褒められるということは、本人にその要素があるからだ。
それは才能であったり、功績であったり、要は人より優れたものが認められるからだ。
サラリーマンだとその仕事で褒められ、それが昇進出世に繋がったりもする。
芸能人だと、その演技が認められ、スターとなり、スポーツ選手だと、記録を重ねて偉大になる。
人は褒められることに喜びを感じ、もっと褒められたくて努力し成長するのだ。
貶されて、それをバネにして成長するという面もあるだろうが、それはいつかは褒められたいという願望からだろう。
一部の芸能人においては、日頃は褒められなかったのに、死後、褒められるということが往々にしてある。
ネット記事などでよく見られるのが、付き合いのあった同僚からの訃報時のコメントで、生前のいい人エピソードが語られるやつだ。
脇役や悪役、生前にちょっとした不祥事を起こしたような役者などで、その隠された殊勝な一面が語られたりする。
所謂、死者を美化するコメントだ。
そんな記事を読むたびに、生きてたうちに本人に言ってやってたら、と思うのは私だけだろうか。
意味合いは異なるけど、警察の殉職者の階級特進なども、遺族のためで、本人にはなんの慰めにもならない。
褒め言葉や昇進は本人に伝わってこそ意味があるのだ。
とりあえず、仲間内では、今のうちに相手のことを褒めまくろう。
ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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