歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

“純粋観光吊り橋”の“もみじ谷大吊り橋”

2008年01月22日 | 旅の話し
昨日の続きです。

醤油ラーメンを食べ終わり4号線を走り、西那須野市街で左折す、後は塩原温泉へは一本道です。



左折した左角に、あの「幸楽苑」が、こんな処にも出店していました。290円ラーメンの威力はかなりなものです。

以前(たぶん2年前)、390円ラーメンは「高い!」と思いました。リンガーハットの「チャンポン、皿うどん」も390円でした。

チャンポン・皿うどんは「具沢山」で、炒めと茹での2工程があり、調理時間が数倍かかるのです。

それに対して、ラーメンは茹でのみで、調理済みの具を数点のせるだけです。客の回転率が違います。それが同じ390円では、変です! 納得できません。

結局、チャンポン・皿うどんは「60円」値上げして450円に、ラーメンは「100円」値下げして290円になりました。両者は互いに意識しています。

こうなってみると、幸楽苑の290円ラーメンは安く感じ、リンガーハットの450円は高く感じます。リンガーハットは上げ過ぎの感があります。

値上げ後、両方とも未だ食べていないのです。早急に、味、ボリュームの比較調査を実施しなければと思う所存であります。

話が逸れてしまいました。塩原温泉に向かっているのです。4号線を左折すると、緩い、緩い登りの直線が山道の入り口まで暫く続きます。

山道に入って少し行き、案内板に従い400号を左折し下って行くと、「もみじ谷大吊り橋」です。平日ですが駐車場は満車に近く数分待ちました。


この吊り橋は、単に渡って眺めを楽しむだけの「純粋観光吊り橋」です。以前行った、茨城県の水府村の吊り橋も、渡った先は行き止まりの「純粋観光吊り橋」でした。

最近、この手の「純粋観光吊り橋」が各地に出来て、互いに「日本一」を争っています。いろいろな理屈を捏ねて「日本一」を掲げています。

渡った先には「何も無い」、ただ、ただ、眺めるだけの吊り橋、こんな吊り橋を造って、そしてただ眺めて、いいのでしょうか? まぁ、兎に角、いいことにします。

以前、来た時は下から眺めるだけでしたが、今回はやはり、「橋からの眺め」を確認してみなければと、3人で渡る事にしました。料金300円です。

ところが、10㍍も行かない処で、横揺れの為に母が「こりゃ、ダメダ!眼が廻る」と言い出して、姉が母を連れて引き返しました。

3人分の料金の元を取るべく、断固として、徹底的に、堅い決意で、吊り橋観察を私一人で決行します。

それにしても、揺れます柵に掴まらないと、直進するのが困難で、カメラのシャッターを切るタイミングが難しい状況です。

私は、垂直の建造物は全くダメなのですが、高い位置にあっても、水平の建造物にはそこそこ耐えられるのです。

以前、NHKの「ためしてガッテン」で、「高所恐怖症」の克服法として、恐怖の場に居続ける方法を説明していました。

恐怖心はいつまでも続くのではなく、ある一定の時間(10分程度)を過ぎると下がり始めるため、その場に居続ければその状況に慣れ、恐怖心が消え「高所恐怖症」は克服できるとのことでした。

しかし、高所恐怖症者としては異議を唱えたい、確かに「特定の同じ場所」に居続ければ恐怖心は和らぎます。

しかし、「別の高所」に行けば、「恐怖心」はまた起きるのです。「その場居続け高所恐怖克服法」は、その場限りの「限定的克服」です。

特に私の場合は、高い建造物、高所移動運搬機、等に対する「設計的、保守管理的」要因まで考え、恐怖心が増幅されてしまうのです。

去年の11月7日のブログで、「安達太良山エクスプレス」の話をした際に、技術的要因で、支柱前後の急降下、急上昇が怖いと書きました。

それから、1ヶ月を経過した12月に、長野県のスキー場で「同じ型」のゴンドラで事故が起きました。支柱付近で滑車からロープが外れて緊急停止したのです。

乗客100人が乗っいて、最後に救出されたのが11時間後でした。これだから怖いのです。これだから信頼できないのです。機械は故障するものなのです。

それなら「乗るな!」と云われますが、それでも、また乗ります!ゴンドラ!、渡ります! 吊り橋! 「人間」、ここが面白いところです。



話がラーメン、チャンポン、ゴンドラ事故と、飛びまくってしまいました。吊り橋の話は、明日、じっくりしたいと思います。



それでは、また明日。





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