炬燵から手を出してキーを打つのがちょっとつらいです。冷たく感じるからです。まさに大寒。水戸黄門に出てくるのは悪代官。おまけに空は曇天。それに暗い。いいことがあまり無さそうな日。
大統領就任演説のあった次の朝のニュースは演説のことばかりでした。演説は大切ですが、演説だけで終わらないでほしいです。小さいことでたとえると「俺は野菜畑をまるっきり違う理想的なものにするぞーーっ。」と奥さんに宣言して拍手喝采を浴び、その日はケーキをプレゼントされたりしたのに、一年後はやっぱり草ぼうぼうだったなんてことになったら・・・。
杞憂はやめましょう。今日は寒いんです、気持ちまで冷えていたんではたまらない。
奥さんが、ストーブの上でグツグツと何かを煮ているので、小豆でも煮ているのかなと思ってみて見るとブルーベリーでした。
台所のストーブは我が家ではファンヒーターではありません。一つには小さな理由ですが埃が舞い上がらないように。もう一つの理由はこんな風にして煮物が出来たり、やかんでお湯をわかしたりできるからです。欠点は、カロリーがあまりないので、12畳の部屋ではやや温めきれないということです。二つありますが、ほとんどは一つしか使いませんね。
そして、今朝はケフィアヨーグルトのトッピングに、そのジャムが出ました。夏の実を冷凍保存しておいて、まだ食べ続けているんですよ。我慢と忍耐の結晶の実です。
何が我慢かといいますと、これを取るには一粒ひとつぶずつですから時間がかかるんです。忍耐は蚊とのバトルです。つい、蚊取り線香を忘れてしまって行くと、ゼロ戦が空母に向かうことの如く迫ってこられます。たとえが古いですね。最近、その方面の本を読んだばかりですから。
ゼロ戦といのは零式戦闘機の略ですが、この戦闘機が本格的に採用された昭和15年は皇紀2600年にあたり、下2桁が「00」であるために「零式」という名称になったのだそうです。略してゼロ戦です。その本に書いてありました。
その本とは
これです。作者は半藤一利という作家ですので、物語るように優しく易しく書いてありますので、読みやすかったです。いろいろなエピソードもちりばめられています。読後の感想は、ばかばかしい の、イチゴじゃなかった一語です。
ばかばかしいのは、本のことではなくて、能力もない、くだらない人たちが軍人になり、その人たちが力を得てしまったために、それはそれはたくさんの国民あるいは外国人が犠牲をこうむってしまったということです。そしてその影響はまだまだ日本の家族に影響を与え続けているのです。こんな歴史は繰り返してはいけませんね。
路地じゃなかった、露地のアブラナは霜を被ってヘナーっとしていますが、その霜が解けると元に戻り元気になります。毎日それを繰り返しています。すごく強いものだなぁと思います。私など弱いものです。言うまでもないことか。
一日一茶
ぼんのくぼ夕日にむけて火鉢哉
廃 句
襟足を夕日にむけて火鉢哉
ぼんのくぼぴしゃりとたたき立ち上がり
ぼんのくぼ俺はなんで立ったのか
ぼんのくぼ木がらしなでて通り過ぎ
ぼんのくぼあたりで聞いてる小言かな
ぼんのくぼ荻窪東京杉並区