かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

振り込め詐欺引っ掛けミス、警官個人の責任にするのは簡単ですが、もう少し考えても良さそうに思います。

2015-07-02 22:04:23 | Weblog
 一昨日夜からの乱調は今朝にはほぼ解消され、左腕の肩から肘にかけての筋肉痛に似た関節痛のみ、今日一日残っておりましたが、これも夕方にはかなり軽くなってきました。身体を脅かしていた毒素がようやく抜けた、というような感覚です。

 さて、大分県国東市で、振り込め詐欺の犯人を引っ掛けようとして、詐欺に引っかかりそうだった八〇歳台の女性に警官が付き添い、ATM前まで行って、振込みの演技をしようとしていたところ、警官が女性と犯人との携帯電話でのやりとりに夢中になって、ATMの方の注意をおろそかしているうちに、女性が約100万円を振り込んでしまうという事件があったというニュースが有りました。県警は女性に謝罪して、振込手数料を含む全額を返還したのだそうです。県警としては、「だまされたふり」をして、相手の口座番号を特定し凍結する手続きを進めることにしていたそうですが、結局、その凍結はうまく行ったんでしょうか? それなら犯人から誤って振り込まれてしまったお金を取り戻すこともできるかもしれませんから、女性に支払った税金も取り返すことができるでしょうが、せっかく犯人をはめるために市民が協力したというのに、付き添った警官のミスは警察官としては少々お粗末だったように感じます。ただ、犯人逮捕に集中するあまり女性への注意が疎かになったのだとすれば、それを責めるのは、ちょっとかわいそうな気もしないでもありません。ヒトはそうそう複数の対象に注意を払える生き物ではありませんし、女性が本当に振り込まないように指導するのと、犯人とのやりとりを観察するのとを一人の警官にやらせたのだとしたら、上層部の判断ミスと言っても過言ではないのではないでしょうか? この際、もう一人警官が付き添い連携して行動するなりしていればこのようなミスは多分防がれたでしょう。あるいは、犯人逮捕よりも女性が誤ってお金を本当に振り込んでしまわないよう注意を払え、と目的を単一化して指示されていれば、この警官もそんなミスはしないで済んだかもしれません。もっとも、そう言われていたのに功を焦るあまり注意を疎かにしていたということなら、弁護の仕様もありませんが、ニュースだけでは残念ながら警官の注意力不足、という以上の印象は浮かび上がりそうにありません。ミスはミスでしょうがない部分もあるでしょうから、ここは是非、単純にイチ警官の責任でケリをつけたりせずに、万一を考えた抜本的対策を考える機会にしてもらいたいです。

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