昨日の続きです。
宿は4時にチェックインの予定です。このまま直行すると3時前に着いてしまいます。途中、「龍化の滝」に寄り道します。
滝の入り口にある駐車場に車を入れ、徒歩で往復一時間弱位だと思います。10年ほど前に、配偶者と二人で滝を見に行ったことがあるのです。
85歳の母には山道は無理な為、車のなかで留守番です。はじめて滝を見る姉と二人で行って来ます。
山道に入って直ぐの「木道」です。この場所を眼にして直ぐに10年前を想い出しました。ここで記念写真を撮ったのです。
これがその時の写真。若いですねぇ~ホント! この時は、塩原温泉の奥の方にある「元湯?」と云う処の、「元泉館」と云う宿に泊まりました。
この宿は、周りに旅館が無く山奥の一軒宿と云った趣で、塩原温泉に行くなら奥の方がいいです。今回、元泉館は予約で満室でした。
この元泉館には「混浴風呂」があります。二人で一緒に入ったのですが、入って来るのは、お年寄りの夫婦ばかり「残念」でした。この混浴風呂は本館から離れていて、木造の鄙びた佇まいがなかなかでした。
渓流と紅葉。
“龍化の橋”は新しくなっていました。
ここら辺りが撮影ポイント。
逆光で奥の紅葉が写りませんでした。聞こえてくるのは渓流の音だけです。
最後のキツイ坂を登ると“龍化の滝”です。奥に見える白い構造物が「観瀑台」です。
なかなかの迫力です。マイナスイオンをタップリ浴びます。暫し、頭のなかをカラッポにして、飛沫を巻き上げ落下する水音に耳を澄まします。
往復40分の山道ですが、この滝を眺めると来てよかったと思います。姉も満足していました。
確かに、“白い龍”が天空に舞い上がる姿に見えてきました。
帰りは楽チンな下り坂。
与謝野晶子の歌碑です。最近建てられたようで、前回来た時には有りませんでした。
説明板も新しいです。
この看板には驚きました、行くときに見なくてよかったです。
“注意クマ出没!”って云われても「どのように注意」するのか?
音を発てて歩くとか、出会ったら「死んだふり」するとか、猟銃を携行して歩けとか、クマとの格闘方法とか、クマの急所は○○だから、ここを狙って攻撃せよとか・・・・・・、兎に角、何らかの具体的な対処方法を明記するべきです。
兎に角、塩原市としては観光客に対して「クマ出没の危険性は伝えたぞ」と、云うことです。
「後はあんたらの責任で市としては一切関知しません」と、云う事になります。それはそう何ですけどね。
遭遇した際は、各自の責任でそれなりに対処せよと云う事です。かなり頻繁に出没するならば入山禁止になる筈・・・・・・と思います。
この程度の注意看板を見て、ホントにクマが出ると思い、引き返す人は千人に一人位でしょう。
兎に角、クマに遭遇せず無事に「龍化の滝」は見物できました。早く戻らないと、母が一人車の中で待っています。
もうすぐ宿に到着です。
それでは、また明日。