LaLaTV放送。
ソン・ガンホ、シン・セギョン主演。
シン・セギョン目当てで録画して見ました。
そして、この映画を見ていて気がつきました。私はすっかりシン・セギョンにやられてしまっていたことを…。
ソン・ガンホは引退したヤクザ、ドゥホン。
シン・セギョンはそのヤクザを監視するため近づく元射撃選手セピン、結局ドゥホンを射殺することを命じられてしまう。
二人は料理教室に通い、仲良くなっていく。
主演二人がうまいです。シン・セギョンがかわいすぎます。
どんどん映画に引き込まれていきます。
「この世には大切なグムが三つある。黄金(ファングム)、塩(ソグム)、そして最も大切なのが今(チグム)だ」
ってセリフはどんな翻訳者も日本語に置き換えて字幕にはできないだろうなと思いながら、いいセリフだと感心しました。
さて、ラスト、青い空を映した塩田でセピンに撃たれるドゥホン。このシーンの美しいこと。
その後、フィリピン?あたりで食堂を営むドゥホンとセビン。
実は岩塩の弾で撃たれたドゥホンは死んでいなかったのだ…というオチ。
このなにがなんでもハッピーエンドが、最近の韓国映画の甘さたっぷりでしたが、それはそれでいいじゃないと思いました。
このハッピーエンドシーンは、塩田で死にゆくドゥホンのつかの間の夢なのかもしれませんから…。
LaLaTV放送。
コン・ヒョジンが出演しているので見ました。
コン・ヒョジンは3回も結婚する中学生の子のいる役でした。
だめだめ長男と仕事のない映画監督の二男と結婚に失敗したコン・ヒョジンの子連れの妹が母のアパートに一緒に住むことになって起こる騒動を描いていました。
韓国映画特有の暴力と血と犯罪が出てきて、家族の情愛を浮かび上がらせる手法です。
なかなか、おもしろかったです。
コン・ヒョジンは実の父親に会ったときのシーンの表情がなんともうまい。さすがです。
ラスト長男が生きていたところでホッとすると同時に、つまらなく感じました。
本当の家族を描くなら、長男は殺してしまった方がすっきりしたかもしれません。
長男が死んでも、家族の誰かが死んでも家族は家族なのですと言った方がらしかったです。
床屋のお姉さんが見たことあるなーと思ったらかつて見た「ジュリエットの男」のヒロインでした。びっくり。
GYAOで無料で見られるコン・ヒョジン出演映画「M」を見ました。
カン・ドンウォンとイ・ヨニ主演でコン・ヒョジンはカン・ドンウォン演じる作家の婚約者役でした。
映画自体はいまいちという評価らしく、映像が二転三転するわりにネタは初恋の人の交通事故というよくあるパターンなのでした。
韓国では、日本もそうですが、おっちょこちょいは長生きできなそうです。
見ていてかわいいかもしれませんが、あっさり交通事故で死なれてはたまりません。
さて、コン・ヒョジンはどうかというとよかったです。
彼女が、心ここにあらずの彼に怒るところでちょっとぞくっとしました。
気づいたら、コン・ヒョジンのドラマでも彼女が怒るシーンが好きなのでした。
彼女が内心を隠して怒ると、いとおしく感じてしまいます。
LaLaTV放送。
漢江の無人島に流れ着いた自殺未遂の男。
彼は一人で無人島生活を始める。
砂浜に書いた「HELP」は「HELLO」に変わるほど、無人島生活になじむ。
そんな彼を望遠レンズで観測する引きこもりの女。
彼の「HELLO」に返事をしたくなり、引きこもりの部屋を出て、漢江の橋から、島へ手紙を入れたワイン瓶を投げる。
そうして、二人の奇妙な文通が始まる…。
おもしろかったです。
主演の男キム氏のチョン・ジェヨンはよく知りませんでしたがうまいし、女キム氏のチョン・リョウォンが、とっていいです。
チョン・リョウォンが押し入れのプチプチシートに包まれて眠るところとか、台風で窓を開けていた引きこもりの部屋の中も無人島と同じように荒れ果てるところとか、男がかかしの頭の缶の男の子の顔と会話するところとか、映画的な表現がぴったりはまっています。
顔の見えないヘルメットはコンビニ強盗用かと思っていたら、引きこもりの脱出アイテムにもなるんですねー。
GYAO放送。
地味な映画なんですけれど、何か、心に残るものがあります。
それは何だろうと思ったら「善意」という言葉が思い浮かびました。
この映画の世界には「善意」のある人しか出てこないのでした。
そして、死の影がうっすらと射しているのでした。
死んだ人の善意が、おもかげとしてこの世に残り、生きている人たちにかすかな力を与えている。
でも、生きている人たちは、善意を残して死んだ人のことはわからない。
そんなことかな。
主演のイ・ヨンウンって主役やりそうもない女優さんだと思ったら、この映画自体がマイナーなものだったらしいので、納得しました。
この映画に出てくるトンチって猫はどう見ても「ファンタスティックカップル」のプリンセスっぽいのですが、どうかしら。
チャンネル銀河放送。
「小さな駅を訪ねる韓国ローカル鉄道の旅」イム・ビョングク著、金光英美訳、平凡社を読んでいたら、紹介されていました。
鉄道が出てくる映画らしいので、見てみました。
まー、ヘビーな映画でした。
人生に絶望した男が、鉄橋の上で、向かってくる列車に「もう一度、あの日に戻してくれ!」と叫ぶ。
映画は男の過去をさかのぼる。
そこに、彼の絶望の秘密があったという映画です。
キム・ヨンホ役の主演ソル・ギョングのうまさが光ります。
「ペパーミント・キャンディー」のエピソードがうまいです。
3日前、初恋の人ヤン・スニムを見舞いに行くとき、ヨンホははっか飴を買っていく。
意識のないスニムに、ヨンホは「君にもらったはっか飴持ってきたよ。大事に取っておいたんだ」と語りかける。
19年前、スニムが、徴兵され軍にいたヨンホに送った手紙に入っていたはっか飴。
ヨンホはそのはっか飴を大事にしまっていた。
しかし、緊急出動の際、はっか飴は床にちらばり、軍靴に踏みにじられる。
20年前、工員たちのピクニック、スニムがヨンホにはっか飴をあげる。
「はっか飴好き?、私も好きになろうと努力しているの…、だって1日1000個も包んでいるんですもん」
あー、工場って、製菓工場だったのかーって、この時ちょっとびっくりしました。
はっか飴って、単なる初恋のアイテムじゃなかったんですねー。
ヨンホやスニムの無垢だった頃の気持ちの象徴だったんですねー。
ただ日本語タイトルは「ペパーミント・キャンディー」じゃないだろうって思いました。
どう考えても「はっか飴」の方が内容にふさわしいです。
でも「はっか飴」じゃ、だれも映画を見に行かないでしょうけれど…。
チャンネルNECO放送。
おもしろかったです。
つまらない映画が続いて、たまにいい映画に出逢うとよろこび倍増です。
オム・テウン主演。
演劇の手法を使って、恋愛の手助けをするシラノ恋愛操作団。
コーヒーショップの女性店員に恋した男の恋愛を成就させ、次の恋愛相談のターゲットは、代表イ・ビョンフンの元恋人キム・ヒジュンだったことから、調子が狂い出し…。
まず、団員ミニョン役のパク・シネがよいです。
こういう、一見クールな役がぴったりです。
ヒロインのイ・ミンジョンも「あなた、笑って」でおなじみです。
オム・テウンも、こういう指導者みたいな役がぴったりです。
ラストの正義の味方の扮装もここまでやるかーと笑えます。
あと、ヒジュンの友だちのユミ役のキム・ジヨンがとってもよかったです。
こういうわき役が、映画の厚みになっています。
ピョンフンがワインを飲んで悪酔いして「甘いワインを頼んだのに、苦いなー」とつぶやき眠り込み、ユミが同じワインを飲んで「このワイン傷んでる」とグラスに吐き出すところで、やられてしまいました。
最初の恋愛相談の男女が、結婚寸前で男の浮気がばれて別れてしまうというエピソードが、ピリ辛で、恋愛ってそんなに甘くないと表現していていいです。
タイトルがシラノなので、ヒロインヒジュンと恋愛指導者であるピョンフンが結ばれないのは暗示されていたのかもしれませんが、それはそれで納得できるストーリーなのが、感心しました。
チャンネルNECO放送。
チ・ジニ主演。
コメディーだそうですが、笑えない。
また、つまらない映画を見てしまった…。
ラジオの放送で、妻に離婚を告げたら、妻はすでに出て行った後、あわてて、妻の元恋人だった友達と妻の行方を探すのだが…。
というストーリー。
いったい妻の正体は?というオチが大事なのに…。
病院と斎場が併設されているという韓国の葬送システムは、今では理解していますが最初知った時ははびっくりしました。
そんなことを思い出しました。
GYAOの韓国映画でひさしぶりにおもしろい作品に出逢えました。
木浦の風景でも見られるかなと見たら、風景はそんなに出ませんでした。
ダメ刑事スチョルが、木浦の組織に潜入し麻薬取引を摘発しようとして、奮闘するうちに組織のトップ、ソンギと兄弟関係となり、ソンギの危機を救うため、刑事を辞めてしまうという話です。
チョ・ジェヒョンとチャ・インピョがうまいです。
この友情が泣けてきます。
映画ならではの下ネタも笑えます。
映画では木浦の儒達山が出てきました。
そして宝城の茶畑が出てきました。
そのあと、竹林と蓮の花が出て「夏の香り」してました。
GYAOで見ました。
ほんとにGYAOの韓国映画は、見終わって、面白かったと言えるのがあんまりないのが、すごい。
ただ、ドラマでよく知った俳優がこんな映画に出ていたのかということを知ることができるのはよいところかも。
この映画と同時に「済衆院」を見ていたので、パク・ヨンウさんが、映画ではソン・イェジンを追いかける男役で、もう一方で誠実な医者なのが、おもしろかったところです。