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春のエネルギー

2020-04-03 19:44:11 | アーユルヴェーダ
コロナウイルスの医療従事者方々、食事をとる暇もないようです。

世界中の治療現場で闘いの同刻、

まだ感染していなくても

常に自分も感染者で人に感染させてしまうかもしれないという意識が必要のようです。

意識のベクトルがきちんと「今」に向けられていることですね。


アーユルヴェーダはWHOに承認された代替医療です。

セラピストとしてどうあるべきか、

今この状況と真剣に向き合って学んでいきます。


自分の体調を知るということ大事です。

体は重くないですか? 

朝、起きると灼熱感が強く出たりとその症状も人により様々です。 

どの方にも共通して言えるのは

今は少し重いエネルギーを感じる季節なのです。


ガーデニングをしている人なら伝わりやすいかもしれませんが、

冬の間、吸収した水分で冷たく固くなった土がようやく目覚めはじめると、

温かな陽射しで土も少し柔らかくなってきて手に取ると水分が感じられます。

これが土のエネルギーに水が結合したカパと云われる今の季節のイメージです。

水との結合で身体が何となくむくみが出てきたというのはこの季節の特徴です。

3月~6月頃までこのエネルギーが続きます。


私はアーユルヴェーダのトリートメントを行う際、

新月と満月を意識してカウンセリング、トリートメントを行います。





新月の時、植物の樹液は根にあります。

この時期に種まきをすると発芽しやすく

満月に近づくにつれて樹液は枝へ移行し始めるので、

挿し木に適した時期といえます。 

たっぷりと樹液を含んだ枝は新しい根をつけます。




アーユルヴェーダでは

「大宇宙がそうであるように小宇宙である私達もそうである」と。

ならばと、独自の考えでアーユルヴェーダの施術に

この月の満ち欠けを意識して取り入れています。

昔から自然と調和しながら生活をしてきた先住民などは

この月の満ち欠けが生活の中に必要不可欠でした。


満月の時は奥深く滞っていたものが浮上し表面化します。

身体や心までが自然と重くなります。

新月に近づくほど体も心も軽やかになっていくのです。


で、来週の満月あたりは

今の季節の属性もあいまって

目覚めと同時に溶け出すのは粘液性のもの。

鼻の奥で粘液性が出ている人、すでにいらっしゃると思います。

満月の時は少しこの粘液性高くなるかもしれませんね。

が、この粘液を止めない方がいいのです。

自然と外へ排出する。

アーユルヴェーダでは自然の生理現象を止めることをしません。

自然治癒力への最初の段階です。


で、少しでもらくに過ごせるように、

小鼻の外側に副鼻腔の位置があります。ここを縦にスライドするようにマッサージ、

副鼻腔を意識することで鼻のつまり、期待できます。


お食事は油もの、甘味、酸味、塩味偏るようなことがないように、

春のえぐみの山菜など苦味、渋味を少し意識してみるといいですよ。

辛味も必要になりますが、

この季節はまだ肌寒く、花冷えも出てきます。

なので辛さで汗をかき気化熱で体温を奪ってしまうような赤唐辛子の辛味ではなく

ショウガがおすすめです。

スパイスを取り入れた食事は最高です。

少し運動で体温を上げ、体を軽くし、、体を冷やさないことが

この季節を過ごすコツです。


ただ一つだけ問題があって、

今年の春はイレギュラーのように風の元素が強く出てきています。

ウイルスなんてまさに風のエネルギーです。

肌の乾燥で少し痒みが出たり、寝付きの悪い人、肩こり、腰痛など間接に痛みの症状,

先月ほとんどのお客さまが抱えていた症状です。

本来なら今の季節のお食事をお薦めしますが、

こういう症状がある方はお肉とお野菜を煮込み

たっぷりのスープに仕立てたようなお食事をおすすめします。

いつもと違う春だけど、変わらずゆっくりと春のエネルギーに向かってくださいね。





私も今日は少し重くなったからだでサロンから人気のない緑地を散歩して少し体温をあげました。

やっぱり春なんですね。

ハナモモ、ため息が出そうなくらい綺麗でした。






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