今朝の奈良市の最低気温は6.4℃、昼の最高気温は11.4℃、五條市の朝の最低気温は5.1℃、昼の最高気温は10.6℃でした。今日は1日曇り空で、昼前後にわずかに日差しがあった以外はただ寒々しく冬らしいどんよりとした空模様でした。もっとも気温はそこそこ高めで、昼間はあまり暖房いらずで過ごせました。一方、明日からは今期最強と名高い特級寒波が襲来する予定です。この寒波、冷気の強さもさることながら、居座り続ける期間の長さもまた「最強」で、明日から週明けまで延々列島の上空に居座るようです。日本海側には分厚い雪雲が列をなして日本海側に大雪を降らせる予定ですし、そこからちぎれて流れてきた方向が、たまたま頭上ならこちらでも積雪を観測することになるでしょう。まさに要注意の一週間になりそうです。
さて、衆院予算委員会にて立憲民主党の神谷裕氏が、農水省が早く対応に乗り出していれば最近の米価高騰を抑えられたのではないかと指摘したのにたいし、、江藤農林水産大臣は「大いに反省はある」と自らの非を認める答弁をされたようです。農水省の役割は「国民に安定的に安心な食料を届けること」と強調されつつですが、結果として昨年からの米価高騰を抑制できず、ようやく今になって政府備蓄米の放出を可能とする制度改正を行ったばかりで、農水省の対応の遅さばかりが目につく状況には、今更どの口で言うのか、と言いたくなるような答弁に感じられました。もっとも、そもそも半世紀以上に渡って失敗を重ねてきた農政の行き着いた先が現状であることを思えば、今更備蓄米放出が遅れたくらいもはや大した内容ではないのかもしれませんし、一人江藤農水相に責任を負わせるのもどうなのだろうという気も致します。まあその椅子に座った以上しょうがないところはあるのですが。
何はともあれ、農水大臣となったからには、今更な安っぽい反省などおいておいて、あと四半世紀もすれば大方の農村がコミュニティを維持できなくなり日本中の農地が荒れ放題になるという、米価高騰など序の口に過ぎなかったと振り返るようなディストピアが待ち受けているのを一体どうするつもりなのかを語っていただきたいです。
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