The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
24年1月に鑑賞した映画の紹介
自民党副総裁のミジョウユウ・ジジイが“お下劣”な容姿発言。実は岸田氏の派閥潰しに“お前トコの女性閣僚を応援するぞ!”の脅迫がらみだという。
それにしても変な“受け”狙い!このSDGsの時代にもっと上品な表現ができないのか。国を挙げてのSDGsじゃぁなかったか?やっぱり時代遅れの自民党。もう用無しダ!!
昔、浪曲でこんな迷文句あり!♪バカは死ななきゃぁ~直らないぃ~っ!
上川外相の対応にも国会で批判の声あるも、これもお門違いではないか?学級会でもあるまいし!
国の将来を審議しろ!国防は?トランプ2.0は?人口減は?経済は?災害への国家的レジリエンス対策は?迫る国家戦略欠如の国家的危機!野党もアホアホ!そしてアホアホ国会!税金の無駄遣い!せっかくの時間の浪費!
一方、茂木派(平成研究会)*はボロボロ!茂木嫌いの脱派閥者が引きも切らず。小渕派の再結成狙い?派閥解消が目的ではない!
*平成研究会(茂木派)←経世会(竹下亘派←額賀派←津島派←橋本派←小渕派←竹下派)←木曜クラブ(田中角栄派)
てぇことは、一連のこの騒ぎ単なる派閥の再編成!小者のボスはオイテケ、クソっ!
㈱豊田自動織機に不正発覚した。引き続く不正についに豊田章夫会長がお詫び発言そやけど豊田ハン!デンソーもあるでヨゥ! あぁ忙シッ!
トヨタ体質の問題が残存しておりその噴出結果なのではないか。ならば会長がいくら陳謝してもズルズル再発し完治はしない!
日本が誇る?超優良企業の危機?
さて、また月が替わった。お定まりの鑑賞した映画の紹介である。今月はNHK-BSのBSシネマがいよいよ肩身が狭くなった。相撲が始まってカットされ、相撲が終わってもカットされたままたのだ。御蔭で6本しか見れていない。そういう不利な条件下で何とか合計34本を見た。
それは正月にTV各局が映画の放映をしたのを録画していたので見れたからだ。だが、放映映像には能登半島地震の津波予報が画面の3分の1くらいに映っていて残念な結果であった。そのTV録画で見たのは14本となった。
そういった状態をさらに補ったのはレンタル・ビデオDVDの12本。そして、たまたま娘たちが会員になっているネット経由で2本。BSのムービー・シネマが1本だった。
で、先ずはBSシネマの紹介から。
①1月4日“イングリッシュ・ペイシェント The English Patient”1996年・米・監督:アンソニー・ミンゲラ
出演:レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、ナヴィーン・アンドリュース、コリン・ファース、ジュリアン・ワダム、ユルゲン・プロホノフ
BSシネマで2度目だが、やっぱり良く分からない。カナダ陸軍の従軍看護婦ハナの献身美談なのか?ハンガリー貴族の甘美で自堕落で困難な恋愛話なのか?そんな話を延々見せられたのか?
②1月5日“ウエスタン Once Upon a Time in the West:C'era una volta il West”1968年・米・伊・監督:セルジオ・レオーネ
出演:チャールズ・ブロンソン、クラウディア・カルディナーレ、ヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ、ガブリエル・フェルゼッティ、フランク・ウルフ、ジョセフ・ブラッドリー
鉄道王モートンがマクベインの開拓しようとした土地スィート・ウォーターを欲しがる理由がよく分からない。鉄道王ならばもっと有力な土地の選び放題ではないのか?或いはわざわざスィート・ウォーターに鉄道を敷く必要はないのではないか?映画の始まりがネチッコ過ぎる(15分程度で済む場面に1時間かけた!)ので嫌になりかけたが、レオーネの名で見通したが、シナリオにも問題ないか?
③1月8日“奇跡のシンフォニー August Rush”2007年・米・監督:カーステン・シェリダン
出演:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リース=マイヤーズ、テレンス・ハワード、アレックス・オロックリン、ロビン・ウィリアムズ、ウィリアム・サドラー
飛んでも八分のお伽話。しかも途中というより半ば始めから展開が分かるので真剣には感動不能。だがオーガスト・ラッシュ(フレディ・ハイモア)の天真爛漫が救われる。
④1月9日“遠い夜明け Cry Freedom”1987年・英・監督:リチャード・アッテンボロー
出演:ケヴィン・クライン、デンゼル・ワシントン、ペネロープ・ウィルトン、ケヴィン・マクナリー、ジョセット・サイモン、ジュアニタ・ウォーターマン、ゼイクス・モカエ、ジョン・ソウ、ジュリアン・グローヴァー、イアン・リチャードソン、アレック・マッコーエン、ティモシー・ウェスト
前半はウッズがビコと親しくなる過程。後半はウッズが南アを脱出・亡命するシーンで様相が異なる。南アの黒人への状況はイスラエルがパレスチナ人に対しているのと同じようなやり方と感じた。差別の様相とはあのようなものなのだ。
⑤1月10日“新源氏物語 4Kデジタル修復版 The Radiant Princess”1961年・日本・監督:森一生
出演:市川雷蔵、中村玉緒、若尾文子、水谷八重子、高野通子、寿美花代、市川寿海、水戸光子、中田康子、川崎敬三
光源氏が須磨に流されるまでを物語にしている。大筋は分かる。映像は絢爛豪華にしていて、芸術祭参加作品の気合は分かる。だが特に何の感慨も湧かなかった。そうか・・・っと。
⑥1月11日“カウボーイ Cowboy”1958年・米・監督:デルマー・デイヴィス
出演:グレン・フォード、ジャック・レモン、アンナ・カシュフィ、ブライアン・ドンレヴィ、ディック・ヨーク、ビクトル・マヌエル・メンドーサ
脚本には先月見たダルトン・トランボも参加したが、ハリウッド・テンとしてノンクレジットとなった由。ホテルマンだったフランクをカウボーイとして雇ったリースが困難を乗り越え一人前に育成する古典的ハッピーエンド話。フランクがジャック・レモンだったとは全く気付かず。
ついでにBS放送という点でムービー・プラスで見た映画を紹介する。
⑦1月28日“大空港 Airport”1970年・米・監督:ジョージ・シートン
出演:バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジーン・セバーグ、ジャクリーン・ビセット、ジョージ・ケネディ、ヘレン・ヘイズ、ヴァン・ヘフリン、モーリン・ステイプルトン、バリー・ネルソン、ダナ・ウィンター
ハラハラドキドキで緻密なシナリオ(原作が良い由)で面白かった。合間に男女関係花盛りがあるも、実際はそこまではあるまい。“当時著しく台頭したアメリカン・ニューシネマに対する、ハリウッドからの大作エンターテインメント回帰によるカウンターとも言うべき作品”であり、出演はオールスター・キャスト。
次に、TV放映の録画を見たもの。これはTV放映に当たって時間調整のカットがなされているので、それが要注意だがまぁ内容が分かれば良いかのつもりで見ている。なので、コメントで本当の映写時間と放映時間の比較を行っている。
⑧1月1日“火花”2017年・日本・監督:板尾創路
出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己、加藤諒、高橋努、日野陽仁、山崎樹範
23/12/31ABCTV。CM有りで135分放映。実際には121分。途中で能登地震発生で、見るのを中断しつつ見た。
“火花”か“花火”か迷う表題。そのうち原作を読もうかと思っていたらすぐに映画化されてしまった。それも見ようと思っている内にTV放映されたという経過。だがなかなか良かった!やはり見ごたえのある内容だった。
⑨1月2日“帰郷”2020年・日本・監督:杉田成道
出演:仲代達矢、常盤貴子、北村一輝、緒形直人、佐藤二朗、三田佳子、橋爪功、中村敦夫、前田亜季、田中美里
24/1/2 SUN・TVCM有りで145分放映。実際には119分。木曽福島宿が舞台。原作・藤沢周平なので何となく良い。年老いて、死期を悟って故郷に戻ってやったことの結末を確認しに来た。ここにも人生の哀しさがある。
⑩1月3日“マネー・ショート 華麗なる大逆転 The Big Short”2015年・米・監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット、マリサ・トメイ、レイフ・スポール、フィン・ウィットロック、メリッサ・レオ、ハミッシュ・リンクレイター、アル・サピエンザ
24/1/1TV大阪144分放映。実上映時間130分。引退したトレーダー・ベンがブラッド・ピットとは気付かず。バブル崩壊=景気悪化に賭けると悲しみが待っているのだった。米国人の金融資産は損失合計は8兆3千億ドルとされ、差し押さえ住宅件数94万件、失業265万人ということらしい。
⑪1月4日“ゴーン・ガール GONE GIRL”2014年・米・監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キャリー・クーン、キム・ディケンズ、パトリック・フュジット
24/1/4TV大阪160分放映。実上映時間149分。実に面白いミステリー映画。エイミーの計画性が凄いが、それが破綻したとき彼女の人生の最終目標は一体どうなったのだろうか。ニックとの子供が成人した時、どうするつもりなのか。そんなすっきりしない人生に耐えられるのだろうか。
⑫1月5日“ダイ・ハード3 Die Hard: With a Vengeance”1995年・米・監督:ジョン・マクティアナン
出演:ブルース・ウィリス、ジェレミー・アイアンズ、サミュエル・L・ジャクソン、ラリー・ブリッグマン、コリーン・キャンプ、グラハム・グリーン
何度かTV放映で見た。今回も同じ。テンポは良いがカットが多すぎる。24/1/4関西TV。CM有りで120分放映。実上映時間128分。思えば30年前の映画だが古さを感じないだけ貴重。まぁ時間潰しに見た。
⑬1月6日“blank13”2018年・日本・監督:齊藤工
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、リリー・フランキー、佐藤二朗、織本順吉、川瀬陽太、神戸浩、伊藤沙莉、岡田将孝、クッキー
23/12/15SUN・TV。CM有りで147分放映。本来の上映時間70分。ほぼノー・カット?何だか良い。父と家族の13年間の空白を意味。葬儀での佐藤二朗の役所が巧い。家族に嫌われて、社会的に異端で弱者の赤の他人に好かれるのも、実際上大いに問題ありだろう?TV放映もダイ・ハードよりこういう小品を取り上げるのは良いことでは。
⑭1月8日“特攻野郎Aチーム THE MOVIE The A-Team”2010年・米・監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー、クイントン・ジャクソン、シャールト・コプリー、ジェシカ・ビール、 パトリック・ウィルソン、 ジェラルド・マクレイニー、
24/1/2深夜TV大阪。CM有りで105分放映。本来の上映時間170分。カットが多く、容赦なく震災報道の字幕と津波予想の日本地図の掲示が番組中続いたが、気にせず娯楽映画としてお気楽に見た。正しく奇想天外。車の暴走的操作や空中戦。暴力がこんなに巧く展開できれば何の問題も起きないハズだが。とにかくスカッとする作品。隊長のスミス大佐はどっかで見た顔。
⑮1月11日“アンストッパブル Unstoppable”2010年・米・監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン、ケヴィン・ダン、イーサン・サプリー、T・J・ミラー、ジェシー・シュラム、ケヴィン・チャップマン、デヴィッド・ウォーショフスキー、ジェフ・ウィンコット
24/1/10深夜TV大阪シネマクラブCM有りで110分放映。本来の上映98分のはずなのでカット少。2001年5月15日にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故(クレイジーエイツ事故)という事実が元の由。ならば米の鉄道事業は緊張感なく運営されている印象。だが、大事故を英雄的行為で防いだというありがちなハラドキ話。だが面白かった。
⑯1月16日“プリデスティネーション Predestination”2014年・豪・監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
出演:イーサン・ホーク、サラ・スヌーク、ノア・テイラー、クリストファー・カービイ、クリス・ソマーズ、クニ・ハシモト、ケイト・ウルフ、ベン・ブレンダガスト、フェリシティ・スティール
24/1/2深夜なので津波予報図が右隅に常時表示有り。TV大阪シネマクラブCM有りで106分放映。本来の上映97分。台詞にも出てくるが、“蛇が尻尾を咬む話”なので、見ようによってはグロテスクな話。タイムマシンを使えば必ずこのような事態は起きる。登場人物の誘拐された赤子、ジェーン、ジョン、バーテンダー、そしてフィズル・ボマーらは全て同一人物だった。
⑰1月17日“ザ・ロック The Rock”1996年・米・監督:マイケル・ベイ
出演:ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス、マイケル・ビーン、ウィリアム・フォーサイス、デヴィッド・モース、ジョン・スペンサー、ヴァネッサ・マーシル、クレア・フォーラニ
以前にTVで見たことあるが部分的だった。作りはA級かも知れぬが内容はB級。23/12/10深夜。関西CM有りで120分放映。本来の上映135分。カット部分結構あり、多少分かり難い。ハメル准将の意図が理解不能で、途中で日和ったため部下に殺される。まぁ、それでは始まらなかったのだが。結婚生活を大事にする女性が駄々をこねる男性仕事主義の映画だ。あくまでもショーン・コネリーがカッコ良かった!
⑱1月18日“エアフォース・ワン Air Force One”1997年・米・監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマンウェンディ・クルーソン、リーゼル・マシューズ、ディーン・ストックウェル、グレン・クローズ、ユルゲン・プロホノフ、ザンダー・バークレー、ミズィリ・フリーマン
24/1/14深夜。関西TVCM有りで120分放映。本来の上映124分。初見、お恥ずかしいが今まで見たことがなかった。米がロシアを圧倒し平和の配当を謳歌していた時代。話は結構面白く、映画の出来は良い。ハリソン・フォードの一人舞台。テロリストが搭乗するシーンはカットしていたのか?エア・フォース・ワンが海中に没する際のCGが未だ稚拙だった。
⑲1月20日“奥様は魔女 Bewitched”2005年・米・監督:ノーラ・エフロン
出演:ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、マイケル・ケイン、ジェイソン・シュワルツマン、 クリスティン・チェノウェス、ヘザー・バーンズ、ジム・ターナー
24/1/2深夜なので津波予報図が右隅に常時表示有り。TV大阪CM有りで117分放映。本来の上映103分。これまで何回か中途半端に見た?大筋はわかるが、細かい点で分かり辛い点がある?マイ・ホームがスタジオセットなのか?ニコールだけでかろうじて持ちこたえている。
⑳1月21日“僕達急行 A列車で行こう Take the "A" Train”2012年・日本・監督・脚本:森田芳光
出演: 松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、村川絵梨、ピエール瀧、伊武雅刀、伊東ゆかり、星野知子、笹野高史、西岡徳馬、松坂慶子
24/1/6J:COMTV、CM無で120分放映。本来117分の上映。森田監督の遺作のため、エンドロールの最後には「ありがとう 森田芳光」と追悼テロップあり。九州と思われるロケは良い風景を選んでいる。変な間が気になる部分が結構あったが、この映画の味なのか?鉄道オタクの変な人間関係でビジネスが上手くいき、恋愛は思い道理にならずとのシナリオ。まぁ楽しい映画ではあった。
次はレンタル・ビデオ。ノー・カットなのでその点で気にしなくてよいがコストは気になる。
㉑1月15日“ジェラシー・ゲーム Jealousy Game”1982年・日本・監督:東陽一
出演:夏木陽介、大信田礼子、高橋ひとみ、村上弘明、椎谷建治、井上博一、中丸信、大竹かおる、堂下勝行、加藤益弘、難波利幸、伊達けん、浜田友里子
軽いノリで見始めたが・・・。夫婦交換みたいな話になって、結局交通事故と妊娠で破綻・・・!?日本が元気な頃の北海道の風景が良い。夏木陽介の足がもうちょっと長ければ・・・カッコよかった。
㉒1月24日“アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 Eye in the Sky”2015年・英・監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン、バーカッド・アブディ、フィービー・フォックス、アイシャ・タコウ、モニカ・ドラン
ケニアで自爆テロを実行するテロリストを超上空から攻撃する無人攻撃機で攻撃するのだが、近くでパンを売る少女を犠牲にしてしまう。何がいけないのか悪いのか分からなくなる悲しいことだ。残念だが現実にはいくらもある話だろう。
㉓1月23日“太宰治短編小説集 カチカチ山”2010年・日本・演出:高田雅博
出演:満島ひかり、皆川猿時、菅原永二
正に短編。学芸会の演出のような作り。何だか楽しい。狸がアホなオッサン。兎が残忍な処女?
㉔1月24日“太宰治短編小説集 きりぎりす”2009年・日本・ディレクター:田島櫻子
出演:高橋マリ子、太田智也、高橋K太
妻の一人語り。キリギリスがどこで出てくるのかと思いきや、一人で早く寝た時に、背中の床下で鳴いていたと。貧乏画家に嫁入りしたつもりが思いもかけず出世して、金持ちになったと悔いている、そんな話があるのか?“生まれてきてすみません。”女の人はそんなものなのか?
㉕1月25日“太宰治短編小説集 グッド・バイ”2010年・日本・演出:福井利佐
朗読:UA、切り絵:福井利佐、アニメーション:TYMOTE
女房と暮らすために、10人ほどの女とグッド・バイで別れようと、怪力の美人を雇うが・・・。怪力の美人との折衝が上手くいかない・・・ところで終わる???
㉖1月26日“太宰治短編小説集 トカトントン”2009年・日本・アニメーションディレクター:渋江修平
出演:渋江裕介、朗読:野田秀樹
マタイ十章・二八のイエスの言に霹靂を感ずることができればトカトントンという幻聴は止むはずだ、とはどういう意味か?だが、終戦の詔勅が日本人の精神に与えた影響はかくも大きかったのか。
㉗1月27日“太宰治短編小説集 女生徒”2009年・日本・ディレクター:森山宏昭
出演:山下リオ、相築あきこ
この女生徒、きれいな人だ。眼鏡が不思議に良く似合うのが珍しい。14歳の女生徒が朝起床してから夜就寝するまでの一日を主人公の独白体での作品だが、太宰が女の子の心理を描けるのに驚嘆する。私には女性は異星人。でも川端康成もそれを当然のように評している。
㉘1月28日“太宰治短編小説集 走れメロス”2010年・日本・ディレクター:渋江修平
出演:森山未來、モロ師岡、純、朗読:田中泯
このシリーズの最初の台詞“生まれてすみません。”にはどいう意味があるのかと思ったが、短編集の表題だった。有名な“走れメロス”だ。“太宰の小説の末尾に「古伝説とシルレルの詩から」と記述され、古代ギリシアの伝承とドイツの「シルレル」、すなわちフリードリヒ・フォン・シラーの詩を基に創作したことが明らかにされている”由。映像もこのシリーズ特有の表現で襖絵を多用していて面白い。
㉙1月29日“太宰治短編小説集 蓄犬談”2010年・日本・ディレクター:竹内俊太郎、早船将人
朗読:斉木しげる
アニメというか人形の写真の繋ぎ合わせ。“作中の「私」は甲府に住む妻帯の作家であるため太宰本人だと考えよさそうであるが、この内容が事実なのか、フィクションなのか、あるい創作であるのかは判らない”という。創作にしては犬の特性をよく表している。毒殺しようとしたが、毒が効かなかったので飼い続けるという気持ちが理解不能。
㉚1月27日“フェア・ゲーム Fair Game”2010年・米・監督:ダグ・リーマン
出演:ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、サム・シェパード、デヴィッド・アンドリュース、ブルック・スミス、ノア・エメリッヒ、ブルース・マッギル、マイケル・ケリー、アダム・ルフェーヴル、タイ・バーレル
対イラク戦争にまつわるブッシュ政権内の葛藤を描いた事実に基づく話だった。そうとは思わず、アクションものだと勘違いした。事実1995年制作の同名のアクション映画がある。一寸人間関係が複雑で簡単には理解できなかったが米国では有名な事件のようだ。亡命しようとしたイラク人科学者一家は事実ではどうなったのか、気懸りだが。
㉛1月30日“向田邦子 イノセント 隣りの女”2012年・日本・監督:タナダユキ
出演:寺島しのぶ、二階堂智、北村有起哉、坂井真紀
何か不思議で独特なタッチで面白い。花にいやらしい意味のあるのがあるとは知らず、“遊びをせんとや生まれけむ”か。
㉜1月31日“伊豆の踊子”1963年・日本・監督:西河克己
出演:吉永小百合、高橋英樹、浪花千栄子、大坂志郎、南田洋子、十朱幸代、浜田光夫、宇野重吉、
戦前の社会との落差が大きい。身分を意識しているし、命が軽い。さらに現代は映画制作時とも60年の落差がある。吉永小百合に未だ少女の面影有り。“映画撮影を見学した原作者川端康成は、踊子姿の吉永小百合に「なつかしい親しみ」を感じた”由。一座もこの映画も浪花千栄子で引き締まっていた。
次はネット経由で見たもの。今月だけ特別と思って欲しい。いずれ加入するネットを選定して会員になってやりたい。
㉝1月15日“シュレック Shrek”2001年・米・監督:アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン
出演:マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、ジョン・リスゴー
ネット・フリックスで子供が見ているのを便乗視聴。コンピュータアニメーション・ファンタジー・コメディ映画なので、見る気はなかったが、お気楽にみて面白かった。食わず嫌い?声優陣が豪華なのに驚き。
㉞1月15日“ディアボロス/悪魔の扉 The Devil's Advocate”1997年・米・監督:テイラー・ハックフォード
出演:キアヌ・リーヴス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロン、ジェフリー・ジョーンズ、ジュディス・アイヴィー、クレイグ・T・ネルソン、コニー・ニールセン、ヘザー・マタラッツォ、デブラ・モンク、デルロイ・リンドー
ネット・フリックスで子供が見ているのを便乗視聴。久しぶりのオカルトで面白かった。アル・パチーノの終始の怪しさ不気味さ満載が良かった。珍しく全裸シーンにボカシなし。時間軸が元に戻ることで救われて、ホッとするが、それでも悪魔は“虚栄心”を餌に微笑んでいる。
それにしても変な“受け”狙い!このSDGsの時代にもっと上品な表現ができないのか。国を挙げてのSDGsじゃぁなかったか?やっぱり時代遅れの自民党。もう用無しダ!!
昔、浪曲でこんな迷文句あり!♪バカは死ななきゃぁ~直らないぃ~っ!
上川外相の対応にも国会で批判の声あるも、これもお門違いではないか?学級会でもあるまいし!
国の将来を審議しろ!国防は?トランプ2.0は?人口減は?経済は?災害への国家的レジリエンス対策は?迫る国家戦略欠如の国家的危機!野党もアホアホ!そしてアホアホ国会!税金の無駄遣い!せっかくの時間の浪費!
一方、茂木派(平成研究会)*はボロボロ!茂木嫌いの脱派閥者が引きも切らず。小渕派の再結成狙い?派閥解消が目的ではない!
*平成研究会(茂木派)←経世会(竹下亘派←額賀派←津島派←橋本派←小渕派←竹下派)←木曜クラブ(田中角栄派)
てぇことは、一連のこの騒ぎ単なる派閥の再編成!小者のボスはオイテケ、クソっ!
㈱豊田自動織機に不正発覚した。引き続く不正についに豊田章夫会長がお詫び発言そやけど豊田ハン!デンソーもあるでヨゥ! あぁ忙シッ!
トヨタ体質の問題が残存しておりその噴出結果なのではないか。ならば会長がいくら陳謝してもズルズル再発し完治はしない!
日本が誇る?超優良企業の危機?
さて、また月が替わった。お定まりの鑑賞した映画の紹介である。今月はNHK-BSのBSシネマがいよいよ肩身が狭くなった。相撲が始まってカットされ、相撲が終わってもカットされたままたのだ。御蔭で6本しか見れていない。そういう不利な条件下で何とか合計34本を見た。
それは正月にTV各局が映画の放映をしたのを録画していたので見れたからだ。だが、放映映像には能登半島地震の津波予報が画面の3分の1くらいに映っていて残念な結果であった。そのTV録画で見たのは14本となった。
そういった状態をさらに補ったのはレンタル・ビデオDVDの12本。そして、たまたま娘たちが会員になっているネット経由で2本。BSのムービー・シネマが1本だった。
で、先ずはBSシネマの紹介から。
①1月4日“イングリッシュ・ペイシェント The English Patient”1996年・米・監督:アンソニー・ミンゲラ
出演:レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー、ナヴィーン・アンドリュース、コリン・ファース、ジュリアン・ワダム、ユルゲン・プロホノフ
BSシネマで2度目だが、やっぱり良く分からない。カナダ陸軍の従軍看護婦ハナの献身美談なのか?ハンガリー貴族の甘美で自堕落で困難な恋愛話なのか?そんな話を延々見せられたのか?
②1月5日“ウエスタン Once Upon a Time in the West:C'era una volta il West”1968年・米・伊・監督:セルジオ・レオーネ
出演:チャールズ・ブロンソン、クラウディア・カルディナーレ、ヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズ、ガブリエル・フェルゼッティ、フランク・ウルフ、ジョセフ・ブラッドリー
鉄道王モートンがマクベインの開拓しようとした土地スィート・ウォーターを欲しがる理由がよく分からない。鉄道王ならばもっと有力な土地の選び放題ではないのか?或いはわざわざスィート・ウォーターに鉄道を敷く必要はないのではないか?映画の始まりがネチッコ過ぎる(15分程度で済む場面に1時間かけた!)ので嫌になりかけたが、レオーネの名で見通したが、シナリオにも問題ないか?
③1月8日“奇跡のシンフォニー August Rush”2007年・米・監督:カーステン・シェリダン
出演:フレディ・ハイモア、ケリー・ラッセル、ジョナサン・リース=マイヤーズ、テレンス・ハワード、アレックス・オロックリン、ロビン・ウィリアムズ、ウィリアム・サドラー
飛んでも八分のお伽話。しかも途中というより半ば始めから展開が分かるので真剣には感動不能。だがオーガスト・ラッシュ(フレディ・ハイモア)の天真爛漫が救われる。
④1月9日“遠い夜明け Cry Freedom”1987年・英・監督:リチャード・アッテンボロー
出演:ケヴィン・クライン、デンゼル・ワシントン、ペネロープ・ウィルトン、ケヴィン・マクナリー、ジョセット・サイモン、ジュアニタ・ウォーターマン、ゼイクス・モカエ、ジョン・ソウ、ジュリアン・グローヴァー、イアン・リチャードソン、アレック・マッコーエン、ティモシー・ウェスト
前半はウッズがビコと親しくなる過程。後半はウッズが南アを脱出・亡命するシーンで様相が異なる。南アの黒人への状況はイスラエルがパレスチナ人に対しているのと同じようなやり方と感じた。差別の様相とはあのようなものなのだ。
⑤1月10日“新源氏物語 4Kデジタル修復版 The Radiant Princess”1961年・日本・監督:森一生
出演:市川雷蔵、中村玉緒、若尾文子、水谷八重子、高野通子、寿美花代、市川寿海、水戸光子、中田康子、川崎敬三
光源氏が須磨に流されるまでを物語にしている。大筋は分かる。映像は絢爛豪華にしていて、芸術祭参加作品の気合は分かる。だが特に何の感慨も湧かなかった。そうか・・・っと。
⑥1月11日“カウボーイ Cowboy”1958年・米・監督:デルマー・デイヴィス
出演:グレン・フォード、ジャック・レモン、アンナ・カシュフィ、ブライアン・ドンレヴィ、ディック・ヨーク、ビクトル・マヌエル・メンドーサ
脚本には先月見たダルトン・トランボも参加したが、ハリウッド・テンとしてノンクレジットとなった由。ホテルマンだったフランクをカウボーイとして雇ったリースが困難を乗り越え一人前に育成する古典的ハッピーエンド話。フランクがジャック・レモンだったとは全く気付かず。
ついでにBS放送という点でムービー・プラスで見た映画を紹介する。
⑦1月28日“大空港 Airport”1970年・米・監督:ジョージ・シートン
出演:バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジーン・セバーグ、ジャクリーン・ビセット、ジョージ・ケネディ、ヘレン・ヘイズ、ヴァン・ヘフリン、モーリン・ステイプルトン、バリー・ネルソン、ダナ・ウィンター
ハラハラドキドキで緻密なシナリオ(原作が良い由)で面白かった。合間に男女関係花盛りがあるも、実際はそこまではあるまい。“当時著しく台頭したアメリカン・ニューシネマに対する、ハリウッドからの大作エンターテインメント回帰によるカウンターとも言うべき作品”であり、出演はオールスター・キャスト。
次に、TV放映の録画を見たもの。これはTV放映に当たって時間調整のカットがなされているので、それが要注意だがまぁ内容が分かれば良いかのつもりで見ている。なので、コメントで本当の映写時間と放映時間の比較を行っている。
⑧1月1日“火花”2017年・日本・監督:板尾創路
出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己、加藤諒、高橋努、日野陽仁、山崎樹範
23/12/31ABCTV。CM有りで135分放映。実際には121分。途中で能登地震発生で、見るのを中断しつつ見た。
“火花”か“花火”か迷う表題。そのうち原作を読もうかと思っていたらすぐに映画化されてしまった。それも見ようと思っている内にTV放映されたという経過。だがなかなか良かった!やはり見ごたえのある内容だった。
⑨1月2日“帰郷”2020年・日本・監督:杉田成道
出演:仲代達矢、常盤貴子、北村一輝、緒形直人、佐藤二朗、三田佳子、橋爪功、中村敦夫、前田亜季、田中美里
24/1/2 SUN・TVCM有りで145分放映。実際には119分。木曽福島宿が舞台。原作・藤沢周平なので何となく良い。年老いて、死期を悟って故郷に戻ってやったことの結末を確認しに来た。ここにも人生の哀しさがある。
⑩1月3日“マネー・ショート 華麗なる大逆転 The Big Short”2015年・米・監督:アダム・マッケイ
出演:クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット、マリサ・トメイ、レイフ・スポール、フィン・ウィットロック、メリッサ・レオ、ハミッシュ・リンクレイター、アル・サピエンザ
24/1/1TV大阪144分放映。実上映時間130分。引退したトレーダー・ベンがブラッド・ピットとは気付かず。バブル崩壊=景気悪化に賭けると悲しみが待っているのだった。米国人の金融資産は損失合計は8兆3千億ドルとされ、差し押さえ住宅件数94万件、失業265万人ということらしい。
⑪1月4日“ゴーン・ガール GONE GIRL”2014年・米・監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キャリー・クーン、キム・ディケンズ、パトリック・フュジット
24/1/4TV大阪160分放映。実上映時間149分。実に面白いミステリー映画。エイミーの計画性が凄いが、それが破綻したとき彼女の人生の最終目標は一体どうなったのだろうか。ニックとの子供が成人した時、どうするつもりなのか。そんなすっきりしない人生に耐えられるのだろうか。
⑫1月5日“ダイ・ハード3 Die Hard: With a Vengeance”1995年・米・監督:ジョン・マクティアナン
出演:ブルース・ウィリス、ジェレミー・アイアンズ、サミュエル・L・ジャクソン、ラリー・ブリッグマン、コリーン・キャンプ、グラハム・グリーン
何度かTV放映で見た。今回も同じ。テンポは良いがカットが多すぎる。24/1/4関西TV。CM有りで120分放映。実上映時間128分。思えば30年前の映画だが古さを感じないだけ貴重。まぁ時間潰しに見た。
⑬1月6日“blank13”2018年・日本・監督:齊藤工
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、リリー・フランキー、佐藤二朗、織本順吉、川瀬陽太、神戸浩、伊藤沙莉、岡田将孝、クッキー
23/12/15SUN・TV。CM有りで147分放映。本来の上映時間70分。ほぼノー・カット?何だか良い。父と家族の13年間の空白を意味。葬儀での佐藤二朗の役所が巧い。家族に嫌われて、社会的に異端で弱者の赤の他人に好かれるのも、実際上大いに問題ありだろう?TV放映もダイ・ハードよりこういう小品を取り上げるのは良いことでは。
⑭1月8日“特攻野郎Aチーム THE MOVIE The A-Team”2010年・米・監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン、ブラッドリー・クーパー、クイントン・ジャクソン、シャールト・コプリー、ジェシカ・ビール、 パトリック・ウィルソン、 ジェラルド・マクレイニー、
24/1/2深夜TV大阪。CM有りで105分放映。本来の上映時間170分。カットが多く、容赦なく震災報道の字幕と津波予想の日本地図の掲示が番組中続いたが、気にせず娯楽映画としてお気楽に見た。正しく奇想天外。車の暴走的操作や空中戦。暴力がこんなに巧く展開できれば何の問題も起きないハズだが。とにかくスカッとする作品。隊長のスミス大佐はどっかで見た顔。
⑮1月11日“アンストッパブル Unstoppable”2010年・米・監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン、ケヴィン・ダン、イーサン・サプリー、T・J・ミラー、ジェシー・シュラム、ケヴィン・チャップマン、デヴィッド・ウォーショフスキー、ジェフ・ウィンコット
24/1/10深夜TV大阪シネマクラブCM有りで110分放映。本来の上映98分のはずなのでカット少。2001年5月15日にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故(クレイジーエイツ事故)という事実が元の由。ならば米の鉄道事業は緊張感なく運営されている印象。だが、大事故を英雄的行為で防いだというありがちなハラドキ話。だが面白かった。
⑯1月16日“プリデスティネーション Predestination”2014年・豪・監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
出演:イーサン・ホーク、サラ・スヌーク、ノア・テイラー、クリストファー・カービイ、クリス・ソマーズ、クニ・ハシモト、ケイト・ウルフ、ベン・ブレンダガスト、フェリシティ・スティール
24/1/2深夜なので津波予報図が右隅に常時表示有り。TV大阪シネマクラブCM有りで106分放映。本来の上映97分。台詞にも出てくるが、“蛇が尻尾を咬む話”なので、見ようによってはグロテスクな話。タイムマシンを使えば必ずこのような事態は起きる。登場人物の誘拐された赤子、ジェーン、ジョン、バーテンダー、そしてフィズル・ボマーらは全て同一人物だった。
⑰1月17日“ザ・ロック The Rock”1996年・米・監督:マイケル・ベイ
出演:ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス、マイケル・ビーン、ウィリアム・フォーサイス、デヴィッド・モース、ジョン・スペンサー、ヴァネッサ・マーシル、クレア・フォーラニ
以前にTVで見たことあるが部分的だった。作りはA級かも知れぬが内容はB級。23/12/10深夜。関西CM有りで120分放映。本来の上映135分。カット部分結構あり、多少分かり難い。ハメル准将の意図が理解不能で、途中で日和ったため部下に殺される。まぁ、それでは始まらなかったのだが。結婚生活を大事にする女性が駄々をこねる男性仕事主義の映画だ。あくまでもショーン・コネリーがカッコ良かった!
⑱1月18日“エアフォース・ワン Air Force One”1997年・米・監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマンウェンディ・クルーソン、リーゼル・マシューズ、ディーン・ストックウェル、グレン・クローズ、ユルゲン・プロホノフ、ザンダー・バークレー、ミズィリ・フリーマン
24/1/14深夜。関西TVCM有りで120分放映。本来の上映124分。初見、お恥ずかしいが今まで見たことがなかった。米がロシアを圧倒し平和の配当を謳歌していた時代。話は結構面白く、映画の出来は良い。ハリソン・フォードの一人舞台。テロリストが搭乗するシーンはカットしていたのか?エア・フォース・ワンが海中に没する際のCGが未だ稚拙だった。
⑲1月20日“奥様は魔女 Bewitched”2005年・米・監督:ノーラ・エフロン
出演:ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、マイケル・ケイン、ジェイソン・シュワルツマン、 クリスティン・チェノウェス、ヘザー・バーンズ、ジム・ターナー
24/1/2深夜なので津波予報図が右隅に常時表示有り。TV大阪CM有りで117分放映。本来の上映103分。これまで何回か中途半端に見た?大筋はわかるが、細かい点で分かり辛い点がある?マイ・ホームがスタジオセットなのか?ニコールだけでかろうじて持ちこたえている。
⑳1月21日“僕達急行 A列車で行こう Take the "A" Train”2012年・日本・監督・脚本:森田芳光
出演: 松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、村川絵梨、ピエール瀧、伊武雅刀、伊東ゆかり、星野知子、笹野高史、西岡徳馬、松坂慶子
24/1/6J:COMTV、CM無で120分放映。本来117分の上映。森田監督の遺作のため、エンドロールの最後には「ありがとう 森田芳光」と追悼テロップあり。九州と思われるロケは良い風景を選んでいる。変な間が気になる部分が結構あったが、この映画の味なのか?鉄道オタクの変な人間関係でビジネスが上手くいき、恋愛は思い道理にならずとのシナリオ。まぁ楽しい映画ではあった。
次はレンタル・ビデオ。ノー・カットなのでその点で気にしなくてよいがコストは気になる。
㉑1月15日“ジェラシー・ゲーム Jealousy Game”1982年・日本・監督:東陽一
出演:夏木陽介、大信田礼子、高橋ひとみ、村上弘明、椎谷建治、井上博一、中丸信、大竹かおる、堂下勝行、加藤益弘、難波利幸、伊達けん、浜田友里子
軽いノリで見始めたが・・・。夫婦交換みたいな話になって、結局交通事故と妊娠で破綻・・・!?日本が元気な頃の北海道の風景が良い。夏木陽介の足がもうちょっと長ければ・・・カッコよかった。
㉒1月24日“アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 Eye in the Sky”2015年・英・監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、アラン・リックマン、バーカッド・アブディ、フィービー・フォックス、アイシャ・タコウ、モニカ・ドラン
ケニアで自爆テロを実行するテロリストを超上空から攻撃する無人攻撃機で攻撃するのだが、近くでパンを売る少女を犠牲にしてしまう。何がいけないのか悪いのか分からなくなる悲しいことだ。残念だが現実にはいくらもある話だろう。
㉓1月23日“太宰治短編小説集 カチカチ山”2010年・日本・演出:高田雅博
出演:満島ひかり、皆川猿時、菅原永二
正に短編。学芸会の演出のような作り。何だか楽しい。狸がアホなオッサン。兎が残忍な処女?
㉔1月24日“太宰治短編小説集 きりぎりす”2009年・日本・ディレクター:田島櫻子
出演:高橋マリ子、太田智也、高橋K太
妻の一人語り。キリギリスがどこで出てくるのかと思いきや、一人で早く寝た時に、背中の床下で鳴いていたと。貧乏画家に嫁入りしたつもりが思いもかけず出世して、金持ちになったと悔いている、そんな話があるのか?“生まれてきてすみません。”女の人はそんなものなのか?
㉕1月25日“太宰治短編小説集 グッド・バイ”2010年・日本・演出:福井利佐
朗読:UA、切り絵:福井利佐、アニメーション:TYMOTE
女房と暮らすために、10人ほどの女とグッド・バイで別れようと、怪力の美人を雇うが・・・。怪力の美人との折衝が上手くいかない・・・ところで終わる???
㉖1月26日“太宰治短編小説集 トカトントン”2009年・日本・アニメーションディレクター:渋江修平
出演:渋江裕介、朗読:野田秀樹
マタイ十章・二八のイエスの言に霹靂を感ずることができればトカトントンという幻聴は止むはずだ、とはどういう意味か?だが、終戦の詔勅が日本人の精神に与えた影響はかくも大きかったのか。
㉗1月27日“太宰治短編小説集 女生徒”2009年・日本・ディレクター:森山宏昭
出演:山下リオ、相築あきこ
この女生徒、きれいな人だ。眼鏡が不思議に良く似合うのが珍しい。14歳の女生徒が朝起床してから夜就寝するまでの一日を主人公の独白体での作品だが、太宰が女の子の心理を描けるのに驚嘆する。私には女性は異星人。でも川端康成もそれを当然のように評している。
㉘1月28日“太宰治短編小説集 走れメロス”2010年・日本・ディレクター:渋江修平
出演:森山未來、モロ師岡、純、朗読:田中泯
このシリーズの最初の台詞“生まれてすみません。”にはどいう意味があるのかと思ったが、短編集の表題だった。有名な“走れメロス”だ。“太宰の小説の末尾に「古伝説とシルレルの詩から」と記述され、古代ギリシアの伝承とドイツの「シルレル」、すなわちフリードリヒ・フォン・シラーの詩を基に創作したことが明らかにされている”由。映像もこのシリーズ特有の表現で襖絵を多用していて面白い。
㉙1月29日“太宰治短編小説集 蓄犬談”2010年・日本・ディレクター:竹内俊太郎、早船将人
朗読:斉木しげる
アニメというか人形の写真の繋ぎ合わせ。“作中の「私」は甲府に住む妻帯の作家であるため太宰本人だと考えよさそうであるが、この内容が事実なのか、フィクションなのか、あるい創作であるのかは判らない”という。創作にしては犬の特性をよく表している。毒殺しようとしたが、毒が効かなかったので飼い続けるという気持ちが理解不能。
㉚1月27日“フェア・ゲーム Fair Game”2010年・米・監督:ダグ・リーマン
出演:ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、サム・シェパード、デヴィッド・アンドリュース、ブルック・スミス、ノア・エメリッヒ、ブルース・マッギル、マイケル・ケリー、アダム・ルフェーヴル、タイ・バーレル
対イラク戦争にまつわるブッシュ政権内の葛藤を描いた事実に基づく話だった。そうとは思わず、アクションものだと勘違いした。事実1995年制作の同名のアクション映画がある。一寸人間関係が複雑で簡単には理解できなかったが米国では有名な事件のようだ。亡命しようとしたイラク人科学者一家は事実ではどうなったのか、気懸りだが。
㉛1月30日“向田邦子 イノセント 隣りの女”2012年・日本・監督:タナダユキ
出演:寺島しのぶ、二階堂智、北村有起哉、坂井真紀
何か不思議で独特なタッチで面白い。花にいやらしい意味のあるのがあるとは知らず、“遊びをせんとや生まれけむ”か。
㉜1月31日“伊豆の踊子”1963年・日本・監督:西河克己
出演:吉永小百合、高橋英樹、浪花千栄子、大坂志郎、南田洋子、十朱幸代、浜田光夫、宇野重吉、
戦前の社会との落差が大きい。身分を意識しているし、命が軽い。さらに現代は映画制作時とも60年の落差がある。吉永小百合に未だ少女の面影有り。“映画撮影を見学した原作者川端康成は、踊子姿の吉永小百合に「なつかしい親しみ」を感じた”由。一座もこの映画も浪花千栄子で引き締まっていた。
次はネット経由で見たもの。今月だけ特別と思って欲しい。いずれ加入するネットを選定して会員になってやりたい。
㉝1月15日“シュレック Shrek”2001年・米・監督:アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン
出演:マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、ジョン・リスゴー
ネット・フリックスで子供が見ているのを便乗視聴。コンピュータアニメーション・ファンタジー・コメディ映画なので、見る気はなかったが、お気楽にみて面白かった。食わず嫌い?声優陣が豪華なのに驚き。
㉞1月15日“ディアボロス/悪魔の扉 The Devil's Advocate”1997年・米・監督:テイラー・ハックフォード
出演:キアヌ・リーヴス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロン、ジェフリー・ジョーンズ、ジュディス・アイヴィー、クレイグ・T・ネルソン、コニー・ニールセン、ヘザー・マタラッツォ、デブラ・モンク、デルロイ・リンドー
ネット・フリックスで子供が見ているのを便乗視聴。久しぶりのオカルトで面白かった。アル・パチーノの終始の怪しさ不気味さ満載が良かった。珍しく全裸シーンにボカシなし。時間軸が元に戻ることで救われて、ホッとするが、それでも悪魔は“虚栄心”を餌に微笑んでいる。
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