連日凄い猛暑が続いていますが、930系のポルシェ911にお乗りの皆さんはいかがお過ごしでしょうか?。皆さんご存じの通り、カミさんの930には、
グリフィス・テクニカル(Kuehl)のエアコン改良キットをベースに、シミズテクニカルファクトリーで改良を重ねたエアコンが組み込まれています。その効果をご覧に入れるために、今回は一番暑い時間帯を狙って、テストをしてみることにしました。テスト日の外気温度は約40℃!。さすがにノーマルの930では乗る気がしません。
最近になってサンシェードを使うようになったこともあり、室内の温度は以前に比べると低く抑えられているような気がしたのですが、実際に計ってみたら48℃もありました。
高校生の息子が休みで家にいたので、ハンバーガーで釣って?、テストに付き合わせることにしました。走行パターンや場所による温度計の数字の違いを読み上げてもらうためです。で、結果はというと・・・・・・
・・・・・・市街地走行時、ダクトの部分で17℃。さすがに装着から9年が経過し、ここ数年は冷媒ガスを補充した記憶すらないので、以前に較べると性能の低下が感じられますね。でもそうはいっても、ノーマルと較べたらまだまだかなり効いているんじゃないかな?。
ご覧のようにフェイスレベルでは20℃台の後半になってしまうものの、
ダクトを3カ所増設している上にファンの風量がノーマルよりも格段に強いこともあって、今でも大の男が二人乗っても汗をかかない程度の性能は維持しています。
オイルクーラーを改良しているので、油温もずっとノーマルのままでした。しかし、ある程度の回転を維持して走れる高速度道路とは異なり、ストップ&ゴーが多い一般道ではこの辺りが限界かな。残念ながら現状では完調な964には及びませんね。
何度も書いている通り、個人的にはやはり夏場は930は休ませて別のクルマに乗るのが正解だと思います。でも何かの事情でこれ一台で過ごさなくてはいけない状況になったとしたら、やはり実用に足るエアコンが付いていると心強いだろうなぁというのも本音です。我が家の場合、このクルマの役目はカミさんの普段の足ですし、雨が降ったときにも窓が曇らないとか、ほとんど冷媒ガスの補充が必要ないとか・・・・・・色々な利点もあり、やはりノーマルのエアコンには戻れそうにありません。