これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

更紗柄の小紋 … 洗い張りして 仕立て直しました

2015-03-08 | 着物
2013年暮れに トトの母様からもらった 更紗柄の小紋

一年前に自分で解いて 洗い張りに出しました

胴裏と八掛けは痛んでいたので 裏は総取り替え

糸の通りのいい丹後ちりめんで さくさくと縫うことが出来ました



実物よりかなり薄めの画像ですが、こういう柄を丁寧に染めていた 一昔まえの職人さん

ほんとにすごいなぁと感心します

前回の 藍染小紋を完成させるのに 随分な年月をかけてしまったので 今回はかなり根をつめて

一体自分は どのぐらいの時間があれば 袷を縫い上げられるのかな と そんなことを考えて 一生懸命チクチク 

そして 今回初めて胴裏の縫い方で 本にある 本式の胴裏の脇縫いなる方法で脇を縫ってみました

本を読んでいて 理解は出来るものの 一回で幅の寸法を狂わすことなく縫えるか心配で 今までトライしたことなかったのです

結果は 両脇とも一回で綺麗に縫うことが出来ました

こういう縫い方をすると ますますヘラ付けの大事さがわかります

時々開いては読んでいる着物の仕立て方の本は 図説 着物の仕立て方というものです

図説きものの仕立方
村林 益子
紫紅社


全部は真似はできないけど、少しずつ真似ています

一回読んだだけでは 理解できなかったことも 何回か読むと すーぅと霧が晴れたように頭に入ってくることがあり、そういう経験をするので ますます和裁にのめり込んでしまうようです

途中針を持たなかった日も 何日かあるのですが、正味7日の日数で完成させることが出来ました 

こちらもお茶のお稽古に最適な小紋です

色も濃いので 万が一汚しても 目だなない

生地の密度があまり詰まってなくて 気温が上がってきてもしばらくは着ることが出来そうです

ただ今 たたんで押しをかけて 熟成中です
コメント (4)
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二人三脚で左官ごっこ … コンクリの壊れを補修

2015-03-08 | いずれは終の棲家
庭の草を取りはじめて 気になる軒下のコンクリの剥がれ

水道栓があるから 水がコンクリを脆くしているらしい



使い残しのセメントがあるので 補修してみることに

作業現場をよく見たことはないけれど テレビでたまに見かけるコンクリート流し

板を張っていたなぁ と トトに調達を頼む

流す前にスコップで湿って草の生えた土を取り出して おおよそコンクリートを流す大きさを決める

時々見に来るトトが 砂利はどうするかと 言うので あるものを使えばいいじゃない! と ラティーノの発想で答える

すると庭を一巡しながら 何とつくばいの小石を取り出してきた

こんな綺麗な石をコンクリで閉じ込めるのはもったいない と 嫌がると 再び探し始める

私も拾い集め 割れた瓦なども使って どうにか 掘った穴を覆うことが出来た

コンクリを練るのは トトさんの仕事

バケツを使えばいいのに ステンレスのキッチンボウルにインスタントセメントを入れて 水を調整しながら かき混ぜている

まるで天ぷらを揚げる衣みたい

違うのは かなり力がいるらしい

練ったセメントを流したあとは 私がゴムヘラで表面をならしていく

50センチメートル四方程度の面積なのに セメント捏ねて流して… 繰り返すこと十回ぐらい

左官さんが使うコテがあればもっと表面をならすことが出来たのだろうけど 、 補修前よりはるかに見映えもよくなった


あとは完全に乾いたら、トトさんに板を外してもらおう

こんな作業の合間にトトさんは 家の壁に防腐剤を塗っている

色々調べて 一斗缶入りの防腐剤を買ってきた

三年前に庭の青い柿を潰して 水と混ぜて 保存した柿渋がある

私の作った柿渋使えば良かったのに! と言うと あれは家の中で使うと言う

これまで何でもプロ任せでやってきたトトさんが 大きく舵をきった

田舎暮らしは そんな生き方が面白い
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