ハープでもフラッシュライトでもないのに金属製。。
気付いてみれば来週の週末はクリスマスであります。クリスマスが終われば、あの「年末年始」感がズンズンとやってきます。いかがお過ごしでしょうか。
本日はドイツ「クレオ・スクリベント」社のノギスが付いたボールペン「MESSOGRAF」を紹介します。
2年くらい前にネットで見かけて以来、機会があれば購入してみたいと思いつつ後回しになっていました。「街中で見つけちゃったら」仕方ないという事も目論んでいたのですが(笑)お店で見かける事はありませんでした。
もともと、字はとてもヘタなので筆記具にそれほどお金はかけようがありませんが、手のひらに載るようなモノで色々な嗜好が凝縮された筆記具というジャンルは嫌いではありません。
カートンボックスというより、ただの「紙箱」です。が、そこはドイツ製です。何やらとても緻密な感じが漂ってくるのであります。今回はこちらで購入してみました。
「パーカー」タイプのインクカートリッジであります。「リフィル」というのがコンテンポラリな文具用品用語のナウでヤングでトレンディなのかもしれません(笑)。一番上は滑らかな書き味が定評の「ジェットストリーム」の多機能ペンであります。仕事中グチャグチャの考えを4色を使って整理すると「スッキリ」まとまる事もたまにあるので(笑)重宝しております。
「おもちゃ」ではなくキチンと使える「ノギス」であります。ジョウの噛み合わせがピッタリしてるでしょ?
副尺と接する上段本尺の単位はミリです。下段はインチですが副尺目盛がありませんのでミリで計測という事になります。
マット、鏡面を使い分けた仕上げに、このネジ切りと、ドイツ人は男の子のDNAを執拗に攻めるのであります。照明を当てながらマジマジと見ながら写真を撮ってると不思議な魅力を感じました。
クリップはマットな梨地でスルリとポケットに刺さり、適度なテンションを持ちます。なかなか気持ちの良い差し心地です。
しかし、このクリップはただ気持ちが良いクリップではありません。実はタイヤ溝ゲージとして使用で来ます。
規制も厳しく、合理的な考えを持つドイツ人はタイヤがすり減るとスリップするのであれば日頃使うツールでチェックをしましょうということかと思います。優れた運転技術で「滑る車」を公道で操る事が出来たとしても感心する事ではありません。与えたコマンドを確実に実行するよう車を維持し続けるのは保守者の義務であり、それは運転する人の義務だと思います。
こちらはネジサイズに適合するネジ穴径を求める早見表が刻印されています。
M2なら1.6mm、M8なら6.8mmと換算してくれます。数をこなせば覚えてしまうのかもしれませんが他にも覚える事は沢山あります。うろ覚えな記憶で作業を進めるのなら、こういったものでチェックできる事は精神衛生上非常に好ましいと思います。
なかなか存在感のあるボールペンであります。大抵異なる機能を組み合わせると「なんだかなぁ」という感があるのですが、MESSOGRAFについては元から「こういう道具」として存在していたかのようです。真面目なドイツ人が真面目に作り上げているのですから不思議ではないのかもしれません。
ところで、かなり太いのですか?と思いますが。。
このように薄いのであります。やや変わった形状ですので「天国をそよぐ風」のような、はたまた「溢れんばかりの情熱を受け止め一晩に作品を完成させる」ような筆記具ではありません。
また、正直に言えば副尺目盛がやや太いため最初は読み取りにくいと思います。多少の慣れは必要なのかもしれません。
MESSOGRAFの最大の喜びは「計ったら値を書きとめる」というセット動作を持ち替え無しで、一本で済ませられる事だと思います。
もちろん、造りの良さや、ワクワク感もありますけど(笑)
ただ、こういうモノが必要な人は色々な事にお金が出て行ってしまいます。こういった喜びに、この値段は出し難いのも確かであります。森のなかまも購入に至るまでに2年を費やしました(笑)。
もし、身近に整備や工作好きな方がいらっしゃいましたらクリスマスのプレゼントに奮発してみては如何でしょうか。喜んでもらえると思いますし、ツナギやワーキングシャツのポケットからひょっこり頭を出したMESSOGRAFはエンジニア達の楽しい話に繋がると思います。
それでは!
気付いてみれば来週の週末はクリスマスであります。クリスマスが終われば、あの「年末年始」感がズンズンとやってきます。いかがお過ごしでしょうか。
本日はドイツ「クレオ・スクリベント」社のノギスが付いたボールペン「MESSOGRAF」を紹介します。
2年くらい前にネットで見かけて以来、機会があれば購入してみたいと思いつつ後回しになっていました。「街中で見つけちゃったら」仕方ないという事も目論んでいたのですが(笑)お店で見かける事はありませんでした。
もともと、字はとてもヘタなので筆記具にそれほどお金はかけようがありませんが、手のひらに載るようなモノで色々な嗜好が凝縮された筆記具というジャンルは嫌いではありません。
カートンボックスというより、ただの「紙箱」です。が、そこはドイツ製です。何やらとても緻密な感じが漂ってくるのであります。今回はこちらで購入してみました。
「パーカー」タイプのインクカートリッジであります。「リフィル」というのがコンテンポラリな文具用品用語のナウでヤングでトレンディなのかもしれません(笑)。一番上は滑らかな書き味が定評の「ジェットストリーム」の多機能ペンであります。仕事中グチャグチャの考えを4色を使って整理すると「スッキリ」まとまる事もたまにあるので(笑)重宝しております。
「おもちゃ」ではなくキチンと使える「ノギス」であります。ジョウの噛み合わせがピッタリしてるでしょ?
副尺と接する上段本尺の単位はミリです。下段はインチですが副尺目盛がありませんのでミリで計測という事になります。
マット、鏡面を使い分けた仕上げに、このネジ切りと、ドイツ人は男の子のDNAを執拗に攻めるのであります。照明を当てながらマジマジと見ながら写真を撮ってると不思議な魅力を感じました。
クリップはマットな梨地でスルリとポケットに刺さり、適度なテンションを持ちます。なかなか気持ちの良い差し心地です。
しかし、このクリップはただ気持ちが良いクリップではありません。実はタイヤ溝ゲージとして使用で来ます。
規制も厳しく、合理的な考えを持つドイツ人はタイヤがすり減るとスリップするのであれば日頃使うツールでチェックをしましょうということかと思います。優れた運転技術で「滑る車」を公道で操る事が出来たとしても感心する事ではありません。与えたコマンドを確実に実行するよう車を維持し続けるのは保守者の義務であり、それは運転する人の義務だと思います。
こちらはネジサイズに適合するネジ穴径を求める早見表が刻印されています。
M2なら1.6mm、M8なら6.8mmと換算してくれます。数をこなせば覚えてしまうのかもしれませんが他にも覚える事は沢山あります。うろ覚えな記憶で作業を進めるのなら、こういったものでチェックできる事は精神衛生上非常に好ましいと思います。
なかなか存在感のあるボールペンであります。大抵異なる機能を組み合わせると「なんだかなぁ」という感があるのですが、MESSOGRAFについては元から「こういう道具」として存在していたかのようです。真面目なドイツ人が真面目に作り上げているのですから不思議ではないのかもしれません。
ところで、かなり太いのですか?と思いますが。。
このように薄いのであります。やや変わった形状ですので「天国をそよぐ風」のような、はたまた「溢れんばかりの情熱を受け止め一晩に作品を完成させる」ような筆記具ではありません。
また、正直に言えば副尺目盛がやや太いため最初は読み取りにくいと思います。多少の慣れは必要なのかもしれません。
MESSOGRAFの最大の喜びは「計ったら値を書きとめる」というセット動作を持ち替え無しで、一本で済ませられる事だと思います。
もちろん、造りの良さや、ワクワク感もありますけど(笑)
ただ、こういうモノが必要な人は色々な事にお金が出て行ってしまいます。こういった喜びに、この値段は出し難いのも確かであります。森のなかまも購入に至るまでに2年を費やしました(笑)。
もし、身近に整備や工作好きな方がいらっしゃいましたらクリスマスのプレゼントに奮発してみては如何でしょうか。喜んでもらえると思いますし、ツナギやワーキングシャツのポケットからひょっこり頭を出したMESSOGRAFはエンジニア達の楽しい話に繋がると思います。
それでは!
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