★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

挫折のコード F

2005年05月26日 20時17分05秒 | ギター&ウクレレ
 私がギターを始めたのは中学2年の頃で、当時流行っていたグループサウンズに影響されて、親にねだって全音のクラシックギターを買ってもらいました。同級生でも、その頃からギターを始める者が何人もいました。みんな、童謡や古賀メロディの教則本で、メロディを弾く練習を始め、その後、明星や平凡の付録の歌本で、流行の歌謡曲にチャレンジするというのが常道でした。

「ヤングセンス」という画期的なギター教則本が発刊されたのも、ちょうどその頃でした。なにが画期的かというと、コード理論や奏法をわかりやすく図解し、最新のヒット曲を課題曲にして、弾き語り中心の編集内容になっていたことです。
 
 しかしながら「ヤングセンス」には、弊害もありました。弾き語りをする場合、最低限CメジャーとAマイナーのスリーコードを押さえられることが前提となります。ここで問題なのは、Cメジャーのスリーコードに、Fコード(人差し指バレーフォームの)が含まれていたことです。これが素人には、なかなか押さえられないのです。

 このFコードに出会ったために、ギター人生を挫折せざるを得なかった友人を、私は何人も知っています。運良く私は日頃の鍛錬が奏効し、なんとかFの障壁を乗り越えることができました。
 
 今は下手の横好きで、カントリー・ブルーズや、デルタ・ブルーズなどを、シコシコと弾いて楽しんでいます。
 
 Fで挫折した友よ、ブルーズには、バレーコードなんて出てこないので、ギターを持って再び立ち上がれ! 
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Coke! 500ml イッキ飲み

2005年05月25日 19時21分13秒 | コカコーラ
 1970年、高校1年生の頃、私は陸上部で長距離をやっていました。
夏休みの平日の午前中は、朝8時から正午まで練習をしていました。当時は、まだ古いスポ根指導が色濃く、練習中の水分補給は禁止されていました。練習が終わると、1年生の部員は着替えもそこそこに、グラウンドの近くにあったお菓子屋へ直行していました。もちろん水分補給のためです。
 
 みんなの一番人気は、チェリオという炭酸飲料でした。当時コカコーラ社が出していたファンタより、安くて容量が多いのがその理由です。
 
 私はそんなチェリオには見向きもせず、いつもひとりだけコカコーラの500ml瓶を買っていました。栓を開けるのももどかしく、天を仰ぐ姿勢でイッキに喉へ流し込み、数秒で飲み終えると、盛大にゲップを連発したものです。
 
 今では400mlボトル缶でも一度には飲めず、残した半分を冷蔵庫に戻している有様です。
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BEATLES 私のベスト10

2005年05月24日 18時50分14秒 | 音楽
★Come Together
 シュッ、トゥルルルルルル~ルが印象的。コカコーラも出てきます。

★Don't Let Me Down
 シングルGet BackのB面の渋い曲です。

★Get Back
 アップル屋上のライブは最高でした。

★Nowhere Man
 冒頭のアカペラのハモリは絶品です。

★Something
 ジョージもやればできるんだ。彼の最高傑作です。

★The Long And Winding Road
 ビートルズ崩壊へのレクイエム。ポールのボーカルが淋しそう。

★Two Of Us
 生ギターがいい味出してます。 

★While My Guitar Gently Weeps
 クラプトンのギターが泣きまくってます。 

★You Can't Do That
 曲調が変化するサビの部分が心地よいです。

★You're Going To Lose That Girl
 若いビートル達が楽しそうにコーラスしてます。
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2本のギターの出会い

2005年05月23日 18時51分45秒 | ギター&ウクレレ
 1973年4月、京都の某大学に合格した私は、入学式を終えておふくろと四条河原町に降り立ちました。おふくろが入学祝いに何か買ってくれると言うので、私は以前から欲しかったアコースティック・ギターをねだりました。
 
 今ではもう存在しませんが、目の前にブラザー楽器店という小さな楽器屋がありました(三条に十字屋という有名な楽器店があるのを知ったのは、もっとあとのことでした)。
 
 店の中に入って、床に立て掛けて並べてあるギターを見ながら奥へ進んでいくと、1本だけ特別待遇のように、壁に掛けられたギターが私の目を捕らえました。
 
 他のアコースティック・ギターよりひとまわりも大きく、サンバースト・フィニッシュ、虹色に光るインレイ、サウンドホールの横には、花をモチーフにしたゴージャスなピックガード・・・まさにキングオブギターに見えました。
 
 アリアWJ-35(これもあとで知ったのですが、ギブソンのJ-200のコピーものです)。国産でハードケース付、定価35,000円を、試奏も値切りもせず購入しました。
 
 学生時代は、このギターでジャパニーズ・フォークからビートルズ、サイモンとガーファンクルなど、大いに弾きまくりました。ドスのきいた大音量は仲間の注目の的でした。合宿や帰省の時にも、大きくて重いのですが、持ち運びました。
 
 そんなギターでしたが、卒業、就職、結婚と時が流れるとともに、いつしか押入れの隅で、ほこりをかぶり冬眠状態となっていました。その間に世間では、アマチュア・バンドの隆盛とともに、エレキギターが幅をきかせ、アンプラグドが流行ると、マーチンやギブソンなど輸入ブランドのアコースティック・ギターが巷に出まわりました。
 
 大学卒業から四半世紀以上が過ぎ、会社でも先が見え始め、デスクワークの合間にネットサーフの余裕が出てきた頃、戯れに覗いたホームページで、アーチトップ・ギターと出会いました。ギブソンのLシリーズ、エピフォンのエンペラーやゼファー、トライアンフなど、ヴィンテージものの醸し出す、重厚で流麗なフォルムに魅せられてしまいました。
 
 とは言え、30万も40万もするオールドギターを買う経済的余裕はなく、フラリと立ち寄った大阪のKEYという楽器店で見つけた、ギブソンL-48のコピーもの(韓国製で定価50,000円)のアーチトップ・ギターを35,000円に値切って衝動買いしてしまいました。
 
 それがアリアFA-50でした。早速、CD付のカントリーブルーズの教則本を買い、フィンガーピッキングの練習を始めました。音量は小さいのですが、弦のテンションが低く、フラットトップ・ギターに較べると、すごく弾き易いのが特徴です。
 
 最近ではWJ-35も冬眠から叩き起こし、2本のギターを弾き較べたりして結構楽しんでいます。
 
 かくして、30年の時を隔てて出会った2本のアリア製のギターは、日韓の国籍こそ違え、仲良く同居し、それぞれの異なった音色で私を楽しませてくれています。
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Coke! のおいしい飲み方

2005年05月22日 18時39分51秒 | コカコーラ
 コーク・ジャンキーの私ですが、飲食店や飲み屋、喫茶店などでコカコーラを飲むことはありません。飲食店や飲み屋の瓶物は、グラスに注ぐと、炭酸が弱くなってしまいます。1リットルや2リットルのペットボトルから、氷てんこ盛りのグラスで、気の抜けたコカコーラを出す喫茶店など論外です。マクドナルドやケッタッキーのサーバ式は、原液と炭酸の混合率が一定していませんし、クラッシュ・アイスも余計です。
 
 ハンバーガーやフライドチキンは、コカコーラとの相性が抜群なので、出来たてを一緒に食べたいのですが、自販機のボトル缶を持ち込むわけにもいかず、いつもテイクアウトしています。
 
 氷やレモンを入れたり、フロートにしたり、焼酎やウイスキーを割ったりするのは、やっぱり私にとっては邪道のような気がします。
 
 コカコーラは400mlボトル缶をキンキンに冷やして、舌や喉を焼く炭酸に耐えながら、一気に飲めるだけ飲む、そのあと心置きなくゲップをする。これが王道の飲み方でしょう。
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Coke! C2は失敗か

2005年05月21日 22時47分45秒 | コカコーラ
 現在のマイフェイバリット・コークは400mlボトル缶です。コーラの命である炭酸がきつく、残してもキャップをしっかり閉めることで、気が抜けるのをある程度防ぐことができます。ここへたどり着くまでには、190ml瓶→500ml瓶→250ml缶→350ml缶→400mlボトル缶という道のりがありました。ダイエット・コークやチェリー・コーク、バニラ・コークなどのキワモノは、試飲のたびに落胆したものです。
 
 鳴り物入りで発売されたコカコーラC2も、巷の評判はあまり芳しくないようです。コーク・ジャンキーの私も同感です。実際に飲んだ感想としては、普通のコカコーラとダイエット・コークのハーフ&ハーフといったところです。はっきり言ってマズイのです。 
 
 新発売の意図は何だったのでしょう。不振のダイエット・コークの改良品なのでしょうか。ペプシ・ドリンカーの囲い込みだったのでしょうか。はたまた、普通のコカコーラからの、乗り換えを促したかったのでしょうか。

 まさか、ダイエットコーク用に大量に仕入れていた甘味料をさばくための、苦肉の大バクチだったのではないでしょうね。
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Coke! とフランス人

2005年05月20日 18時39分35秒 | コカコーラ
 1991年に会社の海外出張でミラノ、ボローニャ、パリに行きました。当時化粧品を担当していて、ボローニャで毎年開催されるCOSMO PROFという世界的な化粧品の展示会視察が主な目的でした。
 
 展示会の規模にもビックリでしたが、痩身用のクリームのデモンストレーションでは、モデルの全身にクリームを塗るのですが、なんとモデルは全裸! 目のやり場に困りつつもしっかり見ていました。
 
 パリにはヨーロッパに行ったついでに1泊2日だけ滞在しました。凱旋門へと続く通りのオープンカフェは、昼食時ということもあり、パリジャンやパリジェンヌで溢れていました。ファッショナブルな彼らの昼食は意外と質素で、ほとんどがフランスパンと飲み物だけでした。
 
 飲み物の中で一番目立っていたのが、ワインでもコーヒーでもなく、コカコーラだったのです。それ以来、私の心の中に、一番お洒落な昼食は、フランスパンとコカコーラというのが定着しました。
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Coke! 初体験

2005年05月18日 15時52分18秒 | コカコーラ
 その昔、テレビCMでグラスに注がれたビールの、クリーミーな泡や黄金色の液体が、子供心に本当に旨そうに見えました。同じように、グラスに注がれるコカコーラの、はじける泡と濃いワイン色の液体も、とても美味しそうに見えたものです。
 
 ビールに対する幻想は、晩酌する親父の隙を見て、ひと口盗み飲みした時に、その強烈な苦さとともに泡と消えました。
 
 田舎育ちの私の現実に、コカコーラが登場するのは、テレビCMから数年後のことでした。中学校からの帰りに、当時開店したばかりの食料品店の店頭の冷蔵ケースに、コカコーラは忽然と現れたのです。
 
 早速、友達とふたり190mlボトルを買って飲みました。ビールの一件もあり、あまり期待はしてなかったのですが、ひと口飲んだ途端、テレビCMや、アメリカの家庭を紹介した雑誌のグラビアなどから想像していた味と、ピタリと一致したのにはびっくりしました。ちなみに、一緒に飲んだ友達は、おばあちゃん愛飲の養命酒みたいだと言って、ふた口ほど飲んで残りを私にくれました。
 
 その日以降、毎日学校帰りにその店でコカコーラを飲むのが私の習慣になりました。
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