今や若者に限らず、中高年もその傾向は顕著だけどね。
新聞や書籍はもちろん、インターネットの、ある程度以上の長い文章を読むのも面倒らしい。
読むほうだけでなく、書くほうも激減している。
今や文字を書くというより、入力するというほうが時流にマッチしているよね。
それもほとんどが、LINEやX(旧Twitter)に代表されるような短文だ。
他のSNSにしても、画像や動画がメインで、文章はほとんど添え物程度だ。
思いを伝えるには、百聞(文)は一見に如かずで、文章より画像や動画が手っ取り早いのかもしれない。
そんな風潮ゆえ、若者世代は、小説や評論などの長い文章に抵抗があり、中高年は老眼で文字が見えにくく、読むのが面倒になる。
それを読み手の退化というべきなのか、長い文章の必要性の低下というべきなのか。
文章自体は言葉と同様、意思や情報を伝えるコミュニケーション・ツールだ。
長い歴史の中で、それが時流に合わせて変化するのは当然だろう。
長い文章が短い文章に淘汰され、それで思いが伝わるのなら、それに越したことはない。
その補助的な役目を担っていた画像や動画が、今や意思、情報伝達の主役になりつつある。
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