藤川神社の天神さまの話をしてあげましょうかのぉ
むかーしむかし、すがわらのみちざねという、偉いお役人さんがおらっしゃったげな
時の宇多天皇もとで、一生懸命仕事をして、右大臣までなられたがな
天神さま(すがわらのみちざね公)は学問もよお出来る上に、歌を読むのも上手なお人やったそうな
なんでも出来る人は、妬まれるし、敵も多くなるのは世の常じゃ
ふじわらのときひらというライバルが、すがわらのみちざね公を陥れる悪いことを思いついたげな
宇多天皇の子の醍醐天皇を天皇の座から引き摺り下ろして、自分の娘の婿を天皇にしようとしていると、醍醐天皇に言うたらしい
それを信じた醍醐天皇は、すがわらのみちざねを太宰府に追いやったそうじゃ
すがわらのみちざねは、太宰府でもふじわらのときひらのスパイからずっと命を狙われていたそうじゃ
それで、こっそりと太宰府をお供1人連れて脱出したげな
太宰府を南下して有明海に出て、そこから船に乗り、たどり着いたのは川内の湯田という漁村じゃった
湯田で船を降りたすがわらのみちざね公は、山奥へと向かい、辿り着いたのが藤川神社だったそうじゃ
そこで敵から隠れるようにしてひっそりと暮らしたと言われとるが、その時梅の木を植えられたそうじゃ
その梅の木は枝を伸ばし、大きく育っていったが、やがて老木になり命つきそうになったげな
ところが、梅の枝先は四方に伸びておったが、枝が地面に倒れ伏したげな
その枝の地面に着いた所から根が出て梅は若木として成長し、また老木になるとまた地に這うように伸びた枝は根を出してと、どんどん広がって、今では50本以上の梅の木に増えたそうな
しかも梅の枝の伸びる形が、まるで地を這う龍のように見えることから、臥龍梅と呼ばれるようになったそうじゃ
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朝から7時に家を出て、薩摩半島を北上
目指すは薩摩川内の藤川天神の梅林です
途中、ベス🐕🦺のトイレ休憩を吹上砂丘の北端の江口の浜で
ベスは打ち寄せる波を見て大はしゃぎ
どうしても寄せる波に顔を突っ込もうとするので、何事も経験❗️と、好きにさせる事にしました
いつも散歩している所より、楽しい❣️って
でも車に乗る前に 脚を洗っていたら、とても水を飲みたそうで
コップに3杯の水をごくごくと飲んでいたから、やはりしょっぱかったのでしょう
途中でビーチを散歩したりしたものの、3時間足らずで到着
車を降りると梅の香りが、マスクをしていてもわかります
満開を少し過ぎていましたが、十分に楽しめる状態です
ここは昭和16年に国の天然記念物に指定された臥龍梅の梅林で、指定された梅の木は50本ほどで、柵で囲われていて保護のために立ち入り禁止
隣接している梅林の臥龍梅は明治にに植えられたそうで、中に入れます
冒頭のお話は、下の文を読んで、孫にお話するように、説明してみました😄
道真の墓と伝えられている所は、木の切り株?
今から1,200年以上も昔の政変が記録に残っていて、民間伝承が形として残っている
むかーし、口ずさんだことがあるような歌
歴史は苦手ですが、今日は千年の時をタイムスリップしたような、楽しい時間でした
この後、川内の総合運動公園でランチタイムと散歩
江口浜でもう一度、散歩と買い物
車に乗る前は、ベス🐕🦺の脚を洗います
買う時、無駄な買い物かもとトトさんは言ったけど、とても役立っているのが、脚だけ洗うカップです
水とボットのお湯を入れてぬるめのお湯にして、ベスの脚を一本ずつ洗っていきます
ハンドルがあって、レバーを引くとカップの中の太めのモップが回転して脚の肉球の間の砂までしっかり落としてくれます
痛そうな様子もなく、大人しくしています
今日も良く働いてくれました
掃除も、中を分解して 綺麗にすることができます
帰宅後、掃除したトトさん曰く、沢山の砂がカップの中に残っていたそうです