今後組織委の女性理事を11名増やして、理事会の女性の比率を40%にまでするらしい。
能力は二の次、とりあえずは女性を組織のトップにして、数を増やせばいいのだ、というその場しのぎの付け焼刃的な発想としか言いようがない。
気がつけば組織委の会長、五輪相、開催地東京都知事が女性、JOCの山下会長も全柔連のパワハラ隠蔽疑惑で、その座も流動的だ。
森会長の、女性は話が長く会議が長引くという発言が、女性蔑視という世界的な問題に発展し、辞任に追い込まれたのも、根底には日本古来の男尊女卑思想に原因があるような気がする。
男尊女卑思想というと語弊があるので、男子優先思想というほうが適確か。
日本の驚異的な経済成長を実現した1960年代も、極論すれば、その思想が根底にあったからのような気がする。
その思想自体、別に女性を卑しめたり蔑視したりするものではない。
レディファーストの反対で、大層な意味はないのだ。
女性蔑視やセクハラという概念がなかった頃の時代の話だ。
その概念は平和ボケの浸透とともに顕在化してくる。
しかしその男子優先思想は変えようがない。
なぜならば、日本国憲法、皇室典範で以下の通り定められているからだ。
皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
日本の象徴がこれだからね。
森発言が女性蔑視ならば、これも明らかに女性蔑視だろう。
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