★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

感動神経の劣化

2019年06月30日 13時10分19秒 | 徒然(つれづれ)
 本日で今年上半期が終了。
 個人的には定年退職、社会的には改元というビッグイベントがあったにもかかわらず、イマイチ感慨や盛り上がりには欠けた感がある。

 加齢による感動神経の劣化で感動音痴になったのかもしれない。
 感動は経験や習慣と反比例するものだから仕方がない。

 歳をとって求めるべきは感動ではなく平穏だ。
 未だその境地にはないが、少しづつ近づいてきている気はする。

 大学時代の同級生の近況を見聞すると、暇さえあれば小旅行やハイキングをしたり、コンサートや映画を観たり、旨いものを食べに行ったりと、腰を落ち着ける間も惜しむバイタリティだ。
 泳ぎをやめたら死んでしまうマグロのように、どこかへ行ったり、何かをしたり、人としゃべっていないと、あたかも死んでしまうかのような切迫感が垣間見える。

 私のように何もしないという勇気とストレス耐性を持って欲しいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビートルズ来日記念日

2019年06月29日 14時56分10秒 | 音楽
 1966年の今日6月29日にビートルズの4人は羽田空港に降り立った。
 最初で最後の来日コンサートのためだ。

 当時九州の辺境の町の小学6年生だった私は、ビートルズの名前こそ知ってはいたが、なんの興味も抱いていなかった。
 当然、武道館コンサートやそれにまつわる狂騒のことも記憶にない。
 その影響の下、日本の音楽シーンを席巻するグループサウンズもまだ世に出てはいなかった。

 私の音楽的興味は、エレキの若大将で一世を風靡した加山雄三だった。アルバムこそ買えなかったが、シングル盤は出るたびに買っていた。

 そんな私がビートルズを意識したのは、グループサウンズを経て、洋楽、特にロックに目覚めた中学3年の終わり頃だった。
 初めて買ったシングルが「ゲットバック」だった。
 それも数あるロックバンドの中のひとつという位置づけだった。

 高校1年になってすぐにポールのビートルズ脱退宣言を聞き、世間の注目度の高さに改めてビートルズの歴史を振り返った時に、これはとんでもないグループだったと認識した次第だ。
 少ない小遣いを貯めて「アビイロード」を買い、そのハズレのない完璧な音楽性に衝撃を受けた。
 友達から過去のアルバムを借りて聴きまくり、楽譜を買い、ギターで弾き語りしたものだ。

 映画「レット・イット・ビー」では、伝説のバンドの崩壊の過程を目の当たりにしてショックを受けた。
 豪華写真集付きのサウンドトラックアルバムも買った。
 大学生になってからは一時期バンドを組んでビートルズナンバーも演奏した。

 その後、今に至るまですべての洋楽はビートルズというフィルターを通して聴いている。
 解散してからもジョージやポールの来日コンサートには行ったが、それはもはやビートルズではなかった。
 老齢年金フル支給の65歳を目前にした現在でも、ユーチューブで聴くのはお約束だ。

 そんなビートルズの来日コンサートにインスパイアされて短編小説を書いてみた。
 


 

拙著三十年後のビートルズ ただいまAmazon Kindle Storeにて絶賛発売中。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王将フェア商品とゼロ餃子

2019年06月29日 11時42分46秒 | 徒然(つれづれ)
 本日も梅雨の晴れ間がのぞいている。
 雨が降ったら控えるつもりでいたウォーキングをショートカットで実行。
 膝関節の痛みはやや和らいでいる。

 王将でブランチ。今回は早い時間だったので自宅のそばの24時間営業の空港店に行く。
 レギュラーメニューのほかにオリジナルメニューとドリンクメニューが充実している。

 6月フェアのよだれ鶏冷麺とニンニクゼロ餃子を試食。

 よだれ鶏とは蒸し鶏をラー油と唐辛子と山椒で味付けしたものだ。
 冷麺と銘打っているわりには爽やかな酸味がほとんどない。
 卓上の酢で味変を試みる。

 ニンニクゼロ餃子はなんとなく物足りない。
 ニンニクのあのジャンクなパンチが足りないのだ。
 ニッスイの冷凍餃子を彷彿とさせる。
 やはり餃子はニンニク入りでないとダメだ。


 *本日のゾロ目ナンバープレート
  2222、1111、8888、7777、9999、3333、5555
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そんなの関係ねえ

2019年06月28日 11時07分55秒 | 徒然(つれづれ)
 近畿は梅雨入り宣言したばかりなのに、梅雨の晴れ間が眩しい夏日和。
 予報では明日から梅雨は本格化のようだが、それもまた怪しいものだ。

 巷は芸人の闇営業の話題で喧しいが、私にはなんの影響も興味もない。
 同じようになんの影響も受けていない一般人が、SNS上ではここぞとばかりに非難や批判、中傷や嘲りの声を上げている。皆さんよっぽど暇なのだろう。

 G20で各国首脳が大阪に集結している。
 議長国日本は警備だけでも大変だ。
 しかしそれも私にはなんの影響も興味もない。

 芸人が謹慎しようが、首相と大統領が何を話そうが、引きこもり年金生活の私にはなんの関係もない。
 これっぽっちも交わる部分はない。

 そんなことより、今夜の夕食は何にしよう、夜はどのB級映画を観よう、明日の競馬はどの馬でいこう、など卑近な些事のほうが今の私にとっては興味の対象であり、問題だ。


 *本日のゾロ目ナンバープレート
  1111、8888、7777、4444、6666、2222、5555、3333
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラス張りの個人情報

2019年06月27日 18時40分01秒 | 徒然(つれづれ)
 昨夜ユーチューブでSF洋画を検索して「フライト8714」という映画にヒットした。
 ヤフーで検索し、あらすじを読むとなかなか面白そうだったので、後日観てみようと思い、昨夜はスルーした。

 そのDVDの案内が本日ヤフーショッピングのダイレクトメールで届いた。
 個人情報であるべき詳細な検索履歴を、ヤフーは確実に掴んでいるということがわかる。

 これは私に限ったことではないだろう。
 ヤバいサイトなどの履歴も当然ヤフーの手の内だ。
 これだと極端な話、私が完全犯罪を計画したところで、ネット検索で情報を得ていたとしたら、その情報はすぐに警察に通報されるのだろう。

 また、宝くじで億単位の当選をして、その使い道や経験者談などをしつこく検索したら、当選したこと自体バレてしまう可能性もある。

 普通の人間の個人情報など、ヤフーにかかればガラス張り状態ということだ。
 ヤフーさん、くれぐれも悪用しないでくれよ。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

♪ 入ってますで~梅~雨~♪(Happy Birthdayで)

2019年06月27日 08時06分26秒 | 徒然(つれづれ)
 やっと近畿も梅雨入りだ。
 観測史上最も遅い梅雨入りらしい。
 そんなわけで朝から雨模様。週間天気予報も雨や曇りが並んでいる。
 この期間は膝関節の静養に努めよう。
 とりあえず本日は完全引きこもりなので、雨をテーマにした曲でも聴いてみることにする。
 思いつくままに並べてみよう。

  雨・・・ジリオラ・チンクェッティ
  悲しき雨音・・・ザ・カスケーズ
  雨に消えた初恋・・・ザ・カウシルズ
  雨を見たかい・・・クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
  雨にぬれても・・・B.J.トーマス
  雨の訪問者・・・フランシス・レイ
  雨の日と月曜日は・・・カーペンターズ
  ファイア・アンド・レイン・・・ジェームス・テイラー
  はげしい雨が降る・・・ボブ・ディラン
  雨のささやき・・・ホセ・フェリシアーノ
  たどりついたらいつも雨ふり・・・吉田拓郎
  雨の御堂筋・・・欧陽菲菲
  雨の慕情・・・八代亜紀
  冷たい雨・・・松任谷由実
  雨よ降らないで・・・ザ・テンプターズ

 1970年代と昭和だなあ。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王将よ永遠なれ

2019年06月26日 12時12分55秒 | 徒然(つれづれ)
 ウォーキング途中で王将のゴールデンセットでブレイクタイム。
 言わずもがなの餃子2人前とキムチと瓶ビールの鉄板セットだ。

 キンキンに冷えたビールを、これもキンキンに冷やしたグラスに泡を立てないように静かに注ぐ。
 私にとってビールの泡は不要だ。それは炭酸が抜けていることを意味する。

 一杯目はゴクゴクと喉を鳴らして一気に流し込む。
 旨いとは思わないが刺激と爽快感が堪らない。
 あとは餃子とキムチをアテにチビチビとやる。

 餃子は最後の晩餐と決めているので、不味かろうはずがない。
 ビールとはベストマリアージュだ。
 若い店員たちを見ながら「君らが生まれる前から俺はこの餃子を食ってるんだもんね」という優越感に浸る。

 箸休めのキムチのピリ辛と酸っぱさも欠かせない。

 勘定時にスタンプカードをもらう。
 スタンプが溜まれば、餃子のタダ券や会員カード、ラーメン丼や目覚まし時計がもらえるという。

 京都の安汚い中華屋が、全国的なチェーン展開のファーストフード店に成り上がってしまった。
 時の流れや、いとおかし。


 *本日のゾロ目ナンバープレート
  1111、2222、8888、7777、5555、3333
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

背反二律

2019年06月25日 12時37分01秒 | 徒然(つれづれ)
 最近ボトムはカーゴパンツがお気に入りだ。
 ゆったり目とジャストフィットの2本を交互に穿いている。
 トップスは夏らしくTシャツやポロシャツだ。

 このカーゴパンツの最大の特徴はポケットの多さだ。
 建築現場や解体現場の兄ちゃんたちが穿いている、ニッカボッカ風のカーゴパンツは、そのポケットの実用性を最大限に利用し、色んなものを詰め込んでいる。

 片やファッションで穿いている街行く若者は、そのポケットに何も入れないことを旨としている。
 ポケットの実用性を完全に無視することがお洒落なのだ。
 そもそもその作り自体がタイトでポケットは、ワイルド感を出すための半ば飾り物だ。

 そういうわけで流行りのカーゴパンツは、実用性とファッション性の背反二律を体現しているひとつの見本だ。

 私は年齢的にカーゴパンツの対象者ではないということはこの際横に置いといて、当然後者の穿き方だ。
 背が高かったり、太めの場合はゆったり目が似合うが、私のように背が低くスリムな体型にはタイトな仕様が似合う。

 ジーパン一本やりの諸兄にも、カーゴパンツを1本ワードローブに加えることをお勧めする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイノリティ宣言

2019年06月25日 11時38分22秒 | 徒然(つれづれ)
 昔から出不精で面倒臭がりだ。
 それは決して多数派ではなく、どちらかといえば少数派だろう。
 引きこもり年金生活を始めてから、自分の性格、性質に思いを巡らせることが多々ある。
 そして思い当たることのほとんどが少数派で、普通の人間から見たら、それらを兼ね備える変人に見えるかもしれない。

 思いつくままに挙げてみよう。
 人付き合いが面倒で、人に依存しない。別に拒絶するのではなく、来るもの拒まず、去るもの追わずのスタンスだ。
 長い時間、あるいは期間、ひとりでいることにストレスを感じない。
 人はひとりでも生きていけるということを確信している。

 旅行や行楽が嫌いだ。
 運動が嫌いだ。
 労働が嫌いだ。

 味音痴というか食にこだわりはない。高級店の料理も王将の料理も同じレベルの美味しさしか感じない。
 手作りよりインスタントの味噌汁が好みだ。
 コーヒーが嫌いだ。

 酒は人並みに飲めるが旨いと思ったことはない。煙草も同じ。
 女を売りにするクラブやキャバクラなどの飲み屋には行かない。

 一生懸命とか努力とか頑張るなどという言葉が嫌いで、そうしたこともない。そういうフリはした。
 約束や計画が苦手だ。ただし約束や立てた計画は厳守する。

 感情を表に出すのが苦手だ。というか、そんな激しい感情にとらわれたことがない。
 両親や祖母が亡くなった時も、大した動揺もなかった。お疲れさまという感情だけだ。

 将来の事は考えない。
 希望や期待は持たない。
 後悔や未練、大きな悩みもない。
 何事もできないと思えばすぐ諦める。

 最低限パソコンさえあれば生きていける。

 そんな私は明らかにマイノリティだ。


 *本日のゾロ目ナンバープレート
  1111、5555、8888、7777、6666
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏日とマクドと静寂と

2019年06月24日 12時28分51秒 | 徒然(つれづれ)
 本日もピーカンの夏日。
 ウォーキングは膝関節の様子見でショートカットをさらにショートカット。

 途中マクドでブランチ。
 ただ今ポテトフライが全サイズ150円キャンペーンで、迷わずLサイズとチーズバーガー、ホットを注文。
 月曜の午前中のマクドは、若い主婦連中の井戸端会議の花盛り。
 高いランチではなく安いマクド、気ままなダサ系ファッションという出で立ちが彼女たちの所得を物語る。

 屋外はまだ蝉の声こそ聴こえないものの、空も木々も照りつける太陽も完全に夏模様だ。
 幹線道路から外れた住宅街は、まるでジョルジュ・デ・キリコの絵を彷彿とさせる、真夏の静寂に包まれている。
 その静寂の中で、何かのきっかけが欲しいとふと思った。
 

 *本日のゾロ目ナンバープレート
  1111、3333、4444、6666
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨は何処

2019年06月23日 17時08分41秒 | 徒然(つれづれ)
 関西はまだ梅雨入りしていないらしい。
 例年だと6月7日らしいので、もう2週間以上遅れている。
 降れば真夏のような短時間の夕立だ。

 このままカラ梅雨で終わればいいのだが、予報によると今週半ばくらいから天気は崩れそうだ。
 ちょうど膝関節の療養には都合がいい。

 本日の宝塚記念もハズレ、競馬も来週から夏のローカルシリーズだ。
 ローリスク、ハイリターンで堅実にいこう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【競馬】第60回宝塚記念予想

2019年06月23日 09時57分01秒 | 競馬
 春のGⅠシリーズの掉尾を飾るグランプリ宝塚記念だ。
 出走頭数は12頭とやや少ないが、半数の6頭がGⅠ馬とメンバーは豪華だ。

 まずは近走実績、臨戦過程、その他から、ざっとランク付けしてみる。
 Aランクは大阪杯1、2着のアルアイン、キセキ、天皇賞春4着のエタリオウだ。
 Bランクは海外帰りが気にかかる、レイデオロ、リスグラシュー、スワーヴリチャードだ。
 Cランクは穴馬で、凱旋門賞挑戦で箔をつけたクリンチャー、昨年のこのレース3着のノーブルマーズだ。

 上述8頭でほぼ決まりだろうから、あとは組み合わせ次第だ。
 特にBランクは取捨に要注意だ。

 逃げ馬キセキが1枠1番と絶好の枠順を引き当てた。
 ゲートさえ普通に出ればマイペースの単騎逃げは確実だ。
 そうなればバテない強みで8割から9割方逃げ切り勝ちは堅そうだ。
 
 とすれば2、3着にクリンチャーとノーブルを置いて多少とも高配を期待したい。

<結論>
 三連単フォーメーション24点
  1着①キセキ
  2着③エタリオウ④アルアイン⑨クリンチャー⑩ノーブルマーズ
  3着②レイデオロ③エタリオウ④アルアイン⑨クリンチャー⑩ノーブルマーズ⑪スワーヴリチャード⑫リスグラシュー

 

拙著ハズレ馬券ゲットのための十ヵ条 ただいまAmazon Kindle Storeにて絶賛発売中。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二日酔いの朝

2019年06月22日 13時46分17秒 | 徒然(つれづれ)
 昨夜のたそがれオヤジ飲み会はメンバー3名と寂しい顔ぶれ。
 居酒屋→カラオケスナック→ひとりワインバーのコースは不変。
 本日は二日酔いと足腰の痛みで11時起床。ウォーキングは中止。
 老化による体力低下を改めて実感。
 不労鯨飲に朝から家内のカミナリ直撃。
 それでなくとも不定愁訴なのに意気消沈や甚だし。
 午後からは明日の宝塚記念に向けて予想に没頭。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マジカル・ヒステリー・妻~

2019年06月21日 10時57分54秒 | 徒然(つれづれ)
 今宵たそがれオヤジ飲み会の予定につき、本日は朝のウォーキングは自重して自宅待機。
 天気も良さそうで、真夏日の気温も夜には下がりそうだ。

 引きこもり年金生活のたまの飲み会の外出前は、家計担当の家内の機嫌を損ねないようにすることが必要だ。
 それでなくとも仕事につけとうるさい毎日なのだ。

 大病さえしなければ年金で最低限の生活は維持できるはずだ。
 論理的に説明しようにも、それを論破と受け取る家内なので、どうしようもない。
 女が感情論というジョーカーを持っている限り、男に女は論破などできない。

 男にできるのは女の感情をうまくコントロールすることだけだ。
 方法はいろいろあるが、今のところ有効なのは、一切の反論をせず、沈黙を守ることだ。
 相手を一人相撲で疲れさせる方法だ。
 そして時間をかけてそれをある種の諦観まで発展させることが重要だ。
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時代は変わった

2019年06月20日 12時06分11秒 | 徒然(つれづれ)
 暇にまかせて1974年の月刊宝島を読み返している。
 私が大学2回生の時に読んだものだ。
 読み始めるとすぐにあの時代へタイムトリップできる。

 パソコンや携帯電話もなかったあの頃、当然インターネットなど想像もできなかったし、知識や情報は書籍や新聞、テレビから吸収していた。

 宝島のサブカル雑誌特有の紙質の悪い誌面は、時代の変化や流行に敏感なそれぞれの筆者の情熱が溢れていた。
 メインストリームからやや外れた独断傾向の著述は、私たち若者の知的好奇心を刺激した。

 私が20歳くらいの時で、宝島のメインの編集者、著者たちは30代だったはずだ。
 学生運動盛んな時代に育ち、その時代特有の政治思想や哲学で理論武装した、その割にはストイックな本筋から外れた、ちょっと尖った中にも軟弱さが垣間見える連中だ。

 その連中の書くものは、今読み返すと、論理の飛躍やこじ付けはあるもののなかなか個性的で面白い。
 中には人種差別、男女差別、セクハラ、モラハラ的な表現もあるが、その時代の倫理観では問題にならなかったのだろう。

 それに対して現在は、インターネット環境が浸透し、SNSによる情報の拡散、発言の切り取り、集中批判、揚げ足とりなど、自由な情報発信のリスクは高まり、マナーやモラルが複雑化、細分化、強制化され、今や物言えば唇寒し状態だ。
 本来の知的知識階級は鳴りを潜め、メディアで発言しているのは、痛みに鈍感な似非評論家か芸人コメンテイターばかりだ。


 *本日のゾロ目ナンバープレート
  1111、6666、3333、5555、8888、7777、2222、9999
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする