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かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ひょっとしたらヒトは将来脳だけになって永遠に生きることができるかもしれない、そんな研究が発表されました。

2019-04-20 21:19:28 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温6.9℃、最高気温は25.2℃、五條市の今朝の最低気温は5℃、最高気温は23.6℃でした。今日は一日よく晴れました。朝は少し冷え込みましたが、日差しは強烈で奈良市の方はいわゆる夏日になる25℃超えを記録しました。多分これは5月以降の気温だろうと思いましたが、昨年の同じ日の気温を見たら27.1℃にもなっていました。どうやらもう、4月後半は当たり前のように夏日を記録するような気候になっているみたいです。

 さて、アメリカ・エール大学の研究チームが、脳死した脳に血流と酸素呼吸を復活させる装置、BrainEXを開発し、された豚の脳組織で実験、その効果を立証したという論文を、4月17日付のネイチャーで発表したそうです。装置は人工透析機に似ており、コンピューターで心臓の拍動と同じように、ドクドクと液体を送り出すポンプがあり、酸素運搬を担うヘモグロビンを主成分とした栄養液を死んだ脳に送り込むことができます。その流れは超音波で追跡できるようになっており、適切に栄養液を脳内に循環させることができる機構になっています。
 この装置を使って豚の死んだ脳に栄養液を送り込んだところ、脳細胞がブドウ糖と酸素を取り込み二酸化炭素を排出するという、生存時と変わらない細胞機能を復活させることに成功し、それが最大6時間維持された、というものです。
 無駄な苦痛を与えないよう、敢えて意識の復活に繋がりかねないような神経活動を阻害するようにして万一の脳の「覚醒」を抑え、あくまで脳の血流の復活に特化した事件が行われましたが、そうして血流が回復した脳の海馬部分をの組織を一部取り、脳の神経活動であるインパルスが発火するかどうかも確かめ、確かに発火する事を確かめました。
 複雑な構造を持つ豚の脳での成功は、ヒトでの可能性を高めますが、流石に人の脳での実験は容易に行われることはないでしょう。ただこの方法でもし本当に脳が「復活」しうるのであれば、またそれが生身の肉体ではなく装置でもって実現しうるのであれば、ハカイダーの光明寺博士やプロフェッサー・ギル、「ルパンVS複製人間」のマモーといった、肉体から切り離された脳を機械的に活かし続けるという話が現実になりそうです。それが福音なのか悪夢なのかはわかりませんが、不老不死への一つの可能性として、恐ろしくも面白い未来が開くことになるでしょう。今後の研究が何を目指してどう進められるのか、その成果とともに注目していきたいです。

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