またもや 大空の露と消えてしまった民間初のロケットカイロス。14日は次男君一家
とおとうさんが旧浦神(うらがみ)小学校での見学チケットをとって、わざわざ最寄り
駅から電車で行ったのですが、そのとき定時の電車がスーパー超満員で乗務員が
「あとから、すぐ臨時電車が来ますから」と乗れずだったそうで、三歳児を連れての
電車は酷だと思うのですが、串本の指定駐車場にマイカーをおき専用バスで会場に
向かうのは少し高い値段で 次男君は私の分も用意してくれていたようで、懐が
痛かったようです。そのことなど知らない私は「電車に乗れたの?」とメールを
打っても返事が来ないので、メールなど読める状況ではなかったとあとで知らされ
ました。会場もすごい人で打ち上げを待つ次男君たち、私はネットで中継を見ていた
のだけど、ロケットが格納されたままだし近くに職員の車も止まってるし、これは
前回の打ち上って爆発した時の映像?LIVEって表示もどうか怪しいもんだわ、と
画面とチャットのやり取りを読んでいたら「延期だって」という文字に「またかよ」
原因はなによ・・・中継の映像は会場をあとにする人たちの混雑ぶりで、はてさて
この強風の中うちの三歳児は大丈夫か気になって、おとうさんに迎えに行こか?
とメールしたらうんと言う返事。なんでも 駅には人があふれ、この会場からも
まだ出ることができないというのだ。私はお昼に中継を見ながらカレーメシを食べる
予定を急遽お昼抜きにして、車で走った。串本方面はガラガラで 大阪方向には
他府県の車が帰って行く。町民として 「すみませんね」と心苦しくも、あんたらの
おかげで渋滞で困るのは町民なんですよ・・とも思うのだ。しかし、運転中はスマホ
操作はできず、場所はあとで、というおとうさんのメールではどこにいるのかもわか
らず、早くも浦神会場に接する国道に入ってしまった。国道沿いに人が並び、
徐行しながら探すけどみつからず、なかには「新宮」という紙を手にしてヒッチハイ
クしている人や、浦神駅に入りきれない人が住宅をぐるり一周回って取り囲んでいる
様子に、驚くしかない。車を止めることもできず、というのも打ち上げ前には
射場半径3キロは駐停車禁止となっていて、ふだんなら悠々どこでも止められるところ
にはコーンが置かれロープを張られ、スタッフが立っている。私は会場より先の
那智勝浦町のはじまで行かなくてはならなくなった。対向してくる車は少なくてでも
安全なところに止めないと電話できない・・・とうとう 日本一短い川≪ぶつぶつ川≫
まで来てしまった。そちらには警察もいるけどちょうど左側に人家へ向かう道路が
あって、そこは通行止めにしてないのでそこに入って電話をした。「止められないか
ら ぶつぶつ川まで来てしもた」「そこまでいったんか」「戻るから誰か国道に出て
いて」とUターンして国道に出ようとしたら新宮・名古屋方面に向かう車が数珠つなぎ
でやってくる。切れる間がない・・・ガードレールの内側を親子連れが歩いてやって
くるのと車が切れたのをみて「ごめんね、通らしてね、ごめんなさい」と叫び頭を
さげ国道に戻った。再び浦神会場まで来たら信号機のしたにおとうさんを、その横に
次男君をみつけ、止めて乗り込んでもらった。延期の理由は上空の強風だとか。
朝から冷たい風が地上でも吹いてたもん・・案外風に弱いのか・・。翌日15日に
再チャレンジって、おいおい 二日分のチケットなんて購入してないやん、会場に
入ってしまったらもう消化されてんのちがう?次男君たちは15日に三重に帰るから
11時の打ち上げ時にその近くにいれたら見ることができるのだけど、私のサンババ
の一人は 海岸で見ると言っていたから、どこか海に行けば 高い上空に上がれば
見れるでしょう・・ということで、このときは買い物もあるので車二台で私も行きま
した。場所はあったのですが またもや30分ほど前に強風で延期って、ネットで知る
ことに。強風ってわかっていたやろ、前日の夜に町からの放送で「橋杭海水浴場での
朝市は強風が予想されますので中止です」って。朝市の中止は 15日の見学者が
橋杭岩周辺にあふれるからで、ロケットを優先したんでしょ、その理由が強風だから
打ち上げる側の思いを汲んだのかもしれないけど この季節、海の風でも強いのに
上空はもっと強いって気象予報士さん付いてないのかな。で、予備日は18日から27日
までということで、18日の11時ってことになりました。成功すれば地元に640億?と
かの経済効果、打ち上げる打ち上げるって 打ち上げないとオオカミ少年だし、
やはり宇宙に仏像を漂わすってことはほかの宗教への配慮がないわ。18日、朝から
これまでよりは風も静かかな?という感じで、私は草刈りを休んでネット中継と
テレビ中継を見ることに、おばあちゃんは畑で草引きです。ネットの中継では
格納庫から姿を現したカイロス二号機がすくっと立って、傍には人も車も見えません
これは打ち上げるな・・とワクワクしていると郵便局の荷物の車が・・・。印鑑を
手に駆け出し、配達のおにーさんに「もうすぐやで」というと「あ!無事に打ち上る
といいですよね」とにこやかに返事をくれる。かれもどこかに車を止めて見るといい
なと部屋に入ると、もう3分を切っています・・・と中継の人が言っています。
11時・・・あれ、点かんのか?ロケット花火ではあるまいし・・・と思っていたら
噴射しながらゆっくりと上がっていくけど、今度はそれがストンと地上に落ちないか
心配です。あぁ、でも今度は前回よりも高いところまでいったわ!成功か!!
私はテレビの画面とネットの文字を見ながら畑のおばあちゃんに「成功したみたい、
上がってるわ」と塀越しに下の畑にいるおばあちゃんに言うも、耳が遠いので
聞こえてないようだ。少々大声で叫んでも みんなテレビ中継みてるだろうと
大声で「上がったよ」と言って中に入って テレビをみたら飛行中断だったかな、
中断って 上がってるけど、いや 今回も少し傾いたような飛び出しやったけど、
でもっ変だな・・・ともう一度、玄関から出て塀越しにおばあちゃんに声を掛けよう
として、ちらっと川向こうの山の上を目にして「あれはなに?なによ!」うそ!
カイロスが飛んで来てるやん、「おばあちゃん、おばあちゃん、うえ、うえ、ロケッ
トがと、飛んできた」おばあちゃんも「えぇ!どこどこ」太陽がまぶしくて でも
小さいながらも機体の下部から見たこともないオレンジ色の光りが噴射していて、
長く細く飛行機雲のような雲がつながっている。実は 前回の爆発のときに、移動販
売の魚屋さんが、うちより奥で打ち上って来るのを待っていたそうで、射場のある
田原の浜があっちやから、上ったらお宮さんのあたりに見えると思う、と教えてくれ
たのでそれが本当か、魚屋さんは前回待ったけど爆発したやろと悔しがっていた。
まさか。田原は海だし、ここは山間・・・なのに、やはり 高く上がるということは
地上にいたらどこからでも見えることもあるんだわぁ~とこの時感動したのだ。
このまま、宇宙に行くのか 行ってらっしゃい・・・って、でも機体の後ろからの雲
がらせんを描き出している、ようにも見える。なんかクルクル回ってない?と
おばあちゃんに言うと、「うん、なんか動きがおかしいのぅ」この日は雲も多くて
カイロスがその雲の近くに行くと 雲が彩雲になったので 太陽光線の関係かな、
彩雲めったに見ないけど・・・ロケット自体がだんだん小さくなり、私の目から
見える範囲はここまでかな、でもなんからせんも続いてるし、まさか中断って、
このこと?え、でも飛び続けてるのは 爆破したの?よくわからない事態に、
海上で爆破なら 被害も環境的にはあるけど、過疎とはいえ串本の町や私の住むあた
りで爆破されたら、破片が落ちてこない?あの彩雲だと思ったのも 燃料が飛び散り
気化したりしたものが反射して・・・って。思いながらも写メを慌てて撮ったけど
多くの雲の上に細くたなびく ロケットの航跡をとらえたものでした。飛んでくると
わかっていたら、心の準備もできたものを。でもまさか 飛行中断したせいで
想定外のこちらに飛んできたのだとしたら、あらまぁ、どうもこうもできないなぁ
>過疎とはいえ串本の町や私の住むあたりで爆破されたら、破片が落ちてこない?
同じ事を考える人が多いでしょう
>こげの時計は 日により早くなって(遅れることはない)この頃は 3時45分です。私の目覚ましは4時なのに、です。
15分早く起きるだけでも辛いでしょう
>今朝は霜が降りてたよぅ~寒いはずだわ
ますます寒くなりました そして僕も自分が年を取った事を痛感しております
こげさん時計は 少し狂い始め三時前になりました。起こしてくれるのではなく、体が痛いのかも。前足にいくつか床ずれが・・・。フードも硬いままでは食べなくなりお湯でふやかしています。薬も何かに仕込んでもペッと薬だけ出してくる・・・トホホ(笑)
寒くなると指先にあかぎれ、切れたところに何かが当たると、無茶苦茶痛いです
今年もあとわずか、間諜X72さんはじめ訪れてくださった皆様、ありがとうございます。どうかよいお年をお迎えくださいね
年内の更新は、ちょっとお休み・・・します・・・かも
こげちゃんはその後いかがですか?
>寒くなると指先にあかぎれ
お大事になさってください。
今年もお世話になりました。ありがとうございました
良いお年をお迎え下さい。