かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ウィニーのウィルスって、いつになったら終息するんでしょうね?

2005-12-08 23:04:37 | Weblog
 ドリームハンター麗夢20周年記念板がスパム攻撃に遭い、一時不通になっていたことに、今日になって気づきました。その前から管理人のHIdeさんに御苦労をかけていたわけですが、とうとうサービス提供側にエラーが出て使えなくなった模様です。ググると少しだけキャッシュが残っておりましたが、残念ながら私めが提案した「麗夢2006」案はキャッシュされておりませんでした。もしバックアップが無いとしたら、まさにあの話は虚空に散華したかも知れません。まさかそんなことになるとは思っておりませんでしたが、念のためこの日記にも残して置いたのは不幸中の幸いでした。そろそろ続きを議論しようかと思っていた矢先でしたので、サービスの速やかなる再開を、提供側に切に望みたいです。
 
 さて、また、ウィニーがらみの情報流出事故が起きたようです。今度は日航社員が、関空、伊丹など幾つかの空港の立入禁止区域に設けられた電子ロックの暗証番号などを流してしまったとか。国土交通省がネットの掲示板でその事を確認し、同社に厳重注意をしたとのことですが、監視にかこつけて仕事中覗くべきでない様なところへ行ったりしてるのではないか、などと疑問を覚えつつ、国のお役人は今やネット掲示板にも目を光らせておられるのだな、と、このニュースにはちょっと感動したりもいたしました。
 ところでどうにも判らないのが、どうしてこうもファイル交換ソフトのウィルス問題が世間で騒がれているというのに、それに無頓着なまま機密情報を安易に扱う人が後を絶たないのか、と言うことです。よくよく調べてみると、騒がれているウィルスというのは、それなりに注意して対処していれば難なく被害を免れるような類の物にみえます。また、セキュリティソフトにも対応している物がありますし、本家本元がこのウィルスを駆逐するためのソフトを無料公開してもいるようです。ですから、ほんのちょっと情報をネット上で検索し、対策について心を配っていれば、それだけでこのウィルス被害は避けられるはずなのです。それなのに、幾らPCやネットの初心者が増えたからと言って、この状況はあまりに無防備というか、酷すぎるのではないでしょうか? 煙草にだって、「吸いすぎには注意しましょう」という注意書きが印刷されているのです。PCやネット関連ハード&ソフトウェアにも、いかにネット社会が危険に満ちた恐ろしい場所なのかをちゃんと初心者にも理解できるように、明記する位のことは最低限しなくちゃいけない気がいたします。
 学校でもパソコンを教える時代ではありますが、一通り基本的な使い方を教えたら、この無法地帯に乗り出して、最低限身の安全を守るための方法を、まず率先して教えるべきでしょう。総務省も本気でIT大国を目指すのなら、こんな危なっかしい初心者が大量によちよち歩きでネットの荒海に乗り出している現状をまずは正しく認識し、彼らにどうすればセキュリティとマナーを学ばせることができるか、その方策を練るべきでしょう。そうでないと幾ら大容量の高速回線が日本全国津々浦々まで届いたとしても、そこを流れる情報がウィルスゆかりのものばかりになってしまったら何にもならないではないですか。
 でもこれほど問題になってきたら、ウィニーその物を撲滅しようと言う方向に話が向かうかも知れませんね。それが技術的に可能かどうか知りませんが、もしそれをしたとしても、イタチゴッコというか、第2、第3のP2Pソフトが誕生して、そこでまたウィルスがばらまかれ、今と同じ事件が繰り返されるだけのような気がします。なるべくならそういう安易な解決方法よりは、ネット社会のモラルを高めるような地道な取り組みにこそ、力を入れてもらいたいと思います。

コメント
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