カプチーノノート cappuccino note

日々更新。ネタ探しの毎日。今日もいいことありますよ。

ツバメ号とアマゾン号を原文で読む

2024-11-11 | 本を読む

英語の本を読むなんて何年、何十年ぶりでしょう。

まず日本語訳本を読んでから英語本を読みます。

すると気づいたのは英語を単語ごと発音しながら読んでいるということです。

いったん音声化しないと頭に入ってこないのです。

これってハングルと一緒の反応です。

ハングルもいったん音声化して似た発音の漢字語を連想して理解します。

そのくせが英語でも出てきています。

なので少しもページが進みません。

そしてすぐ眠くなります。

いまさらですが英語は左から右に横に読み、日本語は右から左へ縦に読むのがものすごい違和感を感じます。

もしかしたら翻訳本は横書きの本にした方が両方を比べた時に違和感がなくてよいのかもしれません。

20241111

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「シロクマ号となぞの鳥」を読みました

2024-11-05 | 本を読む

ンサムサーガ全12巻の最終巻「シロクマ号となぞの鳥」を読み終わりました。

「シロクマ号となぞの鳥」は「ヤマネコ号の冒険」、「女海賊の島」に続く帆船外海冒険物語です。

Dきょうだい(ドロシア、ディック)がヤマネコ号メンバーに加わります。

ディックがイギリスでは巣を作らないと定説のあった鳥ハシグロアビを発見します。

そのハシグロアビのつがいが北海の島の湖で巣を作って卵を温めていたのです。

ディックはその鳥の正体を知りたくて、鳥専門家を訪ねます。

しかし彼は卵採集家であり、イギリスで初めて巣を作った新発見の鳥を捕まえてはく製にしようと巣の場所をディックから聞き出そうとします。

ディックはシロクマ号の仲間とハシグロアビの写真を撮ってイギリスで巣を作った証明にしようとします。

しかし、卵採集家に島の位置を見つけられてしまいます。

しかも島の原住民にシロクマ号の仲間が捕まってしまいます。

さあ、ディックは、ハシグロアビは、シロクマ号一行はどうなるのでしょうというお話です。

Dきょうだいが加わってフルメンバーになったことで個々の子どもたちの描き方が薄まってしまいました。

それでもフルメンバーにしたのはランサムサーガの総集編という意味もあったのではないでしょうか。

卵採集家は猟銃を持っていて、子どもたちの命の危険もありました。

最後、巣から卵が取られてしまい、卵を入れた箱がヒースの原に隠されてしまいます。

それを見つけ出したのがティティです。

ティティには鳥の気持ち、卵の気持ちがわかるのです。

卵を巣に戻すためディックとティティは折りたたみボートに乗ります。

そこはディックとドロシアではないのです。

これはランサムサーガはティティとディックが作り出した物語だったということを表しています。

そしてここまで広がってしまったランサムサーガの地図はこれ以上作りようがなく、大人になってしまうナンシイやジョン、スーザン、ペギイはもう次の物語のメンバーにはなれないのです。

20241105

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「スカラブ号の夏休み」を読み終わる

2024-10-26 | 本を読む

「スカラブ号の夏休み」THE PICTS AND THE MARTYRS or Not Welcome at All(ピクト人と殉教者または全く歓迎されないお客さま)を読みました。

前に読んでいたのですが内容をまったく覚えてなくて、コメディータッチで笑えて、最後ちょっとほろりとしてよくできたお話です。

今回はウォーカーきょうだいがまだ湖水地方に来る前のお話で、ウォーカーきょうだいはうわさ話だけの出演です。

アマゾン海賊姉妹の大おばさんが突然ベックフットにやって来ます。

お母さんとジム叔父は旅行に出かけていて、留守を任されていたナンシイがすでに泊まりに来ていたDきょうだいのことを大おばに知られるとお母さんが叱られると思い、Dきょうだいを森の中の犬小屋に避難させます。

Dきょうだいは新しい自分たちのヨット「スカラブ号」に乗りに来たのですが、ピクト人になって存在を隠さなくてはならなくなりました。

ティモシイの仕事を手伝うため、Dきょうだいはハウスボートへ「スカラブ号」に乗って出かけます。

その前に必要な実験器具をベックフットから持ち出さなくてはなりません。

ディックはナンシイの手引きでベックフットに忍び込みますが大おばさんにどろぼうと思われてしまいます。

大おばさんはどろぼうはウォーカーきょうだいだと思い込みます。

大おばさんは一人で犯人捜しをしますが、行方不明になってしまいます。

湖では大おばさんの捜索が始まります。

大おばさんを見つけたのは…。

これでラストにウォーカーきょうだいが出てきたらもっとハチャメチャコメディーになりそうですが、残念ながらそうすると収拾がつかなくなったのかもしれません。

今回も特に命の危険はなさそうでした。

ただ、存在を消さなければならないということは、ある意味命を失うことなのかもしれませんってこじつけでしょうか。

ウォーカーきょうだいが出なかったことで本作はコンパクトなコメディー作品となりました。

そしてナンシイファンにはナンシイの活躍?がこたえられない作品となったでしょう。

20241026

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「女海賊の島(Missee Lee)」を読みました

2024-10-23 | 本を読む

ンサムサーガ10巻目「女海賊の島」はおもしろかったです。

「ヤマネコ号の冒険」に続くウォーカーきょうだいとアマゾン姉妹とフリント船長の作った物語というスタイルです。

ヤマネコ号は世界一周の航海に出て、中国にたどり着きます。

日本にも行ったみたいで、読んでいる日本人もほっこりします。

ところがおサルさんにヤマネコ号を爆破されて沈んでしまいます。

ヤマネコ号に積んでいたツバメ号とアマゾン号脱出した一行は強風で離ればなれになります。

ツバメ号がたどり着いたのは女海賊ミスィ・リーが支配する島でした。

アマゾン号は海賊船に捕まってしまいます。

子どもたちはミスィ・リーのとりこになります。

さて子どもたちは無事に女海賊の島から逃れることができるでしょうか。

というお話です。

ヤマネコ号で失敗したのはあまりに悪役を情け容赦ない悪役にし過ぎたところです。

そのため、悪役と子どもたちが絡むことはなく、暴力を受けるのはピーター・ダックやビルでした。

そこで今回は悪役として女海賊ミスィ・リーを登場させ、子どもたちと絡ませることにしたのでしょう。

それが物語をふくらませて、おもしろさを増しています。

ミスィ・リーのキャラクターがすばらしくて、海賊の娘にしてイギリスのケンブリッジに留学経験があります。

オックスフォードのママレード「フランククーパー」がおいしいというエピソードが出てきて「フランククーパー」を日本橋三越に買いに行ったのがなつかしいです。

そしてラストの島からの脱出シーン。

一緒にイギリスに行こうとフリント船長がミスィ・リーに言いますが、ミスィ・リーは断ります。

この辺が横溝正史の「獄門島」の金田一と早苗さんの会話を思い出させます。

もしかして横溝はランサムを読んでいたりして…。

この巻でもティティが活躍します。

頑なだったミスィ・リーに心を動かす言葉を投げてフリント船長の命を救うことになります。

このあたりの繊細な表現が大好きです。

ここを読むためにこの本があるような…。

さて、ではなぜこの物語にDきょうだいは出てこないのかなんですが、ヤマネコ号にはDきょうだいの乗るスペースがなかったということと、このお話をつくる時にはまだDきょうだいと一緒に航海に出たいと思うほど親しくはなかったということなのかな、乗組員全員が船を操れないといけないけれどDきょうだいは船に関してはまだまだだったし…。

20241023

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「六人の探偵たち」を読み終わりました

2024-10-17 | 本を読む

ンサムサーガ9巻目「六人の探偵たち」を読み終わりました。

これも読みやすくて一気に読みました。

出てくるのはDきょうだいとオオバンクラブの男の子たち、双子のポートとスターボードはパリに留学しているんですって。

オオバンクラブが前回の「オオバンクラブ物語」でも問題となった船を係留しているロープを外した疑いをかけられ、村の大人たちから疎外されてしまいます。

それでDきょうだいとオオバンクラブはスコットランドヤード(ロンドン警視庁)を立ち上げて真犯人捜査をします。

今回は命の危険はでてこなかったのですが、子どもたちの名誉が危険にさらされてしまいました。

名誉は命より重いということでしょう。

探偵となった男の子たちを指揮するのはドロシーなのがおもしろいです。

「ドロシーって頭いいよな」って言いながら子供たちは村を走り回ります。

とはいえ、本の中で犯人らしい人物は特定の人物以外出てこないので、犯人捜しというより、どう犯人を追い詰めていくかがストーリーの中心となります。

村人の信用を失うことがどれほど怖いことか、疑いの目を持ってしまった大人たちの意見を変えるのは容易ではありません。

そこでドロシーとオオバンクラブは明確な証拠を集めるのです。

最後の法廷のようなシーンでドロシーとオオバンクラブは犯人に逆襲され、追い詰められてしまいます。

そこでディックの持っていたカメラが重要な証拠をもたらすのでした。

当時はカメラを持っている子なんていなかったでしょう。

そのカメラを鳥や鳥の巣を撮るために持ってきたディックって当時ではエリートのお金持ちなのでした。

20241017

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「ひみつの海」を読み終わりました

2024-10-09 | 本を読む

ンサムサーガ読書が進んでいます。

「ひみつの海」は明るくておもしろかったです。

湿地帯の多島海の地図を作るのがメインテーマなんですが、地図作りにこだわっているのがジョンとティティくらいで、スーザン、ロジャは二人に協力はするけれどキャンプや冒険を楽しみたい、ブリジットはきょうだいと一緒にいられるのがうれしいという考えなんです。

後から参加したナンシイとペギイは地図作りより、冒険したい、遊びたいという立場です。

ここで親しくなるドン(ドナルドの呼び名なんて初めて知りました)とウナギ族の四人なんですが、この子達の主観で物語を語る事とはなりません。

それをすると「長い冬休み」のDきょうだいと同じになってしまいます。

で、またしても命の危機が迫っていました。

今回はティティとロジャとブリジットが満潮になると沈んでしまう道に取り残されて溺れてしまいそうになります。

毎回、ハラハラさせてくれます。

で今回気になった(今だと絶対認められないだろう)はウォーカーきょうだいとアマゾン姉妹がドンと仲良くなる(ドンと同じウナギ族になる)ため、指を針でつついて血を出し合って、それをお皿で混ぜて傷ついて指に塗るシーンです。

スーザンが血にヨーチンを混ぜて、殺菌はしているようですが、これを今やったらダメでしょう。

そしてブリジットがいけにえになって、その周りをウナギ族が踊って、ブリジットのお肉を切り取るふりをしてスープに入れるシーン。

ここが、ある意味こわいです。

ごっこ遊びなのはわかっているんですが、子どもだから、過激になってしまうことがあるんです。

なので、ウォーカーきょうだいがいなかったら、どうなっていたのかわかりません。

なんて深読みするとここがこわいです。

あと、ナンシイが「女」呼ばわりされて激怒するシーンはおかしかったです。

20241009

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「海へ出るつもりじゃなかった」を読み終わる

2024-10-05 | 本を読む

ンサムサーガ第7巻「海へ出るつもりじゃなかった」を読み終わりました。

この巻はハラハラ、ドキドキ、まさに死と隣り合わせでした。

なんたってウォーカー兄弟姉妹だけでイギリスからオランダまで帆走してしまう話なんですから。

それも相次ぐトラブル、不運の結果であり、想定外の航海でした。

なので読み始めると次の展開が気になってやめられなくなってしまいます。

それにしても、過去に何度も読んだはずなのになぜ忘れているんだろう。

そして忘れてしまったことで、もう一度ランサムサーガを新鮮に読めるのは、不幸というより幸せなのでした。

年を取るとはこういうメリットもあるんですね。

「ツバメ号とアマゾン号」ではあんなに大人っぽいと思えたジョンやスーザンが大人のいない世界ではこんな無力な子供になってしまうのがリアルです。

「ヤマネコ号の冒険」でスーザンとティティが船酔いするという設定だったのを今回も引き継いでいるのがおもしろいです。

そしてジョンさえも一瞬気持ち悪くなり、ずーっと平気だったのはロジャだけだったというのもリアリティがあります。

オランダに着いて、ウォーカー兄弟姉妹を助けてくれる大人が現れてようやくほっとさせてくれました。

そんなことあるわけないじゃないとも思うし、ウォーカー兄弟姉妹のあまりにも不運続きな航海に対して、それくらいの幸運があってもいいんじゃないかとも思うところです。

今、気づいたのですが、この大人はフリント船長でもよかったのかもしれません。

でもそうするとあざとすぎますし、フリント船長は太り過ぎて客船から桟橋に飛び降りたらけがをしたでしょうね。

20241005

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昔の宿泊ガイドブックを買う

2024-09-20 | 本を読む

どもの頃、家族旅行で泊まった施設がどこだったのかが気になっていました。

すでに数十年が経ち、同じ名前の施設はグーグルマップで検索しても見つかりません。

そりゃそうです。

そこで昔の宿泊ガイドブックを買えばいいと気づきました。

ヤフオクで探したら見つかりました。

父が地方公務員だったので全国にある共済施設に泊まっていました。

当時「オール共済宿泊ガイド」という本を見て宿泊先を決めていました。

当時のその本を取っておけばよかったのに、そういう本は古くなると捨ててしまうものです。

情報が古くて役に立たないと思うんです。

でも後になって見たくなるという皮肉。

しかし、ヤフオクで出品されてて、古いもので状態がよさそうで安いものが見つかり、落札しました。

昭和61年版を入手し、ページをめくると目的の施設は載っていませんでした。

そこで再び昭和56年版を落札しました。

今日届きました。

ページをめくると載っていました。

いやーうれしい。

グーグルマップでその住所を調べたら、現在は観光施設になっていました。

あーすっきりしました。

今度、その近くに泊まってあたりを散歩してこようと決めました。

20240920

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「ツバメ号の伝書バト」を読み終わる

2024-09-17 | 本を読む

「ツバメ号の伝書バト」を読み終わりました。

洞窟に入っていったら洞窟が崩れて外に出られなくなるとか、山火事が起きて火に巻き込まれそうになるとか、

下手したら命を失ってもおかしくないシーンがありました。

この命がけの遊びって100年前だから許されたのかなと思ってしまうほど、今の生活は安全安心主義に浸っているんでしょう。

読んでいると、おかあさん、スーザンを困らせたくないというティティの気持ちが痛いくらいわかります。

この辺が泣かせます。

そして水源探しでの複雑な感情。

そのあたりは以前ブログに書きました

しかし、ランサムサーガを毎晩読んでいるとこの世界にはまり過ぎて、出られなくなる恐れを感じます。

どこにも行かず、ただ本を読んでいるだけでしあわせになってしまうのです。

ランサムサーガの舞台であるイギリスに行こうとかという気は今のところ、なりません。

そこに行ってもヨットに乗れるようになれるわけでもないし、ランサムのお墓に行ってもなー。

結局、そこに行っても登場人物たちに逢えるわけではないというロケ地巡りの空しさを感じすぎたせいかもしれません。

20240917

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「宝島」を読みました

2024-09-14 | 本を読む

「宝島」を読み終わりました。

今まで読んだことがなかったことがわかりました。

だって、展開が読めなかったですもの。

とは言え、古典なのでおおまかなあらすじみたいなものは頭に入っているので、そこから生まれた勝手なイメージとは違っていたのでびっくりしました。

とにかく人が死にます。

船乗り(海賊)ってこんなに人が死ぬものなのか、こんなことしていたら、世の中に船に乗れる人材がいなくなってしまうんではないのかな。

とにかく「ツバメ号とアマゾン号」の設定の素になっている本を読んで、「ツバメ号とアマゾン号」をさらに深く理解できたように思います。

「宝島」のフリント船長(キャプテンフリント)というのはとにかくお酒に酔っぱらって精神不安定で怒ってばかりの人でした。

ツバメ号の子どもたちは、オウムを飼っているので、ジム・ターナー氏をフリント船長と読んだのですが、そこにはなぜだかわからないけれどいつも怒っている人という意味があったのです。

「宝島」ではフリント船長は物語が始まってすぐに死んでしまいますが「ランサムサーガ」ではずっと出てきて、子どもたちを支援します。

イメージでは「宝島」のフリント船長も物語の後編でいい人になるのかと思っていたら、そうでなかったのが意外でした。

20240914

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