○燕山君は母を罪に陥れた尚宮たちを拷問にかける。
大王大妃のもとに逃げ込んだ尚宮を燕山君は強引に引きづりだす。
燕山君につきとばされた大王大妃はそのまま倒れ、死の床に伏す。
燕山君に王権を守るよう遺言し大王大妃は死ぬ。
復讐の目的だった大王大妃を失い、燕山君は茫然とし、酒宴にのめりこむ。
奸臣の甘言しか聞かなくなった燕山君にチョソンは死を覚悟して諫言する。
チョソンの諫言と燕山君の母ソファへの想いを聞いた燕山君は逆上し、チョソンに直接手を下し殺害する。
チョソン亡きあと、燕山君は生活を改めず、亡霊に脅かされるようになる。
チョソンを支持する内侍たちはチョソンの遺志を継ぎ、王に嘆願するが、聞き入れられず、虐殺されてしまう。
ついに、クーデターが起き、燕山君は廃される。
流刑地に赴く燕山君にチョソンの養母はソファがチョソンに残した玉牌を渡す。
燕山君は流刑地でチョソンが自分を呼ぶ声を聞く。
燕山君の目の前で、幼き日の自分と若きチョソンが現れる。
燕山君は廃妃を陥れた者への恨みを忘れることという約束をチョソンとし、もし燕山君が約束を忘れたときはチョソンが命をかけて教えると誓う。
燕山君をおぶったチョソンが遠ざかっていき、燕山君は一人チョソンの名を呼ぶのだった。
最終回、いきなりチョソンが燕山君に殺されてしまいました。
びっくりするとともに、泣けました。
久しぶりに泣けました。
そのあと、酒を飲んだ燕山君がチョソンを呼んで、チャン・ノクスに「殺してしまったではありませんか」と言われ、しばらくしてまたチョソンを呼ぶシーン。
燕山君にざまあみろと言いたくなると同時に、燕山君の救いようのない悲しみを感じ、ちょっと同情してしまいました。
王宮の亡霊を追い払う儀式の燕山君の狂気の演技。
廃王となったことを聞いて、ほっとして、もう右手の血の臭いを感じなくて済むと言うシーン。
最期のチョソンを呼ぶシーンで、また泣けました。
今度は燕山君の立場になっていたのでした。
燕山君役のチョン・テウってこんなにうまいのかとびっくりしました。
彼が「太陽に向かって」のクォン・サンウの部下役だったと知ったときはまったくイメージが違ってびっくりしました。
でも「太陽に向かって」のときもちょっと狂気っぽいところがありました。
ドラマの途中で予想した展開はかなりはずれてしまいましたが、これもまたよしでした。
時代はこのドラマの後「女人天下」に続くということですね。
中宗がなぜ、臣下に遠慮しなければならなかったのかは、このドラマを見て納得できました。
最終回ですっかりやられてしまったので、このドラマの評価が上がりました。