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米国大統領の就任と退任

先週のテレビ・ニュースのトップは 何故か オバマ大統領の就任式に向けての“期待を込めた”ものだった。
一体 どこの国の放送なのか 何日も目を疑った。まるで、本国のニュースを気にする植民地ではないのか。
そして、インタビューを受けた日本人は 無邪気に“期待しています”とニコニコしていた。
日本の経済は 未曾有の危機を迎えているのだから、もっと自分たちの国の首相の動静に気を付けるべきだし、国会の動きに気を懸けるべきではないのか。どうして、外国の大統領の就任式に“期待”し、“興味”を持つのか。

自民党の“消費税UP”の法制化をめぐっての 茶番劇。あの子供だましの騒ぎは一体 何だったのだ。何のための騒ぎだったのか。くだらない。それこそ “コップの中の嵐”と言うほどのこともない、単なる“攪拌”。終わってみれば 何事も無かったかのようだ。これでは見せられる方も たまったものではない。
だから、オバマ大統領の就任式に “期待” を込めざるを得なかったのか。

しかし、大統領就任式に “期待”した日本人に言いたい。
あなたがたに 必要なのは 米国大統領が何をしてくれるか、ではなくて
あなたがたが、この国日本に 何ができるか なのです。
他人事ではないはずで、何ができるのか考えるべきだろう。米国大統領は 決して日本の国益を考えてはくれない。

あのバカげた政権を選んだのは 自分たちなのだから。どうして そうなったのか ヨーっく考えてみるべきでしょう。
現在の 政治的、経済的混迷を抑制できず、自分たちの払った税金の中から “2兆円の給付金を恵んでやる”というアホらしいことをやる政権を選んでしまった罪を ヨーっく考えてみるべきでしょう。

それも これも ヨーっく考えてみれば、小泉政権の置き土産の結果なのだ。

そう言えば、ジョージ・ブッシュが大統領退任にあたって、世界の政治家3人に大統領自由勲章を授与したというニュースをご存知だろうか。ここに 小泉元首相が入っていないことに どのような感想を お持ちになるだろうか。
しかし、このようなニュースが明らかに日本の一般大衆にはブラインドされた、というのには かなり意図的なものを感じる。
小泉氏が あの“郵政民営化”を図って、国会解散し、絶対多数を握った後、日本の政治は混迷に入ったのだ。
世界の大国日本の国のあり様を 相当なまでに変えたはずなのだが、そして それによって多くの人々が犠牲になったはずであり、戦後の価値観の変更もあり 危うい状態に陥ったはずなのだが、米国からは一顧だにされていなかった、ということを肝に銘じるべきだろう。オーストラリア首相や、コロンビア大統領の方が 日本の首相よりブッシュ氏には重要な人物だったのだ。
どうして そうなったのか ヨーっく考えてみるべきでしょう。

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