで聴いていた。
最新ヒットはトランジスタラジオでチェックしていた。
下宿にいる時はテレビやラジオはつけっ放しだった。
週刊誌はもっぱら喫茶店で読み、小説は書店で買っていた。
時事情報や流行はほとんどそれらから収集した。
友達には下宿の電話や公衆電話で連絡し、親に近況はハガキで書き送った。
パチンコや麻雀、競馬に手を染めたのもその頃だ。
飲み会やコンパも毎週だった。
試験前は当然勉強もした。
わからないところは辞書や参考書、文献などで調べもした。
前述したことは、現在ではほとんどスマホでできる。
電話やメールはもちろん、送金もショッピングも、音楽を聴くのも映画を観るのも、小説を読むのも調べ物をするのも、すべてスマホがあれば事足りる。
飲みに行く店の選択もできるし、女の子とだって出会えるし、競馬やゲームもできる。
今の大学生のなんと恵まれていることか。
これを隔世の感というのだろう。
青春時代の一番コアな期間だ。
人生の中で一番いろんな経験をし、遊び、社会的な知識を吸収した時期だ。
月末に親から手紙付きの現金書留で仕送りがあり、それはほとんど食費と遊興費に消えた。
足りない分はアルバイトで補った。
流行の服は河原町の専門店や百貨店で買っていた。
ロードショーも欠かさず観ていた。
洋楽のレコードは毎月1枚のLPを買い、モジュラーステレオで聴いていた。
最新ヒットはトランジスタラジオでチェックしていた。
下宿にいる時はテレビやラジオはつけっ放しだった。
週刊誌はもっぱら喫茶店で読み、小説は書店で買っていた。
時事情報や流行はほとんどそれらから収集した。
友達には下宿の電話や公衆電話で連絡し、親に近況はハガキで書き送った。
パチンコや麻雀、競馬に手を染めたのもその頃だ。
飲み会やコンパも毎週だった。
試験前は当然勉強もした。
わからないところは辞書や参考書、文献などで調べもした。
前述したことは、現在ではほとんどスマホでできる。
電話やメールはもちろん、送金もショッピングも、音楽を聴くのも映画を観るのも、小説を読むのも調べ物をするのも、すべてスマホがあれば事足りる。
飲みに行く店の選択もできるし、女の子とだって出会えるし、競馬やゲームもできる。
今の大学生のなんと恵まれていることか。
これを隔世の感というのだろう。