学問空間

「『増鏡』を読む会」、第10回は3月1日(土)、テーマは「二条天皇とは何者か」です。

龍山徳見

2010-10-13 | 中世・近世史
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年10月13日(水)23時45分11秒

>筆綾丸さん
今日、『僧侶と海商たちの東シナ海』を購入し、「序章 中世日本と東シナ海」の後、「第三章 大陸へ殺到する僧侶たち」を読んでみました。
たまたま私は千葉氏出身の龍山徳見について知りたいと思っていたところ、本書で龍山徳見の詳細な解説がなされていたので本当に有難いですね。
文体も特別なクセがあるとも思えないのですが、全部読んでから感想を書いてみます。

建仁寺両足院

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

此地空しく余す黄鶴楼 2010/10/12(火) 19:23:44
小太郎さん
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4121503678.html
藤本健二氏『北の後継者キム・ジョンウン』を、面白く読みました。

http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2584689
榎本渉氏『僧侶と海商たちの東シナ海』は、文体が肌に合わず、通読できませんでした。
坊主の話とは言え、もう少し面白く書けないものかなあ・・・。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4166607715.html
イヤな中国ですが、これは興味深い本ですね。
「辛亥革命から百年。中国は再び王朝経済という数千年も続いた元の鞘へ収まろうという
のだろうか。親戚から一人でも官僚を出せば一族が安泰で、金があれば何でもでき、敗れ
去る者には容赦のなかった中国。そんなセピアカラーの写真の中でしか知らない中国が、
再び目の前に現れる日が来るというのだろうか・・・・・・。いずれにせよ、はっきり
しているのは中国が今後どこに向かおうとも、それは必ずしも中国共産党の意思を反映
したものではないかもしれないということだ。中国は間違いなく凄まじい勢いで転がり
続けている。しかしそれは、転がっている中国にさえ終点が見えないほど入り組んだ
意思の集合体なのかもしれないからだ」(同書あとがき)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%B6%B4%E6%A5%BC
賄賂として人気のある黄鶴楼というタバコは、一箱三百元(約三千九百円)。黄鶴楼は、
有名な七律で記憶しましたが、煙草になったのか。こういう感覚は中国ならではのもの
ですね。日本では、かりに賄賂用の高価なタバコを発売しても、金閣寺(五千円)とか
銀閣寺(一万円)などという名はつけないでしょうね(なお、金閣寺が安いのは回禄の
ため)。
 昔人已乗白雲去
 此地空余黄鶴楼
 黄鶴一去不復返
 白雲千載空悠悠
 ・・・・・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 主体思想の歌 | トップ | 日本饅頭史 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

中世・近世史」カテゴリの最新記事