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六歌仙

2018-06-04 | Weblog

905年 『古今和歌集』成立。

暮れ古今集 紀歌い。

905年『古今和歌集』紀貫之醍醐天皇

六歌仙

大小遍喜 文屋在り。

大伴黒主 小野小町 (僧正)遍昭 喜撰法師 文屋康秀 在原業平

[ポイント]
1.六歌仙は、大友黒主小野小町文屋康秀僧正遍昭在原業平・喜撰法師の6人である。

[解説]

1.古今和歌は三期に区分され、第一期は「よみびと知らず」の時代。第二期は「六歌仙」の時代(平安前期)で六歌仙とは和歌の名手6人の総称。第三期は「撰者」の時代。

2.在原業平(825~880)は、平城天皇の皇子阿保親王の子。情熱的な歌を作る。『伊勢物語』は在原業平を主人公とした歌物語である。古今集に30首収録されている。「千早ぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは」の歌が百人一首にとられている。


3.遍昭(816~890)は、桓武天皇の孫にあたる。仁明天皇の蔵人頭、のち出家、僧正となる。古今集に20首収録されている。そのうちの「天つかぜ雲の通ひ路ふきとぢよをとめの姿しばしとどめむ」の歌が百人一首にとられている。


4.喜撰(生没年不詳)は、宇治に隠棲した僧。その作として確かな歌は『古今集』「わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり」の1首のみ。


5.小野小町(生没年不詳)は、履歴不明だが、仁明天皇の朝廷に仕えたと推測される。情熱的な歌が多く、美貌の歌人とされる。古今集に18首収録されている。そのうちの「花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに」の歌が百人一首にとられている。

6.文屋康秀(生没年不詳)は、下級官職を歴任。言葉の遊戯になる歌を作る。古今集に6首収録されている。代表歌は「春の日の光にあたる我なれど頭(かしら)の雪となるぞわびしき」。

7.大友黒主(生没年不詳)は、地方豪族というが詳細は不明。古今集に4首収録されている。「大伴」とも書く。

〈2004早大・人間科学(国語問題)

問14 傍線部A誘ふ水のあはれむよすがにまかせつつ都をさすらひ出でてはは『古今和歌集』雑下の「わびぬれば身を浮き草の根を絶えて誘ふ水あらばいなむとぞ思ふ」という歌によっている。この歌の作者で六歌仙の一人である女流歌人は誰か。次のイ~ホより選べ。」

 イ額田王 ロ紫式部 ハ和泉式部

 ニ小野小町 ホ式子内親王

(答:ニ)〉

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