歳をとると、昔は着られた服が何となく似合わなくなるものだ。
ジーパンやジージャンなどは、その典型だ。
自分と同年代の還暦オヤジがそれらを着ていると、違和感以上の嫌悪感さえ催してしまう。
体型や風貌が、若者ファッションについていけなくなるのだ。
しかし若く見せたいという年寄りのツッパリは、何とかそれらを身体に合わせようとする。
ダイエットやシェイプアップに励み、白髪染めやカツラで寄る年波に抵抗する。
ダイエットにより、20代当時と同じ体型になった私は、幸いにも白髪染めやカツラは不要で、年齢を知る知人から見たら、若干の違和感があるかもしれないが、ジーパン、ジージャンは普通に着ている。
しかし下ろし立てのジーパンやジージャン、特にジージャンは身体に馴染むのに時間がかかる。
新品は、いわゆる角が取れていないのだ。
ジーンズ製品の下ろし立てほど恥ずかしいものはない。例えれば、散髪翌日の髪型みたいなものだ。
そこで私はジージャンは買ってすぐにシワクチャにして踏んづけて、その後洗濯し、天日干しして、乾いたら1週間パジャマ代わりに着て寝ることにしている。
そうすると昔から着ていたみたいに、バッチリ身体に馴染むのだ。
その昔、『ふぞろいの林檎たち』という山田太一脚本の連続ドラマがあった。
中井貴一、時任三郎、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子という若手俳優をキャスティングした青春群像ドラマだ。
私は毎週欠かさず観ていた。
その主題歌がサザンオールスターズの『いとしのエリー』だった。
当時のサザンは『勝手にシンドバッド』、『気分しだいで責めないで』と、コミックバンド然とした曲で売り出したキワモノという認識しかなかった。
『いとしのエリー』は前2曲とはガラリと雰囲気を変えたバラッド調で、キワモノのネタも尽きたか、の肩透かしを食った印象で、曲自体もインパクトに欠けているように感じたものだ。
まさか歌謡史に残る名曲になるとは思ってもいなかった。
名曲というのは、ビートルズの曲に代表される、出した途端に名曲と呼ばれるものと、何ヵ月、何年か経った後で名曲と呼ばれるものがある。
後者は、いわゆる熟成期間が必要な曲だ。
まさしく『いとしのエリー』がそれだったのだ。熟成期間とは、その後のサザンの活躍を指す。
『いとしのエリー』に限らず、『木綿のハンカチーフ』や『なごり雪』、『心もよう』や『ルージュの伝言』など日本のフォーク、ニューミュージック系の曲は熟成期間が必要みたいだ。
りそな銀行に二つの口座を持っている。
一つは生活費全般の口座で、もう一つは競馬の電話投票専用口座だ。
二つに分けているのは、競馬での金の使い過ぎを抑制するためだ。
競馬は土日で最高1万円までと決めている。当たって配当金が入ればその分は使えるが、負ければ翌週に1万円を口座移動(振込)する。同じ銀行なので手数料は0円だ。
これが違う銀行間の振込や入金だと108円の手数料がかかる。
振込以外の入出金も、平日の時間外や休日、コンビニ経由だと最低でも108円の手数料がかかる。
普通預金の金利が0.02%だから、仮に100万円を1年間預けて金利は200円だ。
ATMで2回出金するだけで金利は吹っ飛んでしまう。銀行強盗ならぬ強盗銀行みたいなものだ。
108円あればコンビニでおにぎりが1個買える。貧乏サラリーマンの昼飯だ。
銀行の1回の出金手数料と昼飯代が同じとは、なんと理不尽なことだろう。
ビートルズの最高傑作アビイロードのジャケ写については諸説フンプンであるが、一般的には、ジョンが神父でリンゴが葬儀屋、ポールが死人でジョージが墓堀人夫というのが定説だろう。
ここからポール死亡説がまことしやかに囁かれたものだ。
でも、そんな深読みはナンセンス。彼らは以下のようにつぶやいていたのである。
ジョン「俺って何てスタイリッシュなんやろう。他の奴らファッションセンスのかけらもないんやもんなあ。ヨーコもカメラマンの後ろで白いドレス着て待ってるし、撮影終わったらラブホにでもシケ込もうかな」
リンゴ「このあと身内の葬式なんやけど、何回横断歩道渡らすねん。この服冬物やから暑いねん」
ポール「俺の靴、どこやねん。なあ、みんな知らんか。なんで俺にだけ意地悪すんねん。もうええわ、この撮影終わったら脱退宣言したんねん」
ジョージ「俺、着替えまだやねん。てか、衣装忘れてきてしもた。ちょっとエリック、タキシード買うてきてくれや」
秋のGⅠ第3戦目は菊花賞だ。ここでなんとか片目を開けたいものだ。
突出した馬がおらず、トライアルの神戸新聞杯組とセントライト記念組と1000万勝ち上がり組の三つ巴で混戦模様だ。
上位人気の3頭、リアファル、リアルスティール、サトノラーゼンにはそれぞれ不安要素がある。
リアファルはダート路線から芝へ転向して2連勝も、展開に恵まれた感があり、リアルは今一歩の突き抜け感がなく、サトノは叩き台とはいえ前哨戦のセントライト記念が負けすぎだ。
過去実績からは神戸新聞杯組が断トツのデータだが、ここはひとひねりで1000万勝ち上がり組から狙ってみよう。
軸はスティーグリッツとワンダーアツレッタだ。
スティーグリッツは、11年前の菊花賞馬デルタブルースと同じ裏街道の九十九里特別からの勝ち上がりで、鞍上も出たら優勝の内田騎手。
ワンダーアツレッタは、秋華賞でクイーンズリングを2着に持ってきた名手デムーロが鞍上で、大仕事をやってくれそうな予感。
紐に人気のリアファル、リアルスティール、サトノラーゼン、下位人気からアルバートドック、マッサビエル、ジュンツバサをピックアップ。
下手な考え休むに似たる。ここは深く考えずにいこう。
三連単マルチ 36点
軸⑦スティーグリッツ⑫ワンダーアツレッタ
紐②サトノラーゼン⑨アルバートドック⑪リアルスティール⑭マッサビエル⑮ジュンツバサ⑰リアファル
中華料理店の旨い、旨くないは炒飯でわかると言われる。そのシンプルさ故に、料理人の腕が試されるという。
一方、冷凍食品やインスタント食品は、店の料理には敵わないというのが定説だ。
その定説に果敢に挑戦したのが、ニチレイの「新本格炒め炒飯」だ。
曰く「98%の人が美味しいと評価」、曰く「プロの工程を再現した新・本格炒め製法」云々。
冷凍食品ランキングや食ブログでも、高評価、絶賛の嵐だ。
ならばと、本日スーパー玉出にて4割引きで購入。
晩飯にフライパンを使って作ってみた。
50g増量キャンペーン中の500gの内容量を一気に炒める。
パラパラ感を出すため、煽りを入れながら炒めていくも、出来上がりは米同士がくっついて、パラパラ感のかけらもなし。
中華料理屋を越えるなんて、ありえへん、冷凍食品なんか、絶対旨い訳ないわ、と思いながら食べてみて、さんまみたいに「ホンマや~」なんて言いたかったのに、やっぱりそんなには旨くなかった。
ちなみに比較対象は王将の炒飯だ。
決して不味くはないが、インパクトに欠ける味で、還暦の私でも塩味が薄く感じるので、育ち盛りの若者にはきっと物足りないはずだ。
かくして前述の定説は覆らない。
ニチレイよ、CMにかける金を味の追求にかけよ。
秋のGⅠシリーズ第2戦は、3歳牝馬3冠のラスト1冠の秋華賞。
出走メンバー的には抜き出た馬は存在せず、ドングリの背比べ状態だ。
ここはトライアルのローズステークス組(8頭)、裏トライアルの紫苑ステークス組(5頭)、オークスからの直行組(3頭)の三つ巴だが、なんせ頭数が多く、絞り込みが大変だ。
過去実績から見ると、ローズステークス組が圧倒しているが、それでは面白味がない。
桜花賞馬レッツゴードンキとオークス馬ミッキークイーンは外せない。
その2頭の逃げ馬と追込み馬の一騎打ちが、予想の尺度となりそうだ。
この2頭のワンツー決着、サンドイッチ決着は配当的妙味に欠けるので、まずは捨てる。
どちらかの連対かどちらも着外の馬券の、荒れる予想で勝負するのが、たそがれ馬券師のやり方だ。
そこでまず浮かび上がるのが、裏街道の紫苑ステークス1、2着馬のクインズミラーグロとホワイトエレガンスだ。
実績は見劣るも、上がり馬の勢いに賭けたい。
上記2頭を頭と紐に、人気の前述2頭を対抗に固定、他の紐候補にトーセンビクトリー、タッチングスピーチ。
下位人気馬も紐穴候補で押さえたい。500万を勝ち上がったばかりのマキシマムドパリ、春三連勝から秋の一叩きで激変が見込めるディープジュエリー、桜花賞8着、オークス4着のアースライズだ。
予想A 24点
1着②クインズミラーグロ⑧ホワイトエレガンス
2着⑩レッツゴードンキ⑱ミッキークイーン
2着②クインズミラーグロ③ディープジュエリー⑥マキシマムドパリ⑦トーセンビクトリー⑧ホワイトエレガンス⑪タッチングスピーチ⑰アースライズ
頚椎症になって、初めて人体の不思議を身をもって感じた。
患部は頚椎なのに、痛みは肘を中心に左腕全体に、痺れは左手小指と薬指に発症したのだ。患部にはなんの痛みもなく、怪我もしていない別の部分に痛みや痺れが発症するということは、当たり前だが、神経が繋がっているということだろう。
打撲とか骨折とか、原因が明らかな痛みならば納得もできるが、ダメージのない部分が痛むということは、不思議な感覚だ。
そういえば、足つぼマッサージで、ここが痛いと肝臓が疲れているとか、この部分が痛いと呼吸器が弱っているとかいうのも、なんとなく有りかなと思ってしまう。
痛みというのは脊椎や頚椎を経由して脳に届くと思われるが、身体の各パーツにより経由点というのが決まっているのだろうか。その経由点が直接刺激されることにより、脳が痛みの場所を誤認するのだろうか。
人体って不思議だなあ。
今週の初めから、寝違えと思っていた左腕や脇の痛みが、左手小指と中指の痺れに至り、はたと気づいた。
間違いない、頚椎症の再発だ。
2年前に右手小指と薬指が痺れ、診察したら頚椎症と診断され、3ヵ月ほど牽引と温熱照射を受けに通院した。
治癒したと思っていたのが、ここに来て再発したのだ。
それも今回は指の痺れだけでなく、左腕全体が疼くように痛いのだ。就寝時が特につらい。
本日病院に行って、牽引と温熱照射を受けて、痛み止めをもらってきた。
帰宅してウクレレの練習をしようとしたら、左手小指と薬指が痺れているので、弦が押さえられない。
これには参った。当分ウクレレは弾けない。
頚椎症というのは加齢に伴い頚椎の軟骨が磨耗する疾病で、指の痺れという症状が典型的らしい。
プロのギタリストだったら致命的だ。生活の途を閉ざされてしまうのだ。
加齢による疾病だから、予防のしようがない。
ウクレレで生計を立てていなかったのが、不幸中の幸いだと思うしかない。
♪ S-A-G-A 佐賀! S-A-G-A 佐賀! ♪ と、はなわが歌っていたのが、もう10年以上も前だ。
日本人の9割以上が知らなかった九州の辺境、佐賀県を全国に知らしめたのは大きな功績だ。
当時、出身はどこですかと聞かれて、佐賀ですと答えると、ああ、あの佐賀県ですかと、良きにつけ悪しきにつけ頷かれたものだ。
私が1973年に大学入学で京都へ出て来た時は、佐賀? 滋賀の隣か? みたいな言われようだった。
そんなマイナーな県だけに、私も含めて佐賀県出身者は自分の出身地を極力隠したがる。
話題がそっちのほうへ向かいそうになると、さりげなく必死に別の話題へ転換したものだ。
はなわの歌の中でも松雪康子は佐賀県出身を隠していたし、ハードボイルドの旗手と謳われた北方謙三も、当初は略歴に唐津市出身と書いていた。
私が知っている著名人で佐賀県出身者は結構いる。
かの大隈重信を筆頭に、江藤新平、江崎グリコの江崎利一、森永製菓の森永太一郎、ソフトバンクの孫正義、サザエさんの長谷川町子、村田英雄に大川栄策、江頭2:50に田代まさし、若手では中越典子に優木まおみ、どぶろっくなんてのもいる。
しかし孫さんを除けば、昔の人やパッとしない人ばかりだなあ。
てなわけで、私も出身地を問われると、いつも言うのが、かの伊万里焼の産地、伊万里です、というフレーズだ。
ちなみに「佐賀県」を歌ったはなわの出生地が埼玉県というのも皮肉なものだ。
土曜日の夜、深酒のし過ぎで、日曜日は朝から久しぶりの二日酔いだった。
ワイン1本とバーボンソーダ5、6杯で、この体たらくだ。
還暦を過ぎると、確実に体力が低下するということを身をもって実感。
9時頃から、多分1時過ぎまで飲んでいたと思われるが、後半の記憶は飛び、明け方に気づいたら、自宅のトイレの便座に座って寝ていた。
布団へ移動して目覚めたのは昼前だった。
胸やけに頭痛、筋肉痛は仕方がないが、訳のわからない不安感、いわゆる不定愁訴に襲われてしまった。
不定愁訴の原因は、やはり競馬の負け、飲酒による散財に対する自己嫌悪、将来に対する漠然とした不安などが考えられる。
私の場合は一晩寝ると解消するが、鬱病の人間は、この嫌な気分が継続するのだろうな。
久々に天下一品に行ってきた。
正月休み以来、今年2回目だ。年に2、3回は、思い出したように食べたくなる、癖になる味だ。
11時の開店時刻を待って一番乗りで入店。
こってりラーメンの細麵と半チャーハンのセットをオーダー。
思えば学生時代に、京都北白川の店(現在の総本店)でよく食べたものだ。
社長が仕切っていたはずだが、記憶にない。
40年前の当時、ただ一店舗だった店が、今や全国チェーンのビッグカンパニーだ。
待つことしばし。
ラーメンとチャーハンが到着。懐かしい匂いが鼻をつく。
スープを一口すする。
お馴染みのこってり味だが、昔に比べると大分マイルドになっている。
完成されたということなのか。それとも大人しくなったのだろうか。
昔はもっとワイルドで、塩み、臭みが強かったように思う。
麵、シナチク、チャーシュー、ネギを食した後、ゴマと唐辛子味噌を加えて味を変える。
チャーハンは王将のチャーハンとほぼ同じ、可もなく不可もない味だ。やや塩加減が強いか。
卓上の紅生姜とタクアンでアクセントをつける。
満腹中枢が刺激される前に、5分程で完食。後味がしっかり残る。
ラーメンも進化し、私も歳をとって味覚も変わっているので、あの頃の味そのままというわけにはいかないが、思い出の味の名残りは味わえた。
帰りにクジを引いて、末等の50円割引券をもらう。
天下一品よ、また来春会おうぜ。
三連単の配当は余程の人気馬だけでの決着以外、ほとんど万馬券だ。
①三連単10点、各100円、計1,000円で買って、当たれば最低万馬券の1万円になる。
②その1万円で三連単10点、各1,000円ずつ買う。当たれば10万円だ。
③そして、その10万円で三連単10点、各10,000円ずつ買う。当たれば100万円だ。
④そして、その100万円で三連単10点、各10万円ずつ買う。当たれば1,000万円だ。
⑤そして、その1,000万円で三連単10点、各100万円ずつ買う。当たれば1億円だ。
たったの5レース当てるだけで1,000円が1億円だ。年に5レースくらいは閃く場合があるものだ。
これだけ見ると、競馬で金儲けって、なんて簡単なんだろうと思ってしまう。
しかし庶民は③でやめてしまう。
ていうか、②、③へ到達することさえ難しい。欲が予想を狂わせるのだ。
元手が1,000円ということをしっかり認識して、100万円でも1,000万円でも、もともと無きものと思える覚悟が必要だ。
でもやっぱり庶民には無理か。
食欲の秋である。
ということで、明日からの3連休を低糖質ダイエットの中休みの暴飲暴食デーとすることにした。
ネットで行きつけの店や気になる店のメニューを検索して、3日間の外食献立を決定しようと思う。
まず、秋の味覚、さんまは外せない。日頃食べないラーメンや炒飯、カレーや寿司も食べよう。美味しい焼きそばも探してみよう。定番の牛丼やトンカツ、餃子も捨てがたい。
とりあえず、仮決めしてみよう。
1日目
朝食:マクドナルド「マックグリドル・ソーセージ」
昼食:天下一品「ラーメン&炒飯」
夕食:飲酒&肴
間食:チョコ&アイス
2日目
朝食:やよい軒「さんま塩焼き定食」
昼食:松乃家「ロースかつ定食」
夕食:王将「ニラレバ&餃子」
間食:チョコ&アイス
3日目
朝食:吉野家「牛丼」
昼食:カルダモン「カレー」
夕食:元禄寿司「回転寿司」
間食:チョコ&アイス
還暦オヤジなのに、まるで学生の食事と変わらんな。
私はビートルズ最終世代を自任している。
何で「最終」なのかというと、私の中でのビートルズ世代の定義が、ビートルズの解散前までに、彼らの音楽を好んで聴き、レコード(アルバム)を複数枚所持していた世代で、その最終が1970年4月のポールの脱退宣言までだからだ。
ビートルズが現役の時代にたまたま生きていたとしても、それ以降に聴き始めたとしても、真のビートルズ世代とは言えないのだ。
1969年、中学3年生の時に聴き始めて、アルバムも3枚持っていた私はかろうじてビートルズ最終世代なのだ。
私の青春の始まりと時を同じくして解散した、ビートルズへの思いは高校、大学と時を経るごとに募っていった。
ほとんどのアルバムを買い、関連文献を漁り、過去へとさかのぼり、楽譜を買ってギターで弾き語りをしたり、大学時代はビートルズバンドまで作った。
高校1年の時に、田舎の映画館で観た『レット・イット・ビー』は、ビートルズ崩壊のドキュメンタリーとして、少年の私の心を激しく揺さぶった。
30代を前にして、その栄光の歴史にピリオドを打ち、生ける伝説となった、若くして老成し、疲れ切って、そして苛立っていた4人は、私の記憶の底に、あの時のままモノクロームで焼きついている。
ちなみに、ビートルズ最強世代は前述条件に、1966年の武道館コンサートに行ったという条件がプラスされる。