カプチーノノート cappuccino note

日々更新。ネタ探しの毎日。今日もいいことありますよ。

1976年「犬神家の一族」4Kを語る

2023-07-10 | 金田一耕助もの

憶にあった「犬神家の一族」が4Kによって上書きされてしまいました。

とはいえこの「犬神家の一族」って今までテレビ放送で観ただけだったので、映画館で観たわけでなく、DVDで観たわけでもなかったのです。

今回観て、島田陽子さんの珠世より坂口良子さんのはるさんの方がかわいく愛おしく見えました。

はるさんがふとんやさんにふとんを引き取りに来て、金田一を見かけて、

「これからどこ行くの?探偵ですか?ついていってあげましょうか。ついていってあげるわー」

とふとんを担いで金田一を追いかけるシーンがなんか涙が出そうなほど、かわいかったです。

このシーンたぶん昔のテレビ放送ではカットされていたんでしょう。

今回、初めて観ました。もしかして忘れただけかもですけれど…。

そして、川口晶さんの小夜子もかわいい。

川口晶さんがびっくりするシーンを撮るためにこの映画では殺された佐智を屋根の上に置いたんだなーとわかりました(原作では佐智はもともと縛られていた場所で死んでいた)。

それから、原作ではなかった松子と母の別れのシーンもよかったー。

これだけで犬神佐兵衛が女性として用済みになった、松子の母を捨てる冷徹な男だとわかりました。

その母がまだ生きていて松子につきまとっている設定もおもしろかった。

余計だったのはこのお母さんが松子と若林を駅で見かけたというシーン。

だって、最後に松子はたばこを喫んで死ぬじゃないですか。

それによって、若林のたばこの出所がわかるんでいいじゃない。

いやー、とにかくおもしろかった。

興奮してなかなか寝付けませんでした。

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「蒼いけものたち」#1~6

2020-12-06 | 金田一耕助もの

CSAXNミステリー放送。金田一耕助は出てきません。原作「犬神家の一族」。

1970年作品。50年前って…。でも古さを感じない。

もう酒井和歌子さんがかわいすぎて、それだけで満腹。一気に見てしまいました。えがったー。

さらにウルトラセブンのアンヌ隊員ひし美ゆり子さんまで出ていました。

残酷ですが酒井さんのかわいさがひし美さんをはるかに上回っているのでした(あくまで個人的意見)。

当時が舞台なので戦争というとベトナム戦争とかカンボジア紛争とかが出てきます。

ビアフラというセリフがあったので調べてみるとビアフラ戦争ということがあったみたいです。

ビアフラってまったく知りませんでした。

原作の佐清のケガの原因は第二次世界大戦でしたが、このドラマでは戦場カメラマンが火炎放射を浴びてしまったという設定です。

出てくる人がおばさん達以外はみんないい人なのでした。

こんないい人たちが死ぬなんて…。でも、出てくる男達はみんな酒井さんを好きになってしまうのでした。

すごい設定ですが納得。

酒井さんには暗い陰がないので原作どおりの野々宮珠代だと合わないんでしょうね。

で、今夜0:45からまた放送するみたいです。CSが見られる人は要チェック。

 

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「悪魔の手毬唄」(1961)を見る

2020-12-02 | 金田一耕助もの

CSAXNミステリー放送。高倉健が金田一耕助。

ニュー東映って…初めて見ました。

「三本指の男」を見ていてよかったです。

「悪魔の手毬唄」は東映の「三本指の男」の系列の作品なのでした。

いきなり、メガネの助手の女性が出てきても、この人は原節子さんのやっていた役の成れの果てなんだなーと理解できました。

でこの作品は原作はまったく無視、無関係、登場人物の名前くらいしか共通していません。

原作を読んで、その後の映画、ドラマを見ているのでそう言えるのがよかったです。

「悪魔の手毬唄」と言えば謎の老婆おりんさん、いつ出てくるのかと見ていたら、バスに乗り込む老婆が出てきて、それじゃ顔ばれしちゃうじゃないと思ったら、この老婆は八つ墓村の妙蓮みたいなキャラでした。

「悪魔の手毬唄」もいつもの歌詞ではないみたいだし…、とにかく東映っぽい映画でした。

太地喜和子さんが若い。ぷりぷりです。

で、高倉健さんに絡む小野透という人が美空ひばりの弟だったのでした。

美空ひばりってすごいパワーを持っていたんだなーと思うことしきりです。

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「吸血蛾」を見る

2020-12-01 | 金田一耕助もの

CSAXNミステリー放送。池部良が金田一耕助。

「吸血蛾」は原作を読んでなく、ドラマ化されたものを見た覚えもありません。

予習しようとネットでレビューを調べたら、真犯人を演じた俳優を知ってしまいました。

よけいなことをしてしまった。おかげでちょっと興味半減。

塩沢ときさんって若い頃はすっきりしてたんだなー。

出てくる俳優さんが皆、年配になってから知ったひとばかりなので、この頃いったいいくつなのかよくわからなくなりました。

で、杉野弓子役の安西郷子さんという人が実にかわいいのでした。

でも金田一耕助の池部良さんはもうどんなキャラなの?

犯人に拳銃で撃たれて川に沈んで、後で復活して…、どなたかのレビューにありましたが金田一というより明智小五郎です。

原作を読んでみないことにはどうしようもないので、また本を探して読んでみようかなと思いました。

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「三本指の男」を見る

2020-11-30 | 金田一耕助もの

CSAXNミステリー放送。片岡千恵蔵の金田一耕助です。

原作は「本陣殺人事件」です。

金田一は列車内でメガネをかけた白木静子(原節子)と向かい合わせの席の座ります。

静子に怪しい男と思われてしまう金田一です。

二人の行く先は同じ場所でした。久保銀造の姪春子の結婚を祝いに久保家に来たのでした。

で、三本指の男が出てくるのですが、これがどう見ても片岡千恵蔵なのです???。

さすが多羅尾伴内の片岡千恵蔵です。ここでは金田一耕助は多羅尾伴内なのかな。

でも三本指の男が金田一なら、殺人事件は起こらないはずではと思っていたら、起きてしまいました。

殺人トリックはほとんど原作と同じでした。戦後すぐの映画なので日本刀でなく刺身包丁になっていたのはご愛敬です。

でも、この映画だと春子は過去に何もなかったようなので、これで殺されちゃかわいそうと思っていたら、ちょっと動機をひねっていました。

衝撃的だったのは殺人現場の離れに抜け道があったというオチでした。

抜け道があったら、なんでもできるじゃないか。と、いうことでちょっと拍子抜けしました。

金田一が三本指の男になったのはやりすぎで意味不明、結局、殺人事件のきっかけとなってしまいましたし…。

原節子さんがメガネをはずすラストがうーむ、かわゆいと思ってしまいました。

 

 

 

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『八つ墓村』(NHKBSプレミアム)を見る

2019-10-14 | 金田一耕助もの

NHKBSプレミアム放送。

台風の激しい夜、このドラマを見るのはつらいので録画して寝ました。

で、いよいよ見ました。

びっくり。期待していなかったら見事に裏切られてしまいました。いやーよかった。

こういう「八つ墓村」が見たかったんだ。

里村典子ちゃんはちゃんと出てきて辰弥を救ってくれます。

辰弥の村上虹郎さん(初めて見ましたけど)がよかった。

田治見春代の蓮佛美沙子さんがよかったー。片想い代表の彼女に涙が出てきそう。

森美也子の真木よう子さんもよかった…。美也子が辰弥の背中の傷跡を舐めるシーンゾクゾクしました。

こんなことは美也子が辰弥のことをなんとも思っていないからこそできるんですよね。

もちろん典子ちゃんの佐藤玲さん(初めて見ましたけど)もよかった。

そして田治見要蔵、久弥を演じた音尾さん、大泉さんのバラエティー番組で見かけただけだったのでこんな演技するんだとびっくり。

ラストの美也子は美しいままなのはしょうがないか。どんな特殊メイクするのかと期待してしまいましたが…。

金田一が田治見要蔵の幻影を美也子に重ね合わせて見るシーンが最高でした。

二つの八つ墓村の連続殺人事件は結局、片想いの激しさが起こした事件だったのだと納得させてくれました。

里村慎太郎ってプライドが高いだけの本当につまらない男なんですよ。

だけど美也子にとってはこの男しかいないと思い込んでいる。

そこが恋の不思議、おもしろいところです。

ただ金田一が最後に絡むのが辰弥でなく慎太郎なのがほんのちょっと不満でした。

あと最後の小竹さんのシーンは必要なのかしら。

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DS「八つ墓村」を見る

2018-12-11 | 金田一耕助もの

DS「犬神家の一族」に続いてDS「八つ墓村」を見ました。

想像どおり、映画やドラマより原作に忠実でした。

原作は辰弥の視点で描かれていましたが、推理ゲームではさすがに金田一耕助の視点にしないと成り立たないので、その点が物足りないところです。

辰弥とせっかく登場した里村典子の絡みがもっと見たかったのでずが、金田一の視点だと典子はたまに出てくる程度になってしまいました。

YouTubeでアップされていた動画は「辰弥の救出なしの通常エンド」、「金田一が辰弥と共に殺されるバットエンド」で正解エンドが見られずモヤモヤしてしまいました。

うーむ、正解エンドがどうなったのか気になります。

「金田一が辰弥と共に殺されるバットエンド」なんて、金田一耕助が村人に撲殺されて、ものすごく後味が悪くて笑えるくらいでした。

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「女王蜂」1978年版を見る

2018-12-10 | 金田一耕助もの

まった録画を見ようシリーズ。

5月27日(日)CSファミリー劇場放送。

全3話。古谷金田一。

大道寺智子は片平なぎささん。若さ爆発。かわいい。智子役似合っています。

全3話にしては原作を改変し過ぎでした。

同年、先に映画が制作されているので、影響を受けて内容をひねったのかもしれません。

改変部分(違和感があったところ)

1 大道寺欣造が速水欣造のまま。速水は大道寺家の婿養子になったわけでなく、単に智子の養父になると智子の母琴絵と約束しただけ。

2 智子の婚約者候補が出てこない。遊佐三郎は大道寺家の下働きなのでした。

3 速水文彦は設定上智子の年下のはずなのに、お酒は飲むし、どう見ても智子の年上になっている。

4 多門連太郎は謎の人物でなく、無理やり智子にキスしないし、途中で毒殺されてしまう(片平なぎさサイドがキスシーンを断ったのかな)。

5 琴絵と日下部達哉が口論になった原因を明らかにせず、よくある男女のけんかとしている。本当は母に結婚を反対された達哉が琴絵に送った指輪を返してほしいと言って口論になり、琴絵が指輪を取りに行っている間に達哉が殺されてしまう。琴絵はショックで記憶を失い、指輪は月琴の胴の中に入ってしまう。この指輪の行方が事件のカギなのにまったく触れていない。

3話も使って、細かいところを省略しているのが物足りないところでした。

ということで、あと役所広司さんと稲垣吾郎さん版「女王蜂」を見ていません。

来年あたり見られるでしょうか。

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「悪魔の手毬唄」1977年版を見る

2018-12-07 | 金田一耕助もの

谷金田一ドラマ。全6話。

かなり前に録画しましたが、長いのでなかなか見られませんでした。

このドラマ、今から見ると、なんといっても夏目雅子さんが大空ゆかり役で出ているのが貴重です。

まだ幼くて歯並びも矯正していないのがかわいい。

子どもの頃このドラマを見た記憶がありますが夏目さんのことはまったく記憶に残っていません。

全6話なのでエピソードが細かいです。

水がめのサンショウウオが出てきましたが、ここでも鳥目の薬と説明していました。

このドラマでは犯人の動機は、単に兄妹婚を防ぐためとなっていました。

それで、本やNHKの書評番組で大空ゆかりへの嫉妬とか、娘の里子の異母姉妹への恨みとかが動機と言われて、私は違和感を感じたのでしょう。

原作のラストの犯人が泥沼の中から浮かんで歌名雄が衝撃を受けるシーンが再現されていたのがさすがに全6話の余裕というところでしょうか。

今さらですが、子どもの頃見たドラマを、すっかりおっさんになって原作やら映画やその後のドラマを見てから見るのは不思議な感じがします。

ドラマは同じなのに、感じ方はまったく違うのですから。

原作の磯川警部が、このシリーズおなじみの日和警部になっているのがご愛敬でした。

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「夜歩く女」1990年を見る

2018-12-05 | 金田一耕助もの

野寺昭金田一耕助第4作。

これでこのシリーズは最後みたいです。

「真珠郎」「仮面舞踏会」「三つ首塔」「夜歩く」をシリーズでドラマ化するなんて金田一ドラマとして、ちょっと外したラインアップだなあと思いますが、2時間ドラマ枠で金田一ものを作るなら、正しい選択だったのかも知れません。

「夜歩く女」の原作は「夜歩く」。

1978年に古谷金田一でほぼ原作に忠実なドラマになっています。

今回は1978年版のアンチテーゼのようです。

原作での不満はヒロイン八千代がものすごく魅力的なのに、ラストであっけなく首切り死体になってしまうこと。

ところが今回のドラマでは八千代さん、金田一が助けて生き残ります。

たしかにできるものなら、原作でもこんな展開が見たかった。

でも、そのおかげでドラマはなんのこっちゃになってしまいました。

八千代さんは南条玲子さん。たしかに南条さんが流行ってた時ありました。

で、原作では八千代が夢遊病を装うのは、父が夢遊病である直記に、実の兄妹なのではないかと疑わせるためなのですが、今回のドラマでは八千代は直記に襲われていることになっています。

しかも、八千代の義理の母お柳さまがいい人になってしまいました。

そんなわきの甘さだったから、これで終わってしまったのかな。

小野寺昭さんの金田一耕助は女性にもてて、優しくて、ちゃんと和服着てよかったので、もっと続編が見たかったです。

といっても、初回放送時の記憶がまったくなかった私にはそう語る資格がありません。

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