上京中のお楽しみのひとつは、美術展
昨日は、丸の内の「仙厓のすべて」開催中の出光美術館へ行ってきました
blog友さんが詳しく紹介されていて、外したくないお出かけのひとつにしていたのです
仙厓和尚といえば、柔らかな筆遣いのウフフと 思わず自分の顔が緩んでしまう絵を思い浮かべるのです
ところが今回は新しい発見がありました
私は細々とお茶をやっています
茶名もあり、教授の一つ手前まで許状もとっていますが、なかなか自分のお茶って何だろうと迷っている日々
日本の茶道の芸術面の奥深さや間口の広さに、自分の身の置き所を見つけられずに右往左往しています
茶室で一番大事な物は、床に掛けられたお軸だと言われていて、掛け物にもいろんな種類があり、禅語が一番よろしくて
しかし、茶掛けの字は難解なものがたくさんあり、近づき難いのです
茶掛けの禅語がすらすらと読めたり、小筆で手紙が書けたらいいなと、書の稽古も細々としています
書もなかなか前に進まないのですが、自分の好きな言葉を好きな書体で書く稽古もするようにと、最近の我が師匠は私にブッシュしてきます
好きな言葉は幾つもあるものの、好きな書体となると
言えない、書けない😰・・・最近の私なのです
そんな中、今日の仙厓展で出会った一行署に、これだ‼️と見入ってしまいました
例えば、「無事」
(ネットから拝借)
臨書したくなりました(そっくり真似て書く練習です)
こんな一行書も
(ネットから拝借)
こちらは「一日不作一日不食」
唐の時代の有名な禅僧、百丈懐海(ひゃくじょうえかい)の言葉です
和尚さん、そんなに一生懸命畑など耕さずに、どうぞ休憩なさってください
と、農機具を隠された禅僧は、弟子が出した食事に手をつけなかったのだそうです
どうして食べないのですか?と問われて返した言葉
労作は禅の修行の一環であるから、修行しなかった日は、食さないと
お弟子さん困ったでしょうね
さじかげん画賛ではこんなものも
生かさふところさふと(生かそうと ころそうと)の文字とさじ一つ
禅語の教えも、仙厓の画賛だととてもわかりやすいし、親しみやすく、修行する時間も削られるほど、依頼があったそうです
絵は描けないけど、こんな字が書けるようになりたい❗️
そんな出会いがあった仙厓展
出光佐三氏の仙厓コレクションを堪能した一日でした
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
出光美術館に行く前に、有楽町のニッピカフェ銀座でランチ
トマトの海鮮リゾットにサラダとスープ付き
甘みは、ガトーショコラのハーフサイズ
珈琲には、コラーゲンの粉末が添えられていて、粉末を溶かし入れて飲みました
全ての食事にニッパコラーゲンが使われているのは、ニッピの直営店だから
美術館を出てから、東京駅に向かって歩き、途中でティタイム
フルーツのガレットとカモミールのお茶
東京駅で友人と別れて帰宅
東の空から月が昇ってきていました
駅を降りて、水を買い求めに入ったスーパーで値引きのお弁当を買ったので、
オクラをソーセージと炒めた一品を追加したお一人ご飯 😄
あー楽しい一日でした