今日、期待して食べに行った宮本むなしのさんまの塩焼きもそうだった。
何事においても、今まで期待通り、もしくは期待以上の満足感を味わったためしがない。
それから言えることは、期待は裏切られるためにあるのかもしれない。
そうは言っても、悲しいかな人間は、何事においても期待する生き物だ。
期待とはプラス思考のように思われがちだが、実は期待イコール、欲望、煩悩、邪心と言えるかもしれない。
そんな気持ちが見え隠れする期待は、裏切られて当然だろう。
競馬でもそうだが、期待の本命が凡走することはよくあることだ。
変に期待はしないに限る。
無欲、無我、無心の境地、どうせ思い通りにはいかないだろう、の気持ちで臨めば、うまく行った時の喜びも大きい。
無欲の勝利、思いもしなかった幸運というやつだ。
人生において、他力本願的な期待というやつは禁物だ。
期待する代わりに、失望を仮想体験しておけば、何事にも動じない、あるいは予想外の喜びを得られるかもしれない。
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