かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

旅行の荷物は軽い方がいいのは判っていたのですが、これまでなかなかできませんでした。

2009-08-27 21:54:30 | Weblog
 何とか無事帰ってきました。思い切って秋仕様で出かけたためか、結構寒いときが多かったですがさして体調に影響することも無く、大抵仕事で遠出した後は疲労困狽してヘロヘロになって帰ってきた末、何日かは体調いまいちのままで過ごすことになるのですが、この分ですと明日は元気に出勤できそうです。でも、普段ヘロヘロになる原因を考えて見ますと、結構重い荷物を抱えて移動することが多い、というのが大きな一因だと思います。その重さの主犯は、やはり「本」です。たとえば旅行中危険をなるべく避けられるよう易占の道具一式(といってもサイコロ3つですが)を持って行って朝ホテルで必ず卦を立ててから出かけるようにしているのですが、そのとき出た卦を解釈するために易経上下巻を携帯して行きます。もちろん文庫ではありますが、2冊もあるとなかなか馬鹿にならないのです。それに、道中読むための小説。それも、なるべく時間が持つように分厚いのを特に選んで行くようにしています。当然ながらそんな本でも2日と持ちませんから、旅先で1冊、2冊と買い求め、古書店でもあろうものなら、数冊まとめて購入したりもして、これがそのまま荷物として我が肉体を酷使することになるのです。もし仕事が学会や研究会なら、更にこの上に資料とか概要集と称するコミケカタログのような分厚く重たい書類セットが配布され、荷物として持ち歩かねばなりません。夏なら暑さ対策に飲み物を持って歩くこともしばしばありますし、それらを総合すると、帰りはひょっとするとコミケ遠征並の大荷物になるといっても過言ではありません。
 ソレが今回、本は一切持たずに行動しました。いつも肌身離さず持ち歩いていた易経上下巻も、今回は持って行くのをやめ、代わりに、占いのサイトで簡潔に卦の解説をしているところを見つけたので、携帯でそのサイトを呼び出して卦の判断を済ませるようにしました。昔は解説もいちいち本に当たって読み込まないとなかなか判断できかねたのですが、長いことやってきたおかげか、簡単な吉凶判断くらいの占いサイトの記述でも、それを元に判断できるようになったので、旅行中解説本は要らなくなったのです。それから、なんと自分でも信じられないことに、今回旅行中に一冊の本も購入せずに済ませました。多分こんなことは初めてじゃないかと思いますが、全体にハードスケジュールだったこともあって本屋さんに寄る余裕も無かったのが返ってよかったのでしょう。では新幹線とは言え片道3時間弱の乗車時間をどうして過ごしたかというと、カラオケの練習、でした。といってもまさか声を出して歌うわけには行きませんので、歌詞検索サイトから写して印刷した歌詞を手にしながら、携帯プレーヤーでひたすら歌を聴き続ける、と言うなんとも地味な時間つぶしでした。結局それでは最終的には間が持たなくなって、折り紙などして遊んだりもしましたが。
 そんなこんなでかつて無いほど活字とは縁の無い2泊3日を過ごしました。来月再来月はまた南に北に飛び回ることになりますので、新型インフルエンザが繁盛する中少しでも体調を維持するためにも、己の体力にあった荷物で動こうと思います。


 
 今回
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