学問空間

「『増鏡』を読む会」、第10回は3月1日(土)、テーマは「二条天皇とは何者か」です。

文化庁「現代日本文学翻訳・普及事業」の問題点

2013-06-21 | その他
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 6月21日(金)08時33分44秒

>Akiさん
個別の変な新聞記事やネット上の発言を批判してもきりがないですから、日本に関する基礎的な情報の水準を全体的に引き上げる必要がありますね。

河合隼雄氏が文化庁長官だった時期に始まった「現代日本文学翻訳・普及事業」は去年、民主党の「事業仕分け」で廃止されてしまいましたが、小説という商業ベースで既に行われている事業と競合する分野だったので、何故国が金を出さねばならないのだ、村上春樹は国の援助なんか受けてないではないか、みたいなことを言われると反論しにくい面はありましたね。
英独仏露の四か国語を対象にしたのは手を広げ過ぎている感じが否めませんし、決定的に駄目なのはあくまで印刷物にこだわった点なんでしょうね。
どこかの図書館の隅でひっそりと誰かが手に取ってくれるのを待つのは時代遅れと言われても仕方ないですね。

加藤典洋「日本文学翻訳事業に"棹さして"―事実誤認に基づく「仕分け」の愚
http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/opinion/culture_121001.htm
アジアミステリリーグ
http://www36.atwiki.jp/asianmystery/m/pages/194.html

※Akiさんの下記投稿へのレスです。
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6822
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界遺産は誰のため | トップ | 備忘録(閉鎖的学問空間) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事