家族で『モンスターVSエイリアン』を観に行きました。近所の映画館では3Dでの上映はなかったため、イクスピアリへ出撃です。
まぁストーリーとしては別にどうこうほいうほどのことはないものの、随所にちりばめられたB級SF/ホラー映画へのオマージュはグッサリ刺さりました(笑)。
オープニングのニュースのシーンなんか『妖怪巨大女』そのままだし、ボブが研究所のドアからあふれ出てくるシーンなんかも、 わざわざ『人食いアメーバの恐怖』 (原題は『The Blob』)の映画館のシーンそっくりに作ってあります。カミさんにYouTubeにアップされている『The Blob』のトレーラーを見せたら大うけしてました(笑)。ボブの名前がBlobから採った物だっていることはいうまでもないでしょうが、他の登場人物の名前なんかも、わざわざ元ネタが分かるようになってますね。
これはAIPとかの低予算B級SF/ホラーを愛する人達にとっては涙物の作品といえるでしょう。『ハエ男の恐怖』、『大アマゾンの半漁人』、『遊星からの物体X』、『博士の異常な愛情』、『裏窓』等々、元ネタを知っていれば知っているほど楽しめる作品です。
土曜の午後、TVで放映されていたこれらの作品を、ワクワクしながら見ていた少年時代を思い出しますね。中にはカットされまくりで結末すら分からなくなっているような作品までありましたけど(笑)。