正月休みは何もすることもないので、日がな一日ネットでB級映画やユーチューブ観賞だ。
ユーチューブは主に昭和歌謡、特に昭和30年代から40年代物が懐古趣味の私にはピッタリだ。
今日は以前BS朝日で放送された『「いちご白書」から「神田川」まで~昭和フォークの旅』という番組を観た。
往年のフォーク歌手、ばんばひろふみ、堀内孝雄、杉田二郎、高山巌、因幡晃が、フォーク居酒屋で、聴衆を前に、それぞれのヒット曲を歌いつつ、昭和フォークの名曲や曲にちなんだエピソードを紹介するという番組だ。
昭和歌謡はよく聴いていた私だが、昭和フォーク全盛期には、ビートルズを筆頭とするロックにハマっていたので、曲は知っていても、当時はそんなに思い入れはなかった。
それが今日聴いてみると、なかなか懐かしく心に染みた。
歌詞がイマイチわからない洋楽は、懐かしい思い出とはシンクロしないが、邦楽は当時の心情をダイレクトに思い出させてくれる。
しかし心に染みる昭和フォークも、明るく楽しい懐かしさではなく、どこか切なくやるせない、痛みにも似た懐かしさを喚起させる。
あの頃は楽しかったはずなのに、今にして思うとセピアの思い出は、その楽しさが蒸発して、記憶の澱みたいに切ないものに変化している。
思い出は美化されるだけでなく、経年変化という劣化もするのだ。
ユーチューブは主に昭和歌謡、特に昭和30年代から40年代物が懐古趣味の私にはピッタリだ。
今日は以前BS朝日で放送された『「いちご白書」から「神田川」まで~昭和フォークの旅』という番組を観た。
往年のフォーク歌手、ばんばひろふみ、堀内孝雄、杉田二郎、高山巌、因幡晃が、フォーク居酒屋で、聴衆を前に、それぞれのヒット曲を歌いつつ、昭和フォークの名曲や曲にちなんだエピソードを紹介するという番組だ。
昭和歌謡はよく聴いていた私だが、昭和フォーク全盛期には、ビートルズを筆頭とするロックにハマっていたので、曲は知っていても、当時はそんなに思い入れはなかった。
それが今日聴いてみると、なかなか懐かしく心に染みた。
歌詞がイマイチわからない洋楽は、懐かしい思い出とはシンクロしないが、邦楽は当時の心情をダイレクトに思い出させてくれる。
しかし心に染みる昭和フォークも、明るく楽しい懐かしさではなく、どこか切なくやるせない、痛みにも似た懐かしさを喚起させる。
あの頃は楽しかったはずなのに、今にして思うとセピアの思い出は、その楽しさが蒸発して、記憶の澱みたいに切ないものに変化している。
思い出は美化されるだけでなく、経年変化という劣化もするのだ。