★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

思い出の劣化

2018年01月03日 19時36分08秒 | 徒然(つれづれ)
 正月休みは何もすることもないので、日がな一日ネットでB級映画やユーチューブ観賞だ。
 ユーチューブは主に昭和歌謡、特に昭和30年代から40年代物が懐古趣味の私にはピッタリだ。

 今日は以前BS朝日で放送された『「いちご白書」から「神田川」まで~昭和フォークの旅』という番組を観た。
 往年のフォーク歌手、ばんばひろふみ、堀内孝雄、杉田二郎、高山巌、因幡晃が、フォーク居酒屋で、聴衆を前に、それぞれのヒット曲を歌いつつ、昭和フォークの名曲や曲にちなんだエピソードを紹介するという番組だ。

 昭和歌謡はよく聴いていた私だが、昭和フォーク全盛期には、ビートルズを筆頭とするロックにハマっていたので、曲は知っていても、当時はそんなに思い入れはなかった。
 それが今日聴いてみると、なかなか懐かしく心に染みた。
 歌詞がイマイチわからない洋楽は、懐かしい思い出とはシンクロしないが、邦楽は当時の心情をダイレクトに思い出させてくれる。

 しかし心に染みる昭和フォークも、明るく楽しい懐かしさではなく、どこか切なくやるせない、痛みにも似た懐かしさを喚起させる。
 あの頃は楽しかったはずなのに、今にして思うとセピアの思い出は、その楽しさが蒸発して、記憶の澱みたいに切ないものに変化している。

 思い出は美化されるだけでなく、経年変化という劣化もするのだ。
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王将鉄板メニュー

2018年01月03日 12時23分33秒 | 徒然(つれづれ)
 久しぶり、かつ、年明け初の王将。
 開店と同時に一番乗り。

 オーダーは私の鉄板、餃子&ニラレバ炒め&瓶ビールだ。

 これは王将の三種の神器ともいうべきアイテムで、私だけでなく、長年の王将通や酒飲みを自認するのなら、なにはともあれ注文すべき王道の三品だ。

 餃子は王将がその店名に冠しているだけあり、当然のマストアイテムで、それをより旨く食するためにビールは欠かせない。
 餃子&ビールという組み合わせは、妻と夫、ストリッパーとヒモ、クラプトンとギターくらいベストマリアージュの関係だ。

 食事という意味では何らかの一品も必要だ。
 餃子とビールというアースカラーの地味な色合いに彩りを添えるには、カラフルな食材が考えられるが、八宝菜や酢豚などのあまりに派手な色合いは、それが全面に出てしまう。

 ここは色合い的には控えめだが、栄養バランスはもとより、スタミナ食としてはピカイチのニラレバ炒めが相応だろう。
 ニラの緑、レバーの焦げ茶、垣間見える人参の赤と玉ねぎの白が、ほどよく餃子とビールにマッチする。
 味のほうもニラやレバーの苦味を、甘辛い醤油と砂糖で中和させた、ビールによく合う酒飲みの大人の味だ。

 そんなわけで、今年もチープでジャンクな私の食生活は変わらないだろう。
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