★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

食中毒とにぎり寿司

2024年07月31日 10時48分43秒 | 徒然(つれづれ)
 東急百貨店に出店のうなぎの老舗で、黄色ブドウ球菌による、147名に及ぶ食中毒が発生。
 土用の丑の日に、1700個以上販売された「うなぎ弁当」が発生源のようだ。

 報道によると、老舗店で弁当を作る際に、複数の従業員が手袋をせず、素手で作業をしていたという。
 季節柄、食中毒が懸念される状況で、食のプロである老舗のリスク管理に問題があったのは否めない。

 加熱された鰻でさえそうなのだから、生ものである寿司に至っては、さらなるリスクが伴うはずだ。
 庶民の友、回転寿司では、ビニール手袋着用がルールのようだけど、老舗や高級店のにぎり職人はもっぱら素手だよね。

 その素手で、包丁やまな板を触り、時にはネタケースやカウンターに触れたりもしている。
 そして、その手で生のネタを握っているんだよね。
 それでなくても、素手で握る生ものというだけで、あまりいい気はしない。

 作業の合間に水道水で手を洗ったり、布巾で拭いたりしているけど、それで雑菌が払拭されているとは到底思えない。
 素人考えでも、食中毒のリスクは他の加熱する料理より、格段に高いように思われる。

 そんな老舗や高級寿司店に、食中毒に対する喚起を誰もしないのは不思議だよね。
 市中の料理店に対しては、その衛生観念に目を光らせるのにだ。

 老舗、あるいは高級店というだけで、衛生状態が担保されていると考えている、日本人の悪い癖だ。
 庶民の私としては、素手で握る高級寿司店より、ビニール手袋着用の回転寿司のほうが余程安心できる。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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君はオリンピックを観ているかい

2024年07月30日 11時04分47秒 | 徒然(つれづれ)
 パリ・オリンピックが開催中だ。
 期待の選手やチームが早々に敗退したり、伏兵が台頭したりで波乱万丈のようだけど、日本は順調にメダルを獲得しているようだ。

 テレビ中継もやっているけど、それを観ようという気が起こらない。
 要は、興味がないんだよね。

 選手にとっては、人生最大の目標、それを目指し、多くの犠牲を払って、練習に明け暮れてきたことだろう。
 しかし、見る側としては、選手の血のにじむような努力を、ちょっとは想像しても実感することなどできない。
 競技、勝負事としての楽しみ、興味でしかないんだよね。
 楽しめるだけまだいいのかもしれないけど、歳をとるとそれもほとんどなくなるものだ。
 
 私にとってのオリンピックといえば、今から60年前の、1964年の東京オリンピックだ。
 今ほどテレビ中継はされていなかったけど、それでもいろんな競技を白黒テレビで観て熱狂していたものだ。
 
 女子バレーボールの東洋の魔女、男子体操チーム、重量挙げの三宅義信、マラソンの円谷幸吉、女子体操のチャスラフスカ、男子陸上100mのヘイズ、水泳のショランダー、柔道のヘーシンク、マラソンのアベベ・・・そんなチームや選手が、当時小学4年生だった私の脳裏に焼き付いている。
 また、当時、切手収集が趣味だったので、オリンピックの記念切手を集めまくっていたものだ。

 それが今や、オリンピックに対する興味は急速に薄れてしまった。
 今では、サッカーくらいしか興味はないんだよね。

 オリンピックに限らず、何事においても、ちょっとやそっとのことでは感動しなくなった。
 歳をとって、いろいろと人生経験をするに従い、感動や興味というものが少なくなっていくのは、仕方がないことだろう。 
 極端な話、加齢や経験は感動の敵なんだろうね。

 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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夏休みの想い出

2024年07月29日 13時31分00秒 | 徒然(つれづれ)
 学生、生徒は待ちに待った夏休みだ。
 私も子供の頃は、夏休みが待ち遠しかったものだ。
 仕事もそうだったけど、学校の勉強も子供心には嫌なものだったのは否めないよね。

 そんな束縛からの解放が夏休みだ。
 1ヵ月超の大型連休は、年間行事の中でも最大の楽しみだった。

 もちろん、夏休み自体も嬉しいけど、その嬉しさのピークは、夏休みに入る直前の1学期の終業式の日だ。
 翌日からの夏休みを思うと、天にも昇るような、もっと言えば、オシッコをチビリそうな気分だったものさ。
 誰もがそんな浮かれ気分で、終業式の日は授業もなく、見慣れた教室が違った光景に見えたしね。

 夏休みに入ると、8月からの自由を満喫すべく、7月中に夏の友や宿題、自由研究を、必死になって終わらせたものだ。
 小学校の低学年で、夏休みの終盤の、やり残した宿題の憂鬱を経験しているので、小学4年くらいからは、そんな知恵も働くようになったんだよね。

 そんな後顧の憂いのない夏休みだったけど、やはり期待していたような、楽しみは数えるほどしかなかった。
 毎日が日曜日みたいで、それはそれで嬉しかったけど、子供の頃は余暇に関する計画性がなかったので、長い休みを無駄に過ごしていたんだよね。

 たまのお出かけも親の都合だったので、自分でコントロールするのは難しかった。
 そんなわけで、8月も20日を過ぎると、残りの日数を指折り数え、夏休みが終わるという焦燥感に苛まれたものだ。

 夏休みが終わってみると、当初の期待と現実の差を思い知らされ、やり残したこと、やっておけばよかったと思うことが多々あった。
 あとの祭りみたいなもんだね。

 それでも子供の頃は、二学期が始まると、気持ちの切り替えはすぐにできた。
 大人になってからのほうが、長期休暇のあとの憂鬱を長く引きずるみたいだね。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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暑中お見舞い申し上げます

2024年07月29日 00時50分15秒 | 徒然(つれづれ)
 夏が暑いのは当たり前だけど、今年は例年にない酷暑だ。
 朝のウォーキング時にそれを身をもって感じる。

 ニュースによると、熱中症で搬送される人間は引きも切らず、その上、コロナや手足口病も流行の兆しを見せているようだ。 
 大阪は、線状降水帯やゲリラ豪雨はないけど、暑さは全国各地と変わらないね。

 最近は男でも日傘をさしているのを見かける。
 日本男児も軟弱になったものだ。
 世が世なれば、奇人変人扱いだ。

 夏至も大暑も過ぎているのに、まだまだ暑さは続くようだ。
 暑気払いのブランチビールがクセになりそうだ。

 天気予報によると、今週後半は全国的に40℃に迫る気温になるらしい。
 どうせなら、観測史上最高気温を更新してもらいたいものだ。


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スパゲティの蕎麦食い

2024年07月28日 13時30分19秒 | 徒然(つれづれ)
 麺類の中でも、種類は問わず、スパゲティが好きだ。
 専門店、ファミレス、喫茶店、自宅で自分で作る市販のものでも、スパゲティであればなんでもいい。

 よく作るのは、一番シンプルなペペロンチーノなんだよね。
 余計なものを足さない、ニンニクと唐辛子のマリアージュは、専門店の味とほとんど大差ないように思う。

 スパゲティは、フォークで巻いて、うどんや蕎麦みたいに、すすらないように食べるのが一般的なようだ。
 日本人も外国人の真似をして、その食べ方がマナーであるかのように思っている。

 外国人がすすらないのは、歴史的にすする習慣がなく、口の筋肉が退化して、すすることができないからだ。
 日本人ならば、うどんや蕎麦を食べる時のように、フォークではなく箸を使って、盛大に音を立ててすすりたいものだ。
 それが古来から伝わる、合理的な日本式の食べ方だよね。

 まあ、専門店でそんなことをした日には、まわりのヒンシュクを買うのがオチだけどね。
 私は自宅で食べる時には、盛大に音を立ててすすって食べている。
 そのほうが格段に旨いしね。

 カレーもそうだ。
 卵かけご飯はグチャグチャに混ぜるのに、カレーでそれをやると下品だと非難される。
 カレーの名店、自由軒のカレーは、最初からグチャグチャに混ぜているのに、誰もそれを下品とは言わないよね。

 諸兄も、自宅で家族の目を盗んで、スパゲティのすすり食い、カレーのグチャ混ぜを試したらいかが。
 ささやかな自由や解放感を味わえること請け合いだよ。
 

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心配無用

2024年07月27日 08時02分41秒 | 徒然(つれづれ)
 定年退職後、引きこもり生活をしていると、たまの飲み会の席で、世間から取り残されたり、情報や流行に疎くなったりするだろうと心配される。

 心配してくれるのはありがたいけど、そんなことはないんだよね。

 世間から取り残されるというのは、たぶん、人付き合いがなくなったことによる、狭い人間関係における疎外感のことだろう。
 孤独を好む私にとっては、それは好都合なんだよね。

 元来、他人の動向が、自身の生活に影響を来たすほどの付き合いはしていなかったからね。
 人に対する依存度が高い人間ほど、ひとりになると不安になるんだろうね。

 また、情報や流行は、インターネットからほとんど収集できる。
 在職中より多くの時間をネット検索に割けるからね。
 仕事の場では、私的なネット閲覧は最小限に抑えられていたからね。

 そんなわけで、情報や流行に関しては、在職中より詳しくなったほどだ。

 とにかく出不精で、外出するのが億劫なタチだ。
 旅行や遠出などとんでもない。疲れに行くようなものだ。

 人それぞれに価値観があるのだから、自身の価値観に沿って生きてゆけばいいのだ。
 人がどう思おうが、そんなことはどうでもいい。
 大事なのは、生きていく上での、自分自身の平穏や心地よさだ。

 定年退職や引きこもり生活は、一般的にはマイナスのイメージを持たれがちだけど、私に限ってはプラスに作用している。


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ビートルズ vs ストーンズ

2024年07月26日 10時18分38秒 | 徒然(つれづれ)
 1973年、大学時代に所属していた軽音楽同好会では、ビートルズ派とストーンズ派の仁義なき戦いがあった。
 戦いといっても、いがみ合いや諍いの類いではなく、その音楽性の優劣というか比較を、多岐にわたって熱く議論するのだ。

 ビートルズの曲にはハズレがないけど、ストーンズは当たりハズレがある。
 ビートルズは素人向けで、ストーンズは玄人向けだ。
 ビートルズの曲はいろんなミュージシャンにカバーされているけど、ストーンズはほとんどない。
 ビートルズは過去の遺物、ストーンズは現役バリバリだ。

 そもそもポップロック色の強かったビートルズと、ブルースロックのストーンズを比べること自体が間違いで、議論はいつまでたっても平行線だった。
 もともと、どちらかのシンパなので、お互いに容易に日和ったりはしない。

 唯一、同じ土俵にのったのが、レノン&マッカートニーがストーンズに提供し、のちにビートルズもカバーした『アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン』だ。
 その勝負は、パート別では、ギターとベースがビートルズ、ボーカルとドラムスがストーンズという引き分けで両派一致した。

 ビートルズはリンゴのボーカルが減点、ストーンズはビル・ワイマンの前面に出過ぎたベースが減点だった。
 初期のナンバーで比較しても、お互いに進化しているので、ほとんど無意味だったけどね。

 そんな両派の戦いを、冷めた目で見ていたのが、当時台頭していたハードロック派だ。
 ジミヘンやクラプトンに比べたら、ジョージやキースのギターなどアマチュアレベル、とまでこき下ろされた。

 これには両派一致団結して反論したものだ。
 
 ジョージもキースも、一部ではヘタウマと揶揄されるほど、テクニックではジミヘンやクラプトンに劣るけど、そのテイストは誰にも真似できない。
 ビートルズやストーンズというバンドの中で、化学反応的にその味が醸成されたのだ。
 ジミヘンやクラプトンが、ビートルズやストーンズになれたか。
 ギターテクだけでは、ミュージックシーンを席巻できないんだ。

 現在のキースに至っては、加齢に伴って、その素人もどきに磨きがかかってきた。
 あの5弦のテレキャスから繰り出される、アクやクセの強いサウンドやタイム感は、唯一無二になった感がある。

 この際、存命のポールとリンゴをストーンズに加えて、ローリング・ビートルズを結成してはいかがなものだろう。
 名実ともに史上最高のバンドになるに違いない。
 ストーンズにはリズム隊がいないから、ちょうどいいんじゃないかな。

 今さら新曲とは言わないので、過去のお互いのナンバーを演奏したら、それはそれで楽しめるはずだ。
 ポールの『サティスファクション』やミックの『ロング・アンド・ワインディング・ロード』を、ぜひ聴いてみたいものだ。

 

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水面下でコロナ再び

2024年07月25日 09時14分49秒 | 徒然(つれづれ)
 巷ではまた密かにコロナが流行っているらしい。

 飲み友の大学時代の同級生2人とその家族が、ワクチン接種したにもかかわらず、罹ったようだ。
 罹る人間はワクチン接種していても、複数回罹るみたいだ。

 ワクチン未接種の私が罹らないのが不思議でならない。
 これは運だけとはいえない。

 私が罹らないのは、引きこもり生活で、ほとんど人との接触がないからか、自己免疫力が強いかの、どちらかなのだろう。
 罹った人間は、たぶん、自己免疫力が弱い上に、仕事や付き合いで人との接触が多いからだろう。

 本来は感染予防のためのワクチンではないのか。
 接種した人間は、いざ罹った場合、ワクチンは感染予防ではなく、そのおかげで重症化しないと、いいほうに考えている節がある。

 特例で、治験もしていないワクチンを何回も接種した上に、副反応に悩まされたり、複数回コロナに感染したり、もしかしたら将来、もっと重大なワクチンの副作用が出ないとも限らない。

 そんなリスクを考えているのだろうか。
 世の薬害は忘れた頃にやってくるものだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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本当に美味しいもの

2024年07月24日 10時12分46秒 | 徒然(つれづれ)
 誰しも好きな料理や食べ物があるだろう。

 遠出してでも、行列に並んでも食べたいという料理もあるだろう。
 三日にあげずでも食べたい料理もあるだろう。

 でも、本当にそれは美味しいのか。

 試しに、満腹時にそれを食べて美味しいと言えるだろうか。
 中には、別腹とかで、美味しいと言う人間もいるだろうけど、ほとんどの人間は美味しいと感じないだろう。

 それは美味しいという感覚には、空腹という要素が大きく影響するからだろうね。
 空腹の時には、嫌いなもの以外、何を食べてもそこそこ美味しいと感じるものだ。
 空腹は一番の調味料、あるいはご馳走と言われる所以だね。

 逆に、嫌いなものは、いくら空腹であっても、美味しいとは感じないものだ。
 嫌いなものを美味しいと感じるのは、年月、要は加齢によるところが大きい。

 子供の時や、若い時に嫌いだったものが、歳をとったら美味しいと感じることは少なくない。
 私も、子供の頃嫌いだった、刺身や豚肉、茄子や玉ねぎなどを今食べると美味しいと思う。

 味覚は年齢によっても変わってくるようだ。
 それでも、空腹という調味料には勝てないよね。

 一度、自分が美味しいと思うものを満腹時に食べてみるといい。
 それでなお、美味しいと思えるものこそ、本当に、美味しい、自分が好きなものだろう。

 今の私には、残念ながらそんなものはないんだよね。
 

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もうひとつの人生

2024年07月23日 11時12分28秒 | 徒然(つれづれ)
 この歳になり、過去を振り返ると、二つの大きな人生の岐路があった。
 そこで、ひとつの選択をして、あるいは運命のふるいにかけられて、人生街道を歩いてきた。

 その結果が現在の状況だ。
 その状況の良し悪し、幸不幸は比べる対象によって異なるけど、私自身はこれでよかったと思っている。

 たまに思うのが、その二つの人生の岐路で、違った選択、あるいは当落をしていたら、どんな人生になっていただろう、ということなんだよね。

 一つ目は、京都の大学ではなく、それと同じレベルの東京の大学に入っていたらどうなっていただろう。
 言葉は関西弁ではなく、標準語になり、関西特有の野暮ったさとは反対の、スマートなシティボーイになっていたかもしれない。
 出会う人間も全然違っていただろうし、延いては今の家内と出会うこともなかっただろうね。
 もしかしたら、田舎者ゆえ、逆に東京の重圧に押しつぶされていたかもしれない。
 
 二つ目が運よく転職できたことだ。
 転職せずに、大学卒業と同時に入社した、あの小さな会社に留まっていたら、どうなっていただろう。
 家内と出会ったのが、その会社だったので、家内とは今と同様、結婚していただろう。

 その会社は中小企業として、細々ながら今でも存在はしている。
 しかし、そこで嫌々ながらも、定年まで勤め上げていたとしたら、転職後の会社が、東証一部上場にまで急成長したことを思うとゾッとする。
 酷暑の京都を、クーラーもついていない、荷物満載の営業車で駆け回っていたあの頃は、今にして思うと、熱中症にならなかったのが不思議なくらいだ。

 人生は一度きり、岐路ではひとつの道しか選べないし、後戻りはできない。
 選んだ道での若干の方向修正はできるかもしれないけど、それはまがり道の多いあみだくじみたいなもので、いずれにしても前に進むしかないんだよね。
 人生の岐路とは、大いなるギャンブルと言えるかもしれない。


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この夏の猛暑の証拠

2024年07月22日 12時22分46秒 | 徒然(つれづれ)
 天気予報によると、今年の夏は例年にない猛暑らしい。

 その証拠に、この2週間ほどで、手の腕時計と指輪のあとがくっきりと浮かび上がった。
 日々の炎天下のウォーキングの賜物か。

 前田美波里や夏目雅子の時代は、小麦色の日焼け肌が持てはやされたけど、今や日焼けは悪、美白、ホワイトニングの時代だね。
 昔はカッコよかった喫煙者が、今では極悪人呼ばわりされているのと一緒だね。

 喫煙といえば、女子体操選手が、あとにも先にも生まれて初めて、たった一度だけの喫煙と飲酒 (本人談)で、オリンピック出場辞退に追い込まれたよね。
 世が世なれば、反省文程度で済んだかもしれないのに、可哀想だね。
 
 

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コーヒーアレルギー

2024年07月22日 10時32分52秒 | 徒然(つれづれ)
 今朝は早起きして、7時過ぎにウォーキングに出発。

 暑くならないうちにと、家を出たものの、時すでに遅しで、10分も経つと汗が噴き出した。
 予報では、今年の夏は近年にない猛暑になるらしい。

 途中、ガストでモーニング。
 唐揚げモーニング定食があったので、朝から唐揚げ4個のヘビー・ブレックファースト。

 ドリンクバーが付いていたんで、コーラとオレンジジュースを飲む。
 そのあと時間つぶしに、ホットコーヒーを飲んだのが間違い。

 元来、コーヒーが苦手な私だけど、どういう風の吹きまわしか、久しぶりに飲んでみようという気になったんだよね。
 そのせいか、店を出てから、若干、気分が悪くなり吐き気がしてきた。
 やはり、コーヒーとは相性が悪いようだ。

 私とは逆に、家内はコーヒーが大好きで、1日に何杯もコーヒーメーカーで淹れて飲んでいる。
 私も学生時代は、喫茶店をハシゴして飲んでいたのに、いつから嫌いになったのか思い出せない。
 たぶん、もう死ぬまでコーヒーとは縁がなさそうだ。
 

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校門の前の喫茶店

2024年07月21日 11時37分07秒 | 徒然(つれづれ)
 私が大学に入学した1973年当時、京都は喫茶店の全盛期だった。
 繫華街の河原町や木屋町、大学の周辺はもちろん、駅や下宿周辺にも必ず1軒や2軒の喫茶店があった。

 九州の辺境の村出身の私は、喫茶店に入るだけで大学生になったと実感したものだ。
 好きでもない苦いコーヒーを飲むのが、大学生のステイタスと信じて疑わなかった。
 
 吉田拓郎も『青春の詩』で歌っていた。

  ♪ 喫茶店に彼女とふたりで入って~
  コーヒーを注文すること~ 
  ああ それが青春~

 当時は喫茶店の中でも、ちょっと上を行くジャズ喫茶やフォーク喫茶が、大学生の私たちの行きつけだった。
 
 そんな私が一番通ったのが、所属していたフォークソング同好会のメンバーの溜まり場、校門前の「スペース」という喫茶店だった。
 当時は各クラブや同好会御用達の、そんな行きつけの喫茶店が大学周辺にあった。

 その喫茶店は洋服店の二階にあり、細い階段を上がると、フォークロアな雰囲気が広がっていた。
 店内には、ウエストコースト系のフォークロックが流れていて、漫画や週刊誌や新聞が常備されていた。
 クジラカツ定食が売りで、バイトのおネエちゃんたちとはすぐに顔馴染みになった。

 講義の合間にそこへ行くと、必ず同好会の誰かがいた。
 多い時は1日2、3回は通っていた。
 まさにガロの『学生街の喫茶店』そのものだった。

 時は流れて、今や京都の喫茶店は半減した感がある。
 当然、「スペース」や行きつけのジャズ喫茶もなくなった。
 もう、あの時の歌は聴こえない。
  

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世界規模のシステム障害

2024年07月20日 13時21分15秒 | 徒然(つれづれ)
 当ブログで、昨日、一昨日に懸念していた、世界規模のシステム障害が現実に発生した。
 先見の明を自慢するつもりはないけど、起こるべくして起こった事象だろう。

 ウインドウズ系のセキュリティ・ソフトの更新作業時に、システムエラーが発生し、それが世界規模のシステム障害に拡大したという。
 アメリカの主要航空会社の便は、現在も運航を中止しているようだ。

 全世界のパソコンOSの70%を占めるウインドウズの20%に、今回問題となった「クラウドストライク」のセキュリティ・ソフトがインストールされているという。
 今さらながらに、大企業におけるウインドウズの寡占状態が浮き彫りになった。
 そしてそのセキュリティ・ソフトが、クラウドストライク1社に集中していることが明らかになった。

 ウインドウズを導入している大企業は、システム障害の復旧に当たっては、自社での対処はお手上げ状態で、マイクロソフトに頼りきりだ。
 まさに、極端な話、一民間企業のマイクロソフトが、世界の基幹システムを一手に握っている状態だ。

 もし、その上層部に悪意ある集団が生まれたら、世界の覇権は簡単に奪われるのではないだろうか。
 頻発する世界規模のシステム障害は、その予行演習?と疑ってしまうのは私の思い過ごしだろうか。
 

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夜行列車の旅

2024年07月20日 10時50分02秒 | 徒然(つれづれ)
 大学時代、京都から九州の辺境までの帰省は、もっぱら夜行列車だった。
 それも料金の安いボックス席の夜行急行だ。
 まだ山陽新幹線が岡山までしか開通しておらず、また、貧乏学生には寝台特急は高すぎるので、各駅停車以外で一番安い夜行急行「阿蘇」を利用していた。
 
「阿蘇」は名古屋発熊本行なので、京都は途中停車駅だったんだよね。
 京都発午後9時半で、私の乗り換え駅、博多に翌朝の9時半に到着する、丸半日の夜行列車の旅だ。

 帰省はシーズンオフを狙っていたんで、途中乗車でも自由席はガラガラだった。
 同じ車両には、数えるほどの乗客しかいなくて、4人掛けのボックス席をひとりで占領できた。

 京都駅で買った駅弁を食べ終え、当時は電車内で喫煙できたんで、煙草を一服すると、やることもなくなるんだよね。
 今だったら、ビールや酎ハイでも飲んで、酔いにまかせて寝られるけど、当時はまだ酒飲みではなかったんで、アルコールは持ち込んでなかった。

 まだウォークマンもない時代で、暇を潰すには読書しかなかった。
 そのために、当時のサブカル雑誌「宝島」を携帯していた。
 それで2、3時間は時間が潰せた。

 電車の窓には、自分の顔が他人のように映っていた。
 車窓の暗闇を、時折、電信柱の街路灯や自販機の灯りが通り過ぎてゆく。
 このまま永遠に、そんな時間が続いていくような錯覚に陥ったものさ。

 まるで昔の日活映画の、北へ旅する渡り鳥のような、やるせない気分が好きだったね。
 なんとなく郷愁という言葉が似つかわしい、夜行列車の旅だったなあ。
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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