先週からぼつぼつと草刈りを始めた。よそ様はもう幾度も刈っているのに、我が家は
春過ぎに始めて、こげの介護がはじまり それで私が腰を痛め 初夏から猛暑・酷暑
で草刈りもはばかれるような日照で、ずるずると刈らずできた。平日は私が刈ること
しかできないので、遅れは四倍くらいだ。もう12月になろうかという時なので、今年
中は、なんとかよそ様の家の前は刈っておかないと お正月はうっとおしいだろうか
らと思うのだけど。土曜日の朝 7時半ごろから 草刈り機のエンジン音が聞こえてき
た。どこのだれが私をせかすような 無礼な奴や!と思いながら母屋の窓からみると
お隣の休耕田から音がするし 男の人の姿も見える。お隣は 子供のところに行って
しまい、ここ数年はシルバー人材センターのひとに依頼して年に二度草を刈ってもら
っているけど、茂りに茂ったすすきの穂から種が飛んでしまってからの草刈りだった
り、その種が我が家に集中して舞い込んでくるので、できれば穂が出る前に刈ってく
れたらいいけどな・・・と去年までは思ったけど、今年はうちだって秋の草を刈れず
にいたから、迷惑をかけてしまっているから 人様を責めるのもなぁ・・・
で、シルバーさんはお隣の庭先から畑、お墓周辺、休耕田と5人がかりで刈りまくって
いた。家から少し離れた町道横に建てられた車庫の周辺も依頼されたようで草を刈っ
て、お昼過ぎに私たちがさぁ草刈りに出ようとしたころ、仕事を終えて帰っていっ
た。シルバーさんのプロの仕事はすごいなぁ、きれいに刈って 刈った草木も休耕田
の中に落とし込み片付けている・・と思ったのだけど、町道横の車庫まで来て
「なんで!その草はお隣の草だろうが!自分が刈ったのだから ちゃんと捨てるとこ
まで持って行けよ」とおとうさんと私は憤慨したのだ。というのも お隣の車庫前に
は、茂ったススキが何株もありその下はお隣のたんぼで、田んぼに土をいれて埋め立
ているのだけどその田んぼの部分が少し残り、うちの田んぼとあぜ道をはさんで隣あ
っている。埋め立てた土が斜面として壁のようになっているけど 当然そこにもスス
キが生い茂り、その背丈は二メートルくらいあるので、うちの田んぼに先に刈り落さ
れると、私たちが刈るときに刈られた草をお隣の田んぼに運び入れてからしか刈れな
い。そういうことが二、三度あるのだけどそういうことはお隣の人は知らないし、
もちろん依頼されてきたシルバーさんは、どこからどこまでが依頼主のものか、
依頼主が子供世代なら知る由もないのだ・・たんぼを手伝ってもいないのだから。
シルバーさんは町道横の埋め立てに生えたススキは見事に刈って埋め立てたススキ畑
に熊手でかきいれてすっぱりきれいに仕事をされていたのだけど、車庫裏に生えたス
スキの数株を刈ってそのままうちの田んぼに刈り落したまま放置していたのだ。その
適当な仕事を見てしまったのだ。もしかしたら、熊手できれいにかきいれたシルバー
さんと、もう一人のシルバーさん二人組だったのかも、車庫裏担当した人が適当な人
で作業がしんどくなったのか、ここはこのままでも誰も気がつかないやろ、とか下の
休耕田も茂っていて刈りにも来そうにないから、捨て入れても気がつかない・・って
ことだと思う。そんなことで仕事料を頂くって。。。私たちは 自分たちの草刈りを
終えた後、その適当な仕事で放りこまれたススキを片付けることを余儀なくされたの
だ。まず、埋め立てられた斜面2メートル以上のところの刈り倒したススキ、これも
草丈2メートルはあるのを埋め立てたところから私が引き上げて 平地に放り込んで
いたけど、下にあるのを上まで熊手で引き上げるのがしんどくなり(それもそのはず
自分ちの仕事を終えたあとによその仕事をしてるのだから)、おとうさんに斜面途中
までススキを上げてもらって それを上から私が引き上げ平地に放り込む・・・こと
で乗り切ったけど、「これって私らも3000円分くらい貰いたいよね」と言っていた(笑)。
久々の草刈りで疲れてきてはいるのだけど、こげの早朝目覚まし時計のように決まっ
て鳴いて起こされる。こげの世話をして離れに戻ってお弁当やら 朝食を
作って食べて、洗濯を始める。今の時期は 月もなく 星がきれいに見える。頭上に
はきれいな星空で じっと見ていると 静かに動いている人工衛星が、夜間飛行の
飛行機と高度は違うけど 交差するように見える。そういう 一人で星空を見る時間
がとても冷たい空気と目がさえてくるようで好きなのだが、3日の朝もそうだった。
ひとつの人工衛星をみつけて、その進む姿をみて頭上を通り過ぎた後目線を最初、
衛星を見つけたあたりに戻すと、またやってきた。高度が違うのかな、それを見送り
また見るとまた同じように飛んでくる。「三つ目?なんで」思う間もなく四つ目が
見えてきたので、こちらも奇妙な、気持ち悪い感じになり四つ目を見ていたら、先の
三つとは少し違う方向に外れて行ったので あぁ気のせいか・・・と振り向き、
元のところを見たら 五つ目が飛んでくるのだ。え?なにこれ、私の視野の1メート
ル幅くらいで飛んでくるのだ。寝ぼけてもいないのに。人間、自分が思ってもいない
展開に出くわすと、それがなにか不安でしようがない、そんな気持ちになるのだと
その時痛感したのです。
もしや、ユーホー・・・UFOか?それともかの国かどこかが軍事目的で何か打ち上げ
たやつが 私の頭上を飛んでいるのか?いったいいくつ飛んでくるんだろう?と
気になり 数え始めた。五つまで数えていたのだから、と、六つ、七つ、八つ・・・
ありえんだろう・・・九つ、十・・・まだ?まだ飛んでくるのか?同じような間隔で
同じような方向から次々と・・・。私一人がこんな得体のしれないものを見ていて、
見続けていていいものだろうか、そのうち上空からスポットライトのように照らされ
飛んできた宇宙船に吸い込まれてしまう?完全にSF映画か、ドラマ Xファイルみたい
だ・・・その時、一瞬、人工衛星かなにかわからないものを目で数えながら、記憶の
どこかが開いたような、「あ、なんか こんな連なって何かが宇宙空間を飛ぶって
新聞記事をだいぶ前読んだような、見たような・・・」そういう意識がでたのだ。
頭上を飛んでいるものは、相変わらず飛んできてはお宮さんのある方向の空に飛んで
いく、私は数え続け、二十一まできて、次が来ないのを確認した。最初見つけてから
5分以上は外に突っ立って、首が痛くなるまで見上げていたのだ。それにしても
二十一なんて、中途半端な数だなぁ、なにだったんだろ、あとでスマホ検索して調べ
よう・・・。スマホで「人工衛星、繋がって見える」で調べると、あぁ、やっぱり
そういうものが宇宙を飛んでいるのだと今はやりのAIという文字付の解説がいくつも
出てくる。読み上げ機能か?そんなんじゃなく目で読みたいのだ・・・とAIがついて
いないものを探し、出てきたものを目にして「うっそー!」私は こんな田舎にいな
がら いま世界を賑わせている次期アメリカ大統領になるひとの 政権下に参加する
あの大金持ちのイーロン・マスク氏のスペースX社が提供する人工衛星で スターリン
ク衛星というもので、だいたい 50~60基(機?)を宇宙に放出して それらが
連なって宇宙を飛んでいるのだ・・・見ようによっては 銀河鉄道とか・・。でも
たまたま、この私が偶然見上げた12月3日の早朝の夜空に 危ういイーロンさんの
会社の物体が 日本の上空を飛んでいたなんて・・・でも 日本で見られることも
予測されていたそうで、なんか見てしまったけど なんか、以来夕方から早朝に
空ばかり見上げてしまって(笑)、でも それ以降、久々のISS宇宙ステーションきぼ
うも見つけて 手を振ったのだが・・・静かに一人で飛んでいる人工衛星がどんな
情報を、どの国の機関に送信しているのか 思えば思うほど人のために、地球のため
に良いことならば活用の意味もあるけど、戦争や一国の利益のためだけの宇宙活用な
ら、どこまで人間は恐ろしいものだなぁ・・と思ったのでした。ちなみに 今月
14日に串本町から打ち上げ予定のカイロスには 仏像も積んでいるとか・・・
無事に今回は成功できるといいんですが・・・
こげちゃんが目覚まし時計 そのおかげでリズムがよい生活ですね
宇宙開発はロマンがあるけど金がかかりすぎです
こげの時計は 日により早くなって(遅れることはない)この頃は 3時45分です。私の目覚ましは4時なのに、です。今朝もそう、でもその前に 12時半、1時半に鳴いて起こされているんです。本人が起きているのか、寝ぼけているのかわからないけど 鳴くのです
そうです、夢のある開発だけどなかなかアメリカや某国のように軍事的に打ち上げが成功するその差って・・思ってしまいます。
今朝は霜が降りてたよぅ~寒いはずだわ