カプチーノノート cappuccino note

日々更新。ネタ探しの毎日。今日もいいことありますよ。

「転校生 さよならあなた」ふたたび

2022-07-01 | 映画(韓国以外)

CS衛星劇場放送。現在チャンネルプレゼント中なので観ることができました。

「転校生 さよならあなた」は2007年作品です。

「転校生」1982年のリメイク作品。

かつて観て、がっかりした記憶があるのですが、ラストがどうなったか記憶がなくなっていました。

そこで、このブログで検索したら2008年9月14日に映画の感想が書いてありました。

で、「期待しない映画はおもしろい」のとおり、今日はおもしろく観られました。

この映画は歳取って、死が身近になってきた身には実に味わい深いものでした。

山登りしていると、いつケガをするか、命を落とすかという場面があります。

たまたま、生きて帰っても、今回みたいに3日間寝たきりになってしまいます。

言うなればこの寝たきり状態というのは、死と紙一重状態からの生還中ということになります。

「転校生」では一美が転校生で、一夫が引っ越すことになり転校生になるという設定でした。

「転校生 さよならあなた」は一夫が転校生で一美の家は地元のそば屋さんです。

一美が引っ越すことはほぼありえません。

となると、入れ替わった一夫と一美が離れ離れになるのは一美の死しかないわけです。

その設定で映画を作るとなると、ラストでいきなり一美の病気が治るわけもなく(二人は離れ離れにならなくてはならない)死ぬことになります。

テーマとして、「命を大事にしろよ」ということになったのでしょう。

一美を襲う変態大学生が、今をときめくヒロシ(斉藤健一)だったなんてすごい驚きでした。

あとは、一美役の蓮佛美沙子さんが女性過ぎるのが失敗だったんでしょう。

髪をショートカットにするとか、あるいは子供体形だったら、映画のラストも変わっていたのかもしれません。

17年もたつと映画の印象も変わるもんです。

2007年当時はまだ、家電話があって、スマホじゃなくて、二つ折り携帯で、箱型テレビで、お母さんがタバコを吸ってました。

ものすごく昔の話になってしまいました。

そして、入江若葉さんが一美のお母さん役からおばあさん役になっていたのも、軽いショックでした。

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「ルパン三世 カリオストロの城」のカップうどんの謎

2021-10-06 | 映画(韓国以外)

10/3(日)BS12トゥエルビ放送。

久しぶりに「カリオストロの城」を見ました。

あいかわらずおもしろい。疾走感がすごい。

そこでびっくりしたのが、ルパンが食べているカップうどんのカップの横線が赤くなくて、オレンジ色なのです。

あれっ「赤いきつね」じゃないの?ずっと私の記憶の中では赤いきつねだと思っていました。

ネットで調べると当時のマルちゃんのカップうどんは「まるちゃんきつねうどん」だそうです。

そんなうどん見たことない。で「まるちゃんきつねうどん」がどんなものだったか?

でYouTubeで「1977-1989 東洋水産(マルちゃん)CM集」を見たらきつねうどんにも初期型赤いきつねにも横線がなくて白いカップです。

なーんだ、やっぱりルパンが食べていたのは赤いきつねだったんだ。赤いと問題が発生するかもしれないのでオレンジにしたんだ。

ときのうまでは結論していましたが、さっき「まるちゃん赤いきつね緑のたぬき/東洋水産株式会社」の赤いきつねヒストリーというページにきつねうどんの写真がそのまま出ていました。

まさにルパンが食べていたオレンジの横線でした。

ということで、食べられるものなら当時の「まるちゃんきつねうどん」を食べてみたいものですが、当然無理なので今となっては「赤いきつね」を食べようっということで納得しました。

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「時をかける少女」

2021-06-01 | 映画(韓国以外)

5/31(月)21:00NHKBSプレミアム放送。

いったい、何度見ただろう「時をかける少女」。

しかし、今の高校生が見たら、なんでこの人たち土曜日に授業を受けているんだろうって思うんでしょうね。

ということは今の高校の土曜日の実験室は無人なので、芳山和子さんがそうじをすることもないので事件は起こらないのでした。

ゴミの焼却炉もダイオキシンの影響で学校からなくなったのでした。

そして、芳山和子さんのブルマー姿(しかも白いブルマーなんて)が今ではありえないものです。

「廃市」でお姉さん役を根岸季衣さんがしていたのは、この映画に出ていたからかーと今さらながら気づきました。

きのうは冷静に見ていたせいか、そんなにのめり込みもせず、映画を見終わりました。

でも、ラストの大人になった芳山和子さんが廊下をどんどん遠くへ歩いていくシーン。

きゅんとして、その後の原田知世さんのミュージックビデオが現実に戻してくれて、なんてよくできた構成でしょう。

このミュージックビデオのために、延々とそれまでの映画を作ったんじゃないかという疑念がわいてしまいます。

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「転校生」って40年前の世界なんだね

2021-04-29 | 映画(韓国以外)

本映画専門チャンネル放送。

4月29日の今晩は「転校生」を放送しています。

小林聡美ちゃんってこんなに胸を露出していたんだとびっくりするくらい何回も見せています。

そして「女の子のくせに」とか「男のくせに」というセリフがやたら出てきます。

今じゃこんなセリフは使えないでしょう。

40年前の1万円札は聖徳太子だったんだー。

ちなみに聖徳太子は1986年1月発行停止だったそうです。

あー尾道に行きたくなっちゃった。

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『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観る

2021-03-21 | 映画(韓国以外)

BSテレ東放送。

うーむ、これしかない、のかな。の筋立てでした。

想像だともっと寅さんが動き回るのかなと思っていました。

これは残された人々の物語でした。

まずオープニングソングであれっとなってしまいました。桑田さん必要かな?

一番どきどきしたところ…泉ちゃんのお父さんが出てくるところ。

寺尾聡さんかーと思ったところの橋爪功さんでした。ここで寺尾さんが出てきたら、感動しただろうな。

その少し前に夏木マリさんが出たのには感動はしましたけれど…。

結論「死んじゃったら、逢えないよ。生きているうちだよ」ということです。

失ったものは大き過ぎるのでした。

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「人生フルーツ」を見る

2018-04-15 | 映画(韓国以外)

本映画専門チャンネル放送。

樹木希林さんナレーター。この映画の次の放送が「樹木希林の居酒屋ばぁば」ということで続けてみました。

春日井市の高蔵寺ニュータウンに住む老夫婦のドキュメンタリー。

家庭菜園、手書きの手紙、庭内雑木林、手織機、平屋ワンルーム一戸建て、自家用ヨット、ペットボトル水…理想的な生活が描かれています。

で、いきなり夫が昼寝をしたまま死んでしまいます。なんて理想的な死に方なの。

残された妻は淡々と日々を過ごすという構成です。

いつまでも、元気で頭もしっかりして生きなきゃいけませんなーという感想しか思い浮かびません。

そして、カメラがあることでこの奇跡のような二人の生活はいつまでも記録に残るのですが、カメラがあるという意識が何かしら二人の行動を変容させているのではないかという気がしてなりません。

悲しみたいのに悲しめない。怒りたいのに怒れない。泣きたいのに泣けない。愚痴りたいのに愚痴れない。

「人生はしょせんお芝居よ」という言葉が真実であれば、そこにカメラがあるかないかの違いだけなのかもしれません。

ご主人の晩年の顔が美しいという話が何度も出てきます。

たしかに中年の頃に比べて美しいのです。

こういう、美しい顔の人間になりたいものです。

それにはお金や病気や家族に苦しめられない生き方のおかげか、全く逆にとことん人生で苦しんだ果てに到達する境涯なのだと思います。

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「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花特別篇」を見る

2018-03-27 | 映画(韓国以外)

BSジャパン放送。

「なくしてわかるありがたみ」「終ってわかるああ青春」

寅さんが一番輝いていた時が「ハイビスカスの花」のときだったのかな。

ゴーヤーチャンプルーなんてもうあたりまえの言葉なのに、当時はニガウリの炒め物と説明しても、なんのこっちゃだったでしょう。

冷房もない沖縄って、もう考えられなくなっています。

まさに夏の映画です。

もう一押しすれば結婚できるのに、その一押しが粋じゃないんです。

くだらない冗談を言い合って、たまに逢うのが粋なのです。

「夢なんか見ねえで、ぐっすり寝ろよ」

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「悪霊島」を見る

2018-02-06 | 映画(韓国以外)

本映画専門チャンネル放送。篠田正浩監督。1981年。

原作を先に読んでいてよかったー。おもしろく見ることができました。

岩下志麻LOVEの映画でした。

岩下志麻さんの魅力爆発。

気品あふれる御寮人、初恋の乙女、狂気のニンフォマニア(色情狂)、殺人鬼全部演じています。

とにかく美しい。原作通りの美しさです。

そして、美しい双子の娘真帆、片帆(カタホーって笑えます)が岸本加世子さんなのも、岩下さんの美しさを強調するためなのでしょう。

いきなり、初めに岩下さん演じる巴御寮人に双子の姉ふぶきがいることになっていて、原作と違うやんと思ってしまいました。

そして、刑部守衛殺人の犯人はふぶきということになって、なんだこのオチはと思ったら、実は…という展開で納得しました。

しかも、太郎丸、次郎丸の実写版が見られて、頭に描いていたのと違っていて、カニそっくりでなるほどなーとちょっぴり感動。

この島で蒸発した三人のガイコツまで出てきてもう満足。これは原作を読んでなければわからないでしょう。

犯人の動機が原作では本人を売り渡されることを知った怒りだったのが、神社の土地を売り渡される怒りに変わっていたのはわかりやすくするためなのと時間短縮のためでしょうね。

たしかにレジャーランドと化した島の模型(神社のすぐ回りにジェットコースター)はまさに映画的表現でした。

原作では巴御寮人の描写が少なすぎて、推理小説としてはアンフェアな感じがするほどでしたが、映画化するにあたり、巴御寮人のシーンを増やし、その二重人格性を表現するためにはふぶきの存在が必要だったんだなーと思いました。

さて、金田一耕助の鹿賀丈史さんはいい男すぎて、なぜ巴御寮人に誘われなかったのかと思ってしまいました。

原作のように死んだ男たちはみんないい身体をしていたということを映画でも触れてほしかったし、刑部守衛を太った中尾さんがやるのもミスキャストでしょう。

吉太郎ももっと大きい男にしてくれないとなー(でも大男じゃふぶきになれないや)。

で金田一は貧相で小柄な男でないといけないのです。

でも、他の金田一映画とは違う、映画としてのおもしろさがありました。

ただし、これはいい年をしたおっさんだからの感想で、封切当時の子どもの頃に見ていたらなんじゃこらーだったでしょうね。


冒頭の下津井電鉄にやられてしまいました。ナローゲージに乗りたかったなー。

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「小説吉田学校」を見る

2018-02-02 | 映画(韓国以外)

むれない夜、YouTubeで「若山富三郎」特集をついつい見てしまい、また寝る機会を失してしまいました。

そこで紹介されていたのが「小説吉田学校」でした。

BS日本映画専門チャンネルでちょうど放送されていたので録画しました。

森繫久彌の吉田茂も当然すごいのですが、若山富三郎の三木武吉がやっぱりすごい。

なんだろう、この圧倒的な存在。もう少しでこの映画の世界を破壊してしまいそうなほどです。

それにしても出てくるおっさん俳優たちが今となっては魅力的な人たちばっかり。

同時に当時の政治家のおっさんたちもパワフルで魅力的な人たちばっかりだったんですね。

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「八つ墓村」1996年版

2018-01-19 | 映画(韓国以外)

ットで見ると、あまり評価の高くない1996年版でしたが、出だしはまあまあ、金田一耕助登場シーンで里村典子が出てきたところはもう感動ものでした。

これだよ、このシーンが見たかったーと思いました。

いいですねー典子さん。喜多嶋舞さんお上手でした。

これで辰弥を「お兄様」と呼んでくれたら最高だったのに。

典子が出てくるとドラマの陰惨さが減ってくるのでした。

そして、里村慎太郎と森美也子の関係を原作に沿って描くと、こういう展開になるのですねー。

その分、辰弥の出番が減ってしまいました。

どれだけ、1977年の松竹版が辰弥と美也子を中心に描くためにうまく作られていたか、またあまりによくできた設定だったために後の映像化に影響を与えたかがわかります。

「八つ墓村」は松竹版の設定から離れれば離れるほど、見ている人に違和感が出てしまうのでしょう。

主役が分散してしまって、後半は物足りないものとなり、謎解きは美也子の独白シーン中心であっさりしすぎだったのは残念でした。

この映画の弱点は辰弥の視点から描かなかったために、犯人がわかりやすくなってしまったということですかね。

辰弥の視点で描けば、もちろん、彼の母鶴子との思い出をもっと出すべきだったし、辰弥が知らない慎太郎と美也子の関係は描く必要がなかったのではないでしょうか。

そして、金田一耕助も出過ぎなのでした。

戦国時代と要蔵の話は再現シーンは要らず、話だけにしてしまう手もあったのではないでしょうか。

だって、松竹版には絶対勝てないですもの。

それでも、ラストの方の辰弥と典子のお別れシーンが、今後の二人の関係の展開を予想させて、ちょっぴり微笑ましかったです。

ということで、原作を好きな人にはおもしろい映画でした。ベストな映画ではないのも事実ですけれど…。

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