♪どーでもいいですよ♪
たとえ一人のカリスマがいたとしても、これだけ急に事業を拡大した、つまりカネ儲けができたというのは、やっぱり悪いことしてないとできないよなぁ・・・これだけ資本主義が成熟した日本じゃさ。
それとさぁ、赤字なのに黒字だなんて粉飾してるからねぇ・・これじゃ配当なんて払えるわけないよな。ライブドアの株主総会で「配当は出さない」って言ってたころから「おかしいな」とは思ってたんだけどね。「出さない」んじゃなくて「出せない」。まぁ単位株価が安いんで配当があっても1株あたりではほんの微々たるものだろうけど、それなりにいっぱい買ってた個人投資家もいるわけで、自分では「時価総額で世界一を目指す」とか言っておきながらそれを出資で支えてくれてる人たちに全く配当を出さないってのはねぇ・・。
それでいながら買収を仕掛けたニッポン放送やフジテレビにはやたらと「大株主の権利」をチラつかせてたんだからよく考えれば“卑怯”だよね。
=追記=
ライブドアが最初から胡散臭いと思っていたのは、看板というか本業というかポータルサイトとしては既にyahooなどが先行し、後発のライブドアがポータルをやったしてもそれほど急な成長は望めないだろうと思っていた。フタをあければポータルよりも証券とか金貸しとかの買収した事業の方が売上ははるかに大きかったのでIT企業というのはイメージ先行だったということ。
今朝テレビ番組で言われていたのが、野心だけは大きいのだがもともとの法人向けWEBページ制作の会社としてはもう需要が一順し成長が望めないため、なんとか個人相手の商売を広げようとし、その入口としてポータルサイトを作った。が、思ったほど儲からないので、株分割バブルを駆使して資金を作り、しかも現金が無くても買収できる株式交換でいろいろな事業の企業を傘下に置き大きくしていったが、基盤がもともと強くないのに株価だけが高い状態はそのうちバレてしまうので、同じやり方を繰り返すしかないという自転車操業株価だったということだったし、株価が下がるともう企業買収ができなくなるのでなんとしても維持したかったんだろう(トヨタの時価総額は売上の2倍、ライブドアは79倍だそうだ)。
それ自体はまぁ別にいいんだけど、その過程で「悪いこと」をやって資金を大きくしていったことが、もともとあまりこころよく思っていなかった人たちに嗅ぎつけられてバレちゃったということだろう。
No.2の宮内氏は事情聴取に際して「法律違反という認識はなかった」と言っているようだが、それならそれで“法律をしらない素人税理士”ということになってしまう。みんな素人がもっともらしくやっていたウソに騙されてしまったのだ。そしてどうもホリエモンは資金調達の細かいことまでは詳しくなくて宮内氏にまかせっきりで、宮内氏がやることを承認していただけのようだ。
ま、でも近鉄バファローズやパ・リーグの新球団はライブドアがオーナーにならなくてよかったね。でなきゃ今ごろまた消滅騒ぎになるところだった。最初に近鉄バファローズに手を差し伸べようとしたときにはちょっとだけライブドアを応援しようかなと思ったが、そのときにもどうも売名行為に思えたし、現にあの騒動でライブドアは一気に有名になり株価も上がったからホリエモンとしてはそれでOKだったんだろう。球団を買う気は本当はなかったんじゃないか?選挙立候補も「話題になりさえすればいい」んじゃなかったか?
それと規模のわりにやたらと派手で経費もかかる、「ヒルズオフィス&在住」、「駐機場がロサンゼルスだというプライベートジェット機」などまともな企業なら「それもムダ」として控えるものだと思うけど・・。
過去とか生い立ちとかでこういうものを語るのはキライなのだが、ホリエモンの幼い頃の貧しさの反動がこういうところに「成金趣味&拝金主義」として出てきてしまったんじゃないかという気がするのは考えすぎだろうか?しかもオカネは現金はまだ稼げずに「時価総額」という実態が見えないものに頼ってしまったという・・やはりあまりに急ぎすぎたんじゃないかなぁ?
金持ちは3代続かないとセレブにはなれないのよ。初代は往々にして悪趣味な場合が多いね。
後ろの髪も伸びてきてだんだん姉歯元建築士に似てきた。さすがにそろそろ行かないと・・