★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

今年の10大ニュース

2019年12月31日 17時42分21秒 | 徒然(つれづれ)
 巷で盛んに10大ニュースを発表しているので、私としてもなんとかひねり出そうと思う。
 
 第10位 Windows10に無料で移行完了

  Windows7のサポート終了に伴う、Windows10への無料の移行期間後でも、無料で移行できたのはラッキーだ。
  これを知らない人間は、ソフト購入やパソコン自体の購入で高額出費必至だ。 

 第9位 髭で年相応に変身

  よく言えば若い、悪く言えば年相応の貫禄がない。
  そんな声に抵抗すべく口髭と顎鬚を生やした。白いものが多いのが玉にキズだ。

 第8位 たそがれオヤジ飲み会皆勤

  毎月の飲み会は、サラリーマン時代からの細いつながりだ。
  いつまで続くかわからないが、来年も皆勤を心掛けよう。

 第7位 Wi-Fi導入

  面倒臭いと思っていたWi-Fi導入もやってみたら拍子抜けするくらい簡単だった。
  今は一家で3台のパソコンが稼働中だ。

 第6位 ハーレーGジャンゲット

  Gジャン好きなら憧れる、ハーレー・ダビッドソンのデニムのライダーズジャケットを中古で手に入れた。
  ジーパンやカーゴパンツとの相性はピッタリだ。

 第5位 身内、知人の訃報0件

  今年は幸いなことに身内や知人の訃報に接することがなかった。
  この歳になると自身の存命より他人のそれが気にかかる。

 第4位 電子書籍30冊突破

  夢の印税生活を目論んだ電子書籍も30冊を超えたが、売れ行きのほどはあまり芳しくない。
  来年は、有効な販促方法を考えよう。

 第3位 ダービー20万円馬券ゲット

  まぐれ当たりでも勝てば官軍だ。
  今年の競馬の収支は8万円のプラスだ。

 第2位 定年退職後の引きこもり生活

  今のところ思い描いていたとおりの引きこもり年金生活が送れている。
  大病さえしなければ、これでなんとかやっていけそうだ。

 第1位 平穏無事

  刺激や感動などとは縁遠い生活だが、逆に苦労や不幸もない平穏無事に勝る幸せはないと思う。


 では、ご愛読いただいた皆様、よいお年をお迎えください。
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静かな年末年始

2019年12月31日 14時08分26秒 | 徒然(つれづれ)
 昨夜は大学の同級生と飲み納め。
 会うたびに同じようにあの頃の話をしているのに、いつも新たな発見がある。
 大学時代の想い出の抜け落ちていた部分をジグソーパズルよろしく埋めていく。
 縁あって18歳で知り合い、65歳の現在まで親交があるのは一種の奇跡みたいなものだ。

 朝ホテルで目覚め、サラリーマン時代の知り合いがやっている年中無休のカフェバーに立ち寄る。
 年末年始の客足は望めそうもないが、継続は力なりでオープンしているという。
 見上げたものだ。

 その後、散歩がてら大晦日の梅田地下街を徘徊。
 泉の広場がなくなり、改装なったホワイティ梅田は新たな飲食街に変貌していた。

 昼前に自宅に戻り、今年1年を回想。
 定年退職1年目は可もなく不可もなく、というところか。
 病気をしなかっただけよしとしよう。
 この調子で来年も頑張らず、柳に風の気持ちで飄々と生きていこう。

 孫娘が風邪のため娘夫婦の帰省がキャンセルとなり、何をトチ狂ったか、ならば私が、と家内が急遽上京することに。
 1週間ほど留守にするという。
 ひとりだけの静かな正月を送れそうだ。
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不寛容社会

2019年12月29日 14時11分26秒 | 徒然(つれづれ)
 家内がコーヒー好きで、毎日5、6杯は飲んでいるようだ。
 通販で挽いた豆を買い、コーヒーメーカーで淹れて飲んでいる。

 私もたまに付き合いで飲んでみるが、決しておいしいとは思わない。
 逆にあの苦さは砂糖やミルクで中和しても苦手だ。
 飲むと決まって喉が渇くし、便意を催す。
 体質的に合わないようだ。

 ネットで調べると、身体にはあまりよくないという説が多い。
 少数の過激な意見がネットで炎上、浸透し、それが大義となる今日この頃の風潮だ。
 そんな今の不寛容社会が続くと、そのうちコーヒーも煙草と同じ運命をたどりそうな気がする。

 煙草や酒、極端な話、麻薬も昔はリラックス効果のある医薬品や嗜好品として世に受け入れられてきた経緯がある。
 今では麻薬は罪、煙草は害と断罪され、そのうち酒もそうなりかねない。
 コーヒーやアレルギー食品なども健康阻害のやり玉に挙げられる日が来るかもしれない。
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キタ━(゚∀゚)━!!!

2019年12月29日 13時24分35秒 | 徒然(つれづれ)
 そいつはなんの予兆もなく突然やってきた。
 冬虫夏草、ミジンコ、ミミズとエビが合体したような細長い透明の虫、銀河系状の黒い点の集合体、黒い小さなゴミ・・・そんなものが突然右目の視界に現れた。

 巷でいうところの飛蚊症だ。
 それは蚊が飛んでいるどころの騒ぎではない。
 かなり大きくて鮮明だ。

 ネットで検索すると、ほとんどが加齢とともに徐々に出現するらしい。
 それが、くっきり、はっきり、デカく、突然現れたので少なからずびっくりだ。
 ここまで大きく種類が多いのは珍しいみたいだ。

 それらは白い壁や空を背景にすると、先述したように、より鮮明さを増し、形を変えながら想像上の物体を形成する。
 まるで顕微鏡下のような不思議な世界だ。

 4月の左目の緑内障検査の時に、ついでに診てもらうことにしよう。
 それまでに症状が進み、どんな面白い映像を見せてくれるか楽しみでもある。
 


 *本日の1桁ナンバープレート
  ・・・1、・・・5、・・・7、・・・3、・・・2
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【競馬】第36回ホープフルステークス予想

2019年12月28日 10時25分51秒 | 競馬
 秋のGⅠシリーズ掉尾を飾るホープフルステークス。
 有馬記念のあとで、気の抜けた炭酸のような2歳馬のGⅠだ。
 つい先々週2歳GⅠ朝日杯FSが終わったばかりなのに、またまた2歳のGⅠとはJRAも何を考えているのだろう。

 阪神と中山、1600mと2000mと、競馬場、距離こそ異なるが、どちらも来年のクラシックを目指す2歳の頂上決戦だ。
 距離を1800mにしてどちらかに一本化してはいかがなものか。

 いずれにしても、キャリアもなく、実績も乏しい2歳馬だけに予想のし甲斐もない。
 新馬から2連勝の馬が4頭いるが、確固たる軸にするにはどれもはなはだ心許ない。

 とりあえず過去10年のデータから消去馬を抽出する。

 ▼10番人気以下
  ブルーミングスカイ、ディアセオリー、パンサラッサ、クリノプレーヴ
 ▼単勝50倍以上
  ナリノモンターニュ、ラグビーボーイ、ガロアクリーク、ブルーミングスカイ、ディアセオリー、パンサラッサ、クリノプレーヴ
 ▼関東馬で前走2着以下
  ディアセオリー
 ▼前走1勝クラスで3着以下
  ディアセオリー、パンサラッサ
 ▼前走新馬~1勝クラスで4番人気以下
  ガロアクリーク、クリノブレーヴ、ディアセオリー、パンサラッサ、ラグビーボーイ

 有馬記念がアーモンドアイ惨敗の波乱だったので、ここは堅くおさまりそうな気配濃厚だが、あえて中穴狙いに徹しよう。
 去年まで4年連続で外国人騎手が優勝している実績から、2連勝馬のうち、前走驚異の2歳レコード勝ちの1番人気コントレイルは鞍上福永なので、2着か3着に固定して、1着はマーフィーのヴェルトライゼンデ、ルメールのワーケアに託そう。



<結論>
 ★三連単フォーメーション10点
  1着⑤ヴェルトライゼンデ⑦ワーケア 
  2着②コントレイル
  3着①ブラックホール③ブルーミングスカイ⑤ヴェルトライゼンデ⑦ワーケア⑪オーソリティ⑬ラインベック

 ★三連単フォーメーション10点
  1着⑤ヴェルトライゼンデ⑦ワーケア 
  2着①ブラックホール③ブルーミングスカイ⑤ヴェルトライゼンデ⑦ワーケア⑪オーソリティ⑬ラインベック
  3着②コントレイル


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年末年始のあれやこれ

2019年12月27日 21時27分23秒 | 徒然(つれづれ)
 今宵、王将にてたそがれオヤジ年忘れの宴。
 メンバー中ふたりは中途入社で知り合って、35年来付き合ってきた同じ釜の飯を食った仲だ。

 長いサラリーマン生活の中での紆余曲折を経て、付かず離れず、定年退職後の今も付き合いが続いていることに感慨もあらた。
 いろんな人間に出会ってきて、結局は最初に出会ったふたりといまだに付き合いがあるというのが縁というものか。
 お互いに憎まれ口を叩きながらも、付き合っているということは、数少ない生涯の友ということになるのかもしれない。
 
 年末は年金引きこもり生活のリフレッシュのために、プチ別居を敢行することにした。
 天満のホテルでひとりだけの年末年始だ。
 帰省してくる娘夫婦と孫娘に会えないのは残念だが、それも致し方なしと諦めの境地だ。

 生活は苦しいはずなのに、家内はその経費を惜しげもなく出す。
 よほどふたりだけの息詰まる生活が嫌なのだろう。

 とりあえず大晦日と元旦は大阪天満宮に参拝してみよう。
 
 
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二人の世界

2019年12月27日 13時12分30秒 | 徒然(つれづれ)
 定年退職して以来、予想していたとおり、在職中に親しくしていた連中からの音信はほぼ皆無になった。
 会社や仕事を媒介にしていた仲なので当然と言えば当然の成り行きだ。
 人との付き合いがあまり好きではなかった私にとっては、これ幸いなところもある。

 在職中から深い付き合いは無意識に避け、ひとりの世界をこよなく愛してきた私だからいいが、人付き合いに重きを置いていた連中や、外に出るのが性に合っていた連中にしてみたら、やるせないことおびただしいに違いない。

 退職した連中は年齢的にも妻とふたりだけの定年後の生活になっていることと思う。
 望んで再就職した者であれば、発散の余地もあるかもしれないが、家庭中心の老後生活を計画していた者は、妻との軋轢に苦しんでいる様子が容易に想像できる。
 事前に年金引きこもり生活を納得してもらった私でさえ、日常的な家内の愚痴や小言に辟易している現状なのだ。

 世の妻は夫の40年前後に渡るサラリーマン生活の苦労を一瞬は評価しても、日常的に家にいる夫に対してストレスが溜まるのもまた仕方がないことだろう。
 それは経済的な意味合いもあるだろうが、生理的な意味合いが多分に影響するのだろう。

 かつては愛し合い、生活の苦楽を共にした相手だが、今となってはお互いに抜け殻、出汁をとったあとの昆布や鰹節みたいな存在なのだ。
 それは捨てるか、かろうじて佃煮にするしかない。
 
 
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雨を見たかい

2019年12月27日 12時44分11秒 | 徒然(つれづれ)
 ウォーキング途中で空は晴れているのに小雨がパラついてきた。
 まるでCCRの「雨を見たかい」のような天気雨だ。

 あの歌は、べトナム戦争時に米軍機から降り注ぐナパーム弾を、晴れた空から降る雨に見立てたのだという説があったが、真相はうやむやだ。
 あの頃の時代はいろんな歌が、作者が意図するしないにかかわらず、反戦の意味合いを指摘されたものだ。
 戦場や銃後の違いはあれ、戦争を体験した世代がまだ数多く存在していたからだろう。

 現在のヒットチャートに反戦歌は皆無だ。
 戦争体験者がほとんどいなくなり、世に平和ボケが浸透したからだろう。

 その平和ボケに胡坐をかいて、自分に害の及ばないところから、各自の正義を振りかざし、いろんなところで炎上している、なんとかハラスメントの類は、不思議と歌にならない。

 今や歌に抗議や批判を込めること自体ダサいことなのだろう。


 *本日の1桁ナンバープレート
  ・・・9、・・・1、・・・3
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同じローソンなのに

2019年12月26日 13時21分27秒 | 徒然(つれづれ)
 家の近所に2軒のローソンがある。
 ひとつは家のすぐ隣で、もうひとつは300mほど離れている。
 どちらも幹線道路沿いで、住宅地にも近く、店舗や駐車場の広さもほぼ同じくらいだ。
 徒歩でも車でも入りやすさは似たようなものだ。

 しかし客の入り具合は、素人目に見ても家の隣のローソンのほうがはるかに多いようだ。
 同じような規模、客層、立地条件なのに客の入りに大差があるのはどうしてだろう。
 新装開店に当たっては、それなりの市場調査もしているはずだ。
 突き詰めて調べていけば、その要因もある程度見当がつくかもしれないが、極端にいえば、両店が持っている運の差だろう。

 これはサラリーマン社会においても言えることだ。
 同じサラリーマンで、同程度の実力、人格があっても、出世レースでは明暗を分ける。

 会社で社長やそれに次ぐ地位まで上り詰める社員は、やはり若手時代から他の社員とは何かが違っている。
 その違いは意識してやっているのではなく、自然に現れるものだ。
 出世レースなど意にも介していないし、もちろん唯我独尊でもない。

 そんな社員が必ずいろんな部署にいるものだ。
 そしてその中から将来の社長が生まれる。
 誰が社長になっても特段の文句は出ない。

 しかし社長はひとり、一番運を持っている人間だ。
 それは結果でわかることで、過程ではわからない。

 運が強い、持っている、というのは自分自身でもある程度わかるものだ。
 もし自分が運を持っていないのであれば、サラリーマン人生の早い時期に、部長なり次長なりに最終目標を落として、それなりの根回しをすべきなのだ。
 
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サラダバー潜入記

2019年12月25日 11時52分40秒 | 徒然(つれづれ)
 日頃の生野菜不足を補うために、サラダバーのあるファミレスをネットで検索して、ウォーキング途上一番近いビッグボーイを訪問。
 朝10時から17時まで超ロングなランチタイムは、他のファミレスに類を見ない。
 もちろんランチメニューも充実している。

 そんなランチメニューには目もくれず、私はバイキングランチ税込748円也を注文。
 バイキングと名がついているが、内容はサラダ、ライス、カレー、スープのみの食べ放題だ。
 そんなことはネットで先刻承知で、目的はサラダを腹一杯食べることだ。

 しかしながら、サラダバーのコンテンツは想像に反する品揃えのなさ。
 生野菜系はキャベツ、レタス、タマネギ、プチトマト、オクラ、ハンサムグリーンのみで、あとは豆類やコーン、海藻や豆腐、冷たいパスタ系だ。
 私のお気に入りのブロッコリーやカリフラワー、アスパラガスなどが入っていない。

 とりあえず生野菜全種類を器に盛ろうとするも、器が小さすぎて3個に分けて取る。
 カレーとスープもほんの味見程度に食べてみたが、どちらもコクと旨味がなく、特にカレーは家のカレーより数ランク下だ。
 
 ポテトサラダをご飯代わりに、和風ドレッシングをかけた野菜を食べるも、草を食べているようでなんだか味気ない。
 やはり歯ごたえ、食べごたえのインパクトがあるブロッコリーやアスパラガスがないせいだろう。
 野菜は生より炒めてしっかり味付したほうが旨い、というのをあらためて思った次第だ。
 
 
 

 *本日の1桁ナンバープレート
  ・・・6、・・・8、・・・1、・・・3、・・・7、・・・2
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泡沫(うたかた)

2019年12月24日 11時04分58秒 | 徒然(つれづれ)
 泡沫と書いて、そのまま読めば'ほうまつ'だ。
 泡沫候補に代表されるマイナスイメージだ。
 しかし'うたかた'と読めば、なにやら格調高そうなわびさび感が漂う。
 意味としては前者が'つまらないもの'、後者が'はかないもの'ということになる。

「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し」

 方丈記にあるように、人の人生ははかないものだ。
 鴨長明が'うたかた'に反映させたのは、人生のつまらなさではなく、人生のはかなさだ。
'つまらない'は一言で切り捨ててしまえるが、'はかない'はそこに漂う透徹した無常感やおぼろげで崇高な光、神々しい脆さなどを想起させる。

 はかないから大切なのだ。
 歳をとると、それが実感として強く感じられるのは当然のことだろう。

 しかし時すでに遅しだ。
 そこに何をも見い出せないまま、はかない人生のほとんどを無為に費やしてしまっている。
 アフターフェスティバル、あとの祭りだ。
 残りの人生で、はかなさの中に、悟りや光を見つけられるのだろうか。
 
 


 *本日の1桁ナンバープレート
  ・・・2、・・・3、・・・1、・・・5、・・・8、・・・6、・・・4、・・・7
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これが目に入らぬか

2019年12月23日 12時26分17秒 | 徒然(つれづれ)
 電車に乗る時は優先席が空いていたらそこに座ることにしている。
 65歳の老齢だからというわけではない。

 例えば優先席に座っているとしよう。
 目的地に着くまでに電車が混んでくる。
 とある駅で見るからに老人然とした客が乗ってくる。
 立っている客の間を縫って優先席のほうにやってくる。

 気が利く、あるいは気まずく感じた、優先席に座っている老人以外の客が席を譲れば問題はない。
 しかし優先席に座っている客が、優先席対象の客で、席に空きがなければ、あとから来た老人は吊革につかまって立つしかない。

 そんな時にそれを見かけた近くの正義感に溢れる若者やサラリーマン、意識高い系の女子などが、意を決して、かなり若作りの私に、老人に席を譲るように言ってくるのを、私は心待ちにしているのだ。

「ここは優先席ですよ。ご老人に席を譲ったらどうですか」

 そんな意味のことを非難めいた強い口調で、言ってくるとしよう。
 正義感に燃えているので、まわりに聞こえるくらいの声量だ。
 それでも席を立たない私に相手は二の矢を放つ。

「優先席と書いてあるでしょう。譲りなさいよ」

 ほとんど実力行使に出んばかりの勢いだ。
 そこで私はセカンドバッグのファスナーを開け、中からあるものを取り出す。
 もちろん拳銃や刃物ではない。

 私は取り出したそれを、水戸黄門の格さんよろしく、相手の目の前にかざす。
 心の中で声高々に「これが目に入らぬか」と見得を切る。
 もちろん葵のご紋の印籠ではない。

 手にした青い手帳には"身体障害者手帳"の銀文字が刻まれている。 
 股関節置換手術で人工股関節になった私は、健常者と変わらないのに、身体障害者4級に認定されているのだ。
 
 それを見た相手の動揺や反応をぜひ見てみたいものだが、いまだにそんなシチュエーションに巡り合ったことがない。
 
 
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間延びした年末

2019年12月23日 12時09分38秒 | 徒然(つれづれ)
 有馬記念も見事に玉砕し、あとは土曜日のホープフルステークスに、わずかな望みを託すだけの年末となった。

 毎年年末の有馬記念が終わったあとは、やるせない気分で過ごすのが常だ。
 5年に1回くらいは有馬記念で当てて、憂いのない年末年始を過ごせているのだが、2015年に大当たりをしたので、次の当たりは来年くらいだ。

 今年は有馬記念が22日と早い日程だったので、まだ年末気分には程遠い。
 暖冬の影響か、世間もそれほど年末感を漂わせていない。

 今週末には臨時のたそがれオヤジ飲み会を、近所の王将で開催することになったので、それが終わらないと年末気分にはなれそうもない。
 年末所感はもう少しあとにまわそう。
 
 


 *本日の1桁ナンバープレート
  ・・・9、・・・3、・・・5、・・・2、・・・8、・・・7、・・・1、・・・6
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【競馬】第64回有馬記念予想

2019年12月22日 11時23分03秒 | 競馬
 いよいよ競馬の総決算、グランプリ有馬記念だ。

 有馬記念で思い出すのが、社会人1年目にゲットしたカネミノブとインターグロリアのワンツーだ。
 当時は枠連までしかなく、少ないボーナスから5000円を捻出し、1000円ずつ5点買いで72倍の高配当をゲットして、年越し資金となったのがいい思い出だ。
 それを機に競馬にのめり込むことになったのは言うまでもない。

 今年はグランプリの名にふさわしく、GⅠ馬11頭を含む超豪華メンバーが集結だ。
 最後まで出走が危ぶまれていた女王アーモンドアイも晴れてエントリーして、まさに今年の最強馬決定戦にふさわしいレースとなった。
 出走馬登録の時点から、令和最初の有馬記念ということで、令=レイデオロ、和=ワールドプレミアのレイワ馬券などという能天気な予想もあるが、泣いても笑っても今年の競馬の総決算だ。
 ここは腰を据えて渾身の予想を心掛けたい。
 手元不如意のここでバッチリ当てて、終わりよければすべて良しとしたいものだ。
 
 見どころはアーモンドアイがどんな勝ち方をするか、はたまたアーモンドアイを負かす馬が出て来るのか、そして大波乱はあるのか…夢と期待に溢れる、予想のし甲斐があるレースだ。

 枠順発表の時点で人気馬が好枠、逃げが予想される馬が外枠と明暗を分けてしまった。
 これで波乱の余地がかなり少なくなった。

 展開面を予想すると、外枠のアエロリットが強引にハナを切り、クロコスミアが競りかけ、ハイペースは必至だ。
 そのあとをキセキをはじめ先行馬がアーモンドアイの前に位置する。
 アエロリットとクロコスミアは、それぞれ同じオーナーのフィエールマン、ワールドプレミアのラビット的な役割なので、玉砕覚悟の逃げを打ち、アーモンドアイの後ろから差してくる両馬に絶好の展開となりそうだ。
 それでもアーモンドアイを差し切るまではどうか。

 私の夢はアーモンドアイが過剰人気して馬群に沈み、思わぬ伏兵が台頭して高配当を演出のパターンだ。
 ギリギリまで出走を迷ったからには、つけ入る余地は十分ありそうだ。
 また上位人気のリスグラシュー、フィエールマン、キセキも海外遠征帰り初戦という不安要素は否めない。

 過去10年のデータからマイナスポイントの馬を消去すると、当然だが、人気上位馬が残る。
 アーモンドアイが1倍台の断トツ人気で、また、9番人気以上と10番人気以下に大きな隔たりがあり、普通なら馬券は1桁人気馬の組み合わせだ。
 その買い目で504点だが、そんな資金の余裕はない。

 高配当を狙う場合、過去10年で1着5回、2着3回、3着2回、着外1回の1番人気アーモンドアイは消せないので、2着か3着固定の馬券になる。
 また、過去10年複勝圏内を外していないジャパンカップ組と、6回の菊花賞組も要注意だ。
 ここは一発逆転を秘めた、大波乱を演出しそうな伏兵探しだ。
 

 
<結論>
 三連単2頭軸マルチ30点
  軸②スワーヴリチャード⑭ヴェロックス
  紐⑤フィエールマン⑥リスグラシュー⑦ワールドプレミア⑨アーモンドアイ⑪キセキ




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光陰の季節の移ろい

2019年12月21日 12時14分56秒 | 徒然(つれづれ)
 ウォーキングをしていると、季節の移り変わりを目の当たりにする。

 春先に昔からの屋敷があっという間に取り壊され、つい先日までうだる暑さの中、セイタカアワダチソウがその高さを競うように生い茂っていた広大な空き地に、木枯らしの今、建設を開始したマンションのコンクリートの土台が嵌め込まれている。

 季節は移ろい、見慣れた景色は変わった。

 静かだった住宅地の一画に工事用の車両が行き来し、ヘルメット姿の建設作業員が忙しく動き回っている。

 来年の初夏には立派なマンションが完成するらしい。
 


 *本日の1桁ナンバープレート
  ・・・9、・・・5、・・・2、・・・8、・・・3、・・・1、・・・6、・・・7
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