温度差

3月上旬はまだ穏やかに構えてた、今の事態。

サロンはオープン当初から清潔を保っているし、

次亜塩素酸ナトリウムも使用してるから・・・自分のところは安全だとPRしていました。

3月下旬、最後のお客様を見送り、

これでいいのか？と様々な気持ちが交差し始めました。


いつも判断に困った時、

意図するものに焦点を当てて考えてみる。


お客様を見送るときのマスク姿に思った。

お客様は遠方から来てくださる方が多い。

県をまたいで来てくださる。

特殊な施設で働く方もいらっしゃる。

生徒へ向けて講義をされる方も。

不規則なシフトで夜にお越しいただく方も。

おうちにはまだ小さなお子さんのいらっしゃる方も。

こんな方々とそのご家族に

感染リスクを背負わせていいのだろうか。

営業自粛までの決断に時間を要しませんでした。


そして4月中旬の今まさに緊急事態です。

今、命と向きあっている現場に意識を向ければ、

疲弊する日々を送る医療従事者の方々、感染によって亡くなられた方々のご家族が

家にいてほしいと願っているのです。

今私たちの優先するべきは

こういう方々との「温度差」への意識。

この温度差が大きくなればなるほど命のリスクが高くなります。

お天気が良い日は平和ボケになります。

散歩に出たりすると「なんだ、大丈夫じゃん」て思ってしまう。

お店を開けていればお客様は出かけたくなる。

人の意識も下げてしまうことになる。

人の命があってこそお商売が成り立つのだと思っています。


今回の緊急事態宣言で倒産の店舗出てきます。

今の時代ならクラウドファンディングが出てくることも考えられます。

が、国にきちんと最後まで責務を担っていただくことが大事だと考えます。

個人であきらめ解決し始めると、上層部の責務意識は強かに薄れるものです。


で、その出来事の度に平等なんてないです。

こんなこと今までどんだけというほど、

悔しい思いなんて山ほどありました。

でも個人的にはトータルで見れば

世の中の「平等」ばかりに意識がいくような人生を歩まないと決めています。

今必要なものが必要な人に届けられたらいい。


まずは「命」のコントロール。

感染したら自分でコントロールできない。

家にいて感染しないのであれば

今目の前に与えられたコントロールは難しくないです。


主人の仕事仲間のおひとりが

永寿総合病院にて長い闘病生活を送っておられました。

退院直前でコロナウイルスに感染し、2日前にご逝去されました。

心からのご冥福をお祈り申し上げます。


私も家で今自分ができることを考えます。






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