goo

鈴木邦男・著“憲法が危ない!”を読んで

右翼の大物とされる鈴木邦夫氏が、“憲法が危ない!”という本を出したのを、書店店頭の本の山の中に見つけた。ジョークだ!いや、憲法といっても日本の憲法ではあるまい、と思ってその本を手に取って、帯をよく読んでみた。そして冗談ではなく、本当に“憲法が危ない!”と考える根拠が書かれているのだと感じ、思わず買った。 この本は平易には書かれてはいるが、読み返してみると結構奥深く幅広い。浅沼事件、風流夢譚事件とそれに関わる?三島事件にも言及している。逐一、私なりに感想を書いてはみたいが、そんな時間も余力も今はない。もっと時間をかけて考えてみたい部分も多数ある。著者・鈴木氏は 結構覚悟して書いたのだろう。 この本では気懸りなのが、今の政府は広告宣伝会社をうまく使って、国民世論をコントロールしようとしている点を繰り返し述べて警戒している点だ。その広告宣伝会社も程度の悪いブラック企業ではないか。今の国民は思考停止する傾向にあるように思われるが、自分の頭でもっと考えて欲しい。教養は無いが政治的手練・手管はやたら上手い、その程度の悪い政治指導者に都合よく騙されて悲劇の歴史を繰り返して良いのか、よく考えて欲しい。果たして、こんなリベラルな鈴木氏を“右翼”との色分けで見て良いのだろうか。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( )