春のGⅠシリーズの掉尾を飾るグランプリ宝塚記念。
グランプリの名にふさわしく、今年もGⅠ馬8頭を含む豪華なメンバーが顔を揃えた。
2200mという、帯に短したすきに長し的な微妙な距離で、各馬の前走距離も1600mから3200mまでと、出走馬の距離適性の見極めが難解だ。
単純に枠で見ると、8枠が過去10年で7勝と驚異の勝率だ。
また、このレース過去10年で1着2回、2着3回、3着4回と牝馬の活躍が目立つ。
昨年のリスグラシューの優勝も記憶に新しい。
アーモンドアイこそ出ないが、今年もラッキーライラックとクロノジェネシスという、大阪杯1、2着の実力牝馬がエントリーしている。
どちらも2200mという距離も経験済みだ。
その取捨も課題となりそうだ。
牡馬の人気どころは、サートゥルナーリア、ブラストワンピース、グローリーヴェイズのGⅠ馬だ。
実力牝馬との比較が難しいところだ。
まずは過去10年のデータからマイナスポイント馬を抽出だ。
▼単勝オッズ50倍以上
トーセンカンビーナ、トーセンスーリヤ、モズベッロ、レッドジェニアル、ペルシアンナイト、メイショウテンゲン、アフリカンゴールド、アドマイヤアルバ
▼関東馬で当日9番人気以下
トーセンスーリヤ
▼前走5着以下(G1除く)
アフリカンゴールド、アドマイヤアルバ
▼前走4番人気以下(G1除く)
アフリカンゴールド、アドマイヤアルバ、トーセンスーリヤ、レッドジェニアル
▼6歳以上で前走6番人気以下(海外除く)
ペルシアンナイト、ダンビュライト、スティッフェリオ、カデナ
▼前走10番人気以下で3着以下
ペルシアンナイト、アフリカンゴールド、アドマイヤアルバ、メイショウテンゲン、カデナ
▼前走1800~3000mで5着以下で当日4番人気以下
ペルシアンナイト、アフリカンゴールド、ワグネリアン、アドマイヤアルバ、ブラストワンピース
▼間隔10週以上で7番人気以下
ワグネリアン、カデナ
消去法でいくと、サートゥルナーリア、ラッキーライラック、クロノジェネシス、キセキ、グローリーヴェイズの5頭に絞られる。
それらの死角を挙げてみよう。
サートゥルの前走は快勝も、勝って当然の格下メンバーだ。
ラッキーは最終追い切り後の体重が、前走より12kg増の532kgと過去最高だ。
クロノはラッキーに過去2戦2敗だ。
キセキは出遅れ癖とスタミナが心配だ。
グローリーは6ヵ月半の長期休養明けだ。
春のGⅠでは紐にノーマークというか、人気薄の伏兵が絡んでいるケースが多い。
そこらへんにも気を配りながら、高配ゲットといきたいものだ。
泣いても笑ってもこれが最後、春のGⅠシリーズ全敗を阻止すべく、ここは当てることを視野に入れよう。
とはいっても、本命筋ガチガチでは面白くない。
人気上位3頭を2、3着に固定して、中位、下位人気馬を5頭ピックアップして1着に固定だ。
<結論>
三連単フォーメーション30点
1着①トーセンカンビーナ③グローリーヴェイズ⑫モズベッロ⑬ダンビュライト⑱ブラストワンピース
2着⑤サートゥルナーリア⑪ラッキーライラック⑯クロノジェネシス
3着⑤サートゥルナーリア⑪ラッキーライラック⑯クロノジェネシス
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